カレーgo一緒,カレー修行(道北)

出発の早朝は小雨だったが、
徐々に雨足が強くなり、
ワイパーが一段階早くなっていた。

今回は高速道路を使わずに国道38号線を北へ向かう。
新得までは裏道を使った。
のどかな農村の風景も
朝方は人気もなく、雨とエンジンの音だけが単調だ。
カーラジオのFM WINGはミュージックラインという、
音楽を集中的に流す時間帯だ。
それも徐々に聴こえが悪くなる。
十勝の中心部から離れていくのを実感する。

朝早くに出たのにはわけがある。
1日を無駄なく有意義に過ごしたいというのもあるが、
実際は朝シャッターをしたいというのが実情だった。

シャッターとは、ラヲタ発祥と言われる言葉で、
お店のシャッターが開く時間帯に行く、
ということから、開店時間と同時にお店に入る行為を指す。

ラヲタとはラーメンヲタクの略で、
違う言葉で言うならラーメンマニアとか、
ラーメン大好き人間とでもなろうか。
今は◯違いという言葉を使えないそうで、
パソコンのワープロも反応しない。
だから、ラーメン気◯いとは言えないようだ。

ラーメン狂いは言ってもいいのだろうか?
英語なら、crazy for ramenとなるだろうから、
これはれっきとした英語だ。
like very muchとかlove very muchだったりを
意味するのではないかと思う。
ただ、ネイティブではないので、よく知らない。

仏太はカレヲタなので、
カレーキチガイとか、カレー狂いと言われると
なんだかとても嬉しいと思う。

まあ、言葉は生き物だし、
その意味の取り方や解釈によって
忌み嫌われる言葉もあっても不思議ではない。
しかし、その本来の意味するところに対する気持ちが変わらなければ、
言葉が変わっただけでは、根本は何も変わらないのではないかと思う。

例えば、それは精神疾患の言葉がわかりやすいのではないだろうか。
躁鬱病という言葉から連想されるイメージが悪いから
(そういう理由で決めたのではないかもしれないが)
双極性障害という病名にしたとして、
その大本の病気については同じものを指しているのだから、
言葉が変わっても、その意味するところは変わらないってことになる。
だから、その病気や病人に対する、気持ちが変わらなければ、
単に言葉をすり替えて、「言葉遊び』の人達が
喜んでいるだけという構図になる。

それはどんな言葉にも言えることだろう。
だから、キチガイとか狂っているという言葉も同様だ。
きちがいを変換しても、すぐに気違いってならないのは
「忖度」した結果なのだろうと、大人のふりをして理解してみる。

いずれにしても、カレヲタはカレヲタ。
しかし、現代風の優しい言葉で言うなら、
カレー大好き人間とでもなるのだろう。

そうして、「決められてない」差別用語や放送禁止用語が
出来上がっていくのかもしれない。
あ、ここは想像を含めた極論が展開されているのでご用心。

さて、ヲタクとは。
オタク=相手のことを「お宅」と呼ぶような「マニアックな人」が
一時期もてはやされた(?)時に、
そういう人達のことをオタクと言うようになり、
ネット民など一部の人間が、ヲタクと表記して特別扱いをした。
と解釈している。
間違っていたらごめんなさい。
言葉は生き物。笑

シャッターというラヲタ用語はカレヲタの中でも使われている。
一部だけかもしれないが、今の世の中、言葉は
SNSなどを通じて、すぐに拡散する。

で、シャッターに成功したところは南富良野の
Fortune Baglesというベーグル屋さん。
カレーものはない。
それは下調べでもわかっていた。
が、ベーグルが絶品だと、ベーグルヲタから聞いたパンヲタに聞いた。
その前情報だけで行ってみた。
朝早く行って正解だった。
迷った。
トイレに行きたくなり、10分ほど離れた道の駅まで行って引き返した。
すなわち時間の使い方が、道楽者的だったのだ。
が、そのあたりも旅の醍醐味。
幸運なことに、いつも混んでいるという評判だったが、
雨のために、好きなものを好きなだけ買える状態だった。

そして、車の中で朝食として、買ったベーグルをいただく。
おおおおお!
ベーグルを食べた回数は、おそらくカレーの1000分の1以下と思われるが、
その浅い歴史、少ない経験の中でも、
マイベストベーグルインザワールドを引き当てたのだ。
なるほどこういうのに当たるとベーグルに取り憑かれる、
ベーグルヲタの気持ちがとても理解できる。

パンヲタの言葉を借りると、
近くにあったら、いつも美味しいベールを食べられるのに、
という感じだ。
朝早起きした甲斐もあるというもの。

かなやま湖の風が強すぎたのはご愛嬌。
初めて行ったところで、
こんな悪天候でもキャンプを
楽しむ人もいるのだなと妙に感心したり。
子供の楽しそうな声が響き渡っていて、
子供はどこでも楽しむ術を持ち合わせていると
改めて尊敬の念を抱いたりする。

この尊敬の念は本当だ。
童心、子供心を忘れなければ、
大人も尊敬に値する楽しみ方をできるだろう。

新型コロナ禍にあって、自粛自粛の時期に、
子供が遊びに行けなくて可愛そうという意見も聞かれたが、
実はそれは子供を理由(言い訳)にした、
大人の言い分ではないかと本気で思っていた。
子供にも大人にも可愛そうな部分は、
新型コロナ禍であれ、そうでなかれ、
種類は違えど、ありうることだと思う。
逆に、子供は与えられたシチュエーションの中で、
色々と考えて遊ぶことができる
のだ。
遊ぶことが仕事だから。
大人が変な心配をする必要はないと思う。

徐々に目的地に向かうが、
その富良野に着いた時は、まだ時間的に早かった。
南富良野と富良野ってこんなに近かったっけ?
目的のところがまだ開いてない。

ならば、ともう少し車を走らせる。
中富良野町へ入ったのだと思う。
ナビに任せると裏道を指示してきたのだ。
そう、行く候補に上げていて、
この時間に開いているところと言えば、
北海道風景画館なのだ。
旅の地でも芸術に触れるのは好きだ。
心の洗濯とでも言うのだろうか。
特に今回は絵もそうだが、庭なども良かった。
楽しく有意義だった。

Lafiは目の前に来て、
あ、そうか、前に来ていると理解した。
なんだかんだ忘れることもあるものだ。
ただ、販売しているところが
以前の建物の隣となっている。
それはうろ覚えではあるが、なんとなくわかった。
そして、広くなっていた。
パン屋さんなのだが、数人が出入りしていたのを考えると
地元では結構有名で人気なのだろう。

パンをゲットしたら良い時間になった。
すなわち待望のランチタイムだ。
修行だ!

外観
富良野の街中のフラノマルシェは
いつのころからか「2」も出来ていて、
なんどか訪れている。
今回は移転した笑楽亭に行った。
以前(移転前)は、昭和の洋食屋さんという感じだったが、
フラノマルシェ2に移ってからは、
令和のカフェレストランという雰囲気だ。
綺麗で広く、家族連れも多い。
一組待ちだったので当然のように並ぶ。

富良野オムカレー1
来ている人のおよそ8割5部の人が
頼んでいる(当社調べ)のではないかと思われる、
富良野オムカレーをオーダー。
ワンプレートのオムカレーと、別皿のサラダ
そして、富良野牛乳がセット。
これがルールで決まっている。
ルールが先に決まって、それを守れるところだけが
出すことを許される厳格のB級グルメ。
やはり富良野に来たらこれでしょ、
と柄にもなく観光客になってみた。

富良野オムカレー2
プレートにはベーコン、ブロッコリー、ソーセージ、人参、チーズが
オムライスとカレーソースとともに乗せられている。
昔のケチャップライスとかチキンライス、
時にはオムライスを彷彿させる、
そんなもつけなければならないルールのようだ。
童心に帰る気になる。
子供はどこでも遊べる。笑

富良野オムカレー3
比較的濃厚なルーカレーは、タンパクなオムレツや
純白のライスを一緒に食すのに程よい。
食しながら、旗はいつ倒れるか、
できるだけ倒れないように周りを徐々に崩すように、
などということをやってみればよかった、
と少しだけ後悔の念をよぎった。

富良野オムカレー4
地元の牛乳をつけることで、
地域活性化の一端を担っている。
カレーと牛乳の相性の良さもある。

さて、帰ってから調べた。
前に笑楽亭に行ったのは、なんと2008年6月!
08年6月24日の日記「ラジオ出演 in 富良野(笑楽亭、Simba Cafe)」参照。)
10年以上とは。
途中、行こうとして混みすぎていて諦めたことはある。
凄いのは、その間ずっと続いているってこと。

場所やメニューは変われども、
長く続けるというのは凄いことだ。

そういう意味では、このブログもムダに長い。
あ、今日の文章がってこともそうだし、
長年続けているってことも。笑

I went to Furano and around with my wife. We ate omelet curries for lunch at Shorakutei. It was good. And sightseeing was good, too. It was a good first day of holiday in Furano.

笑楽亭
富良野市幸町8-5フラノマルシェ2
0167-22-1978
11:00-15:00, 17:00-20:00
金曜定休

参考サイト
富良野オムカレー公式サイト
北海道風景画館

カレー修行(上川)

今まで生きてきた中で一番幸せです、と言ったのは
確か中学生の時に岩崎恭子
オリンピックの水泳、平泳ぎで金メダルを取った時の
インタビューでのコメントだった。
(微妙に細かいところ違うかもしれないけど、ご容赦を)
きっとその後の人生でもっと幸せなことがあったのだと思うけど、
その時点では、生きてきた中で一番だったろう。
もしかしたら、その後生きていてもそれが一番かもしれないが、
それだったらちょっと人生が面白くないというか、残念だな。笑
ただ、人によって幸せの感じ方は違うし、
同じ人でも時期や場所など、シチュエーションによって変わるだろう。

時々、仏太は今までで一番美味しかったカレーは何?と聞かれることがある。
また、一番美味しいところはどこ?という質問もある。
カレーが好きだと、美味しいか美味しくないかを言うことはできても、
だいたいどのカレーも美味しいのだから、
どれが一番という言い方はしにくい。
話題としてはそういう話をするのもありなのかもしれないが、
なんでもかんでも順位をつけるってのは、
実は違うんじゃないかと最近思っている。笑

ちょっと話がそれた。笑
その時点で、一番幸せっていうのは本当に良いことだと思う。
それがずっと続けば、ずっと幸せってことだよなあ。
でも、人生はそうはなってない。
人間万事塞翁が馬と言うように、
いいことがあれば悪いこともあるのだ。

外観
今回は富良野へ日帰りツアー。
といっても、主目的はカレー。笑
え?いつも通りじゃん、と言われたらそれまでなんだけど、
今回ははしごせず、一つだけに絞った
それが富良野のふらわだ。

ふらの牛乳
富良野オムカレーを提供していて、
そのルールの中に、ふらの牛乳(orにんじんジュース?)を出すことになっている。

富良野オムカレー1
ここの富良野オムカレーは、沢山の野菜が入っていて、
一瞬オムカレーであることを忘れる。笑
旗が立っていても、野菜たっぷりで嬉しいなあ、という気持ちが上で、
ふと気づいた時にあ、そういえば、オムカレーだった!と思い出す。笑
オムレツがあるから尚更だが、とても甘く感じる。
優しい味で、比較的あっさりした印象のルウカレー。

ハバネロ&ジョロキア
そのままでも十分美味しく、
飽きずにどんどんスプーンが進むのだが、
最初にスプーン等と一緒に出された、
自家製ハバネロ&ジョロキア
かけて食すと益々いい感じだ。

富良野オムカレー2
野菜の美味しさは勿論、
辛さが本当に美味しさとして感じられる。
こういうのいいよなあ。
富良野オムカレーはいくつか食したけど、
その中で一番の美味しさだった。
ちなみに、ハンバーグも入っていて、とてもお得感が強い。
順位をつけるのはどうかと言いながら、
こういうことを言うってのは無責任?笑

デザート
デザートを食べながら、感慨にふけった。
ログハウスも落ち着くし、
中のインテリアも手作り感があって、
非常に心やすまる空間。
その中でいただくカレーは、その美味しさと、
この雰囲気で、更に素敵なものに感じた。
今まで食べた中で一番の富良野オムカレーだった。笑

昨日の苫小牧、白老が終わった時点で、
14年11月1日の日記「胆振修行(マルトマ食堂、大きな木)」参照。)
スタンプラリーは残り4つとなっていて、
美瑛、上富良野、富良野、南富良野でコンプリート出来る状態だった。
今日と明日で2つずつ行くと達成なのだが、今回は諦めた。
ちなみに締め切りは11月6日。
平日なので、その直前の休みは、この連休となる。(11月3日月曜日は文化の日)

当初は4つとも行くつもりで、調べた。
前に食したことがあるカレーが多く、
唯一上富良野豊味豚カレーだけ食したことがない。
ただ、場所的に、ちょっと遠いところが多い。

美瑛は、カレーうどんが3種類に増えていて、
その進歩的なコンセプトに脱帽だが、
疲れが溜まっていて、そこまでドライブして
帰ってくるのは自信がなかった。

では、一番近くの南富良野はどうか。
定休日だったり、既に季節的に営業が終了しているところもあり、
ハズレとなる可能性が高く感じられた。
また、本来もっと多くのところで提供しているはずだと思ったのだが、
今回のスタンプラリーには4つしかエントリーしてない。
どういうことだろう?という疑問も手伝ってしまった。

で、富良野は逆に12修行場が全てエントリー。
これは色々な事情があると思う。
それは知らないので、置いておく。笑
(当然知らないから、予想だけで話す訳にはいかない。)
サイトを見て、写真を見比べて、
一番美味しそうと思ったところを選んだのだ。

で、上記の理由などから、最終的に1つに絞ったら、
ふらわになって、行って良かったという結果だった。
以前から通った時に、ログハウスあるなあ、カフェかなあ、雑貨屋かなあ、と思っていた。
だから、入って確認できて、それも良かった。

帰りの車の中、やはり眠気が襲ってきて、
美瑛だったらちょっと大変だったな、と思いつつ、
南富良野で道の駅に立ち寄った。
トイレ休憩と、道の駅でお土産を見た。

その時、なんぷエゾカツカレーのパンフレットが置いてあったので、
手にとって見てみたら、驚愕の事実発覚。
なんとそのパンフレットでは、提供しているところが3つしかないと。
地図が一緒に載っていて、それには4つの印がついていたけど、
ショップデータ等が紹介されているのは3つ。

事前にサイトで確認したもの、以前の記憶などでは
もっと多く(2〜3倍)のところで提供されていたと思う。
(実際にサイトには10の提供店を紹介している。最終更新は2009年のようだ。)
新ご当地B級グルメの明暗を見たような気がする。
その点については、そのうちまた触れることになるだろう。

仏太の今回のスタンプラリーは
12地域中9地域のスタンプを押してもらい、
プレゼントに応募した。
もし、興味があって、仏太のスタンプラリー修行を一通り続けて眺めたかったら、
勇気を持って(笑)下のタグで
カレーアイランド北海道スタンプラリー2014
ってところをクリックしてみてね。
すると6つの長い日記が出てくるから。笑

I ate Furano omelet curry at Furawa that meant flower. It was a cafe and restaurant we could eat curry. On a menu there were four kinds of curries. This time I ate Furano omelet curry. It was so good. I put it the best rank of Furano omelet curry I have ever eaten.

ふらわ
富良野市山部中町2-2
090-6876-8118
http://berryfurawa.wix.com/furano
10:00-17:00
水曜定休(祝日は営業)
【冬期 11月~3月】10:30-15:30
火曜, 水曜定休(祝日は営業)

参考サイト
ことばのしずく 岩崎恭子オフィシャルブログ
カレーアイランド北海道スタンプラリー2014開催のお知らせ
富良野市
富良野オムカレー
上富良野町公式ホームページ
かみふらの豊味豚カレー
美瑛町
新・美瑛カレーうどん
南富良野町
なんぷエゾカツカレー