ブログ,生活

<追記>いきなり追記で始まるのってどうよ?って感じなのだが、実際に書き終わって、更に付け足し。
 予め、お断りなのだが、今回はかなり長い。本気で読む方は、トイレなどは済ませておいてほしい。(笑)
 流し読みする方は大変かも。写真が少なく、文字が多い。
 引用(リンク)も多いので、いつもと違う雰囲気だ。
 (リンクは許可を求めた人もいるのだが、もし、リンクが許可されない場合は言って下さい。)
 また、内容的に政治に関わる話も出てくるのだが、仏太は特にどこを贔屓ということはしてない。
 今回は批判をしているのではなく、問題提起という意味合いが大きいので、
 言葉尻をつかまえたり、挙げ足を取るのではなく、言わんとしていることをわかっていただけたら幸い。
 勿論、御意見などはコメントやメールでいつでもオーケー。
 ということで、心ゆくまで堪能して欲しい、ブロガーのブログを・・・。(苦笑)

外観
毎週月曜日はFM WINGに出させてもらっている。
とはいえ、不定期に休むのでレギュラーとは言い難いのだが。
勿論、独立したパーソナリティーではなく、ゲストとしての出演。
17時からぐるぐるGOODYという番組があり、地域に根ざした情報番組なのだ。
十勝の食を巡る(探る)旅というコーナーがあり、
その中で食に関する話をさせてもらっている。
だいたい15分くらいなので、そんなに沢山は話しできないのだが。
今回進行してくださるパーソナリティーはノリさん(大川原さん)。
隔週で代わるのだ。
いつもこのブログ仏太のカレー修行【ブログ版】のことを宣伝してくださるのだが、
実はFM WINGでもブログを開いていて、それも面白く読ませていただいている。
主にレポートしたお店(食だけじゃない)のことなどを中心に書かれているのだが、
パーソナリティー全員が書くそうで誰が書いているか想像するのも面白い。
内容的にも充実した情報が載っているので、
十勝の情報をゲットするときには参考になるよ!
Wing Blog参照。

今回のコーナーのテーマは「給食」。
人それぞれ色々な思い出があると思われる話題。
特に、今回は帯広にスポットを当てて・・・

小さい頃の給食
ノリさんから美味しかったという想い出
「いただきます」の前に「おかわり」までして食べ切ってしまい、
隣のクラスにもらいに行っていた。
そのくらい給食が好きなクラスにいた。
仏太はテトラパックの牛乳だったこと
(牛乳速飲みとかやっていた。良い子は真似しないように!)
主にパン食で、ご飯食が出てきたのは途中からだったこと
給食は好きだったことなどを話した。

帯広の給食についての噂
現在センターで一括に作られていて、
現在の方式では生野菜は難しいということ、
味が不評であることなどがあり、
その後次の話題に流れていった。

仏太のネットワークではどうか
仏太が知り合いに聞いてみた話を紹介した。
というのは、仏太は江別で小中学生を過ごし、
帯広の給食を知らないのだ。
それで友達を中心に給食について聞いてみた。

ある人は親として給食参観(そういうのがあることもびっくりした)に参加して、
実際に食べたものが、パン、うどん、魚ステーキ、牛乳というメニューだったそうで、
アレルギーや栄養バランスを考慮されたものだったのかもしれないが、
パン、うどんと炭水化物が重なるのはどんなものだろう?

別の人の分析で、給食にはパターンがあることを教えてもらった。
ご飯(米)orパン
主菜(汁物)
副菜(揚げ物、焼き物、煮物)
牛乳

これらに時にデザートやチーズが添えられることもある。
ということだった。
そういう目で帯広市のサイトに公開されているメニューを見るとなるほどと思う。
帯広市小中学校の給食カレンダー参照。

また別の情報ソースにはこんな話もあった。
ノリさんも言っていたが、生野菜の提供がない。
アレルギー問題でそばが出ない。
ふるさと給食週間というのがあるが、その中で豚丼などが出る。
しかし、家庭で作って食べる豚丼とは違うだろう。

帯広市内の小学校に通うお子さんを持つ親が友達で
その人にも聞いてみたが、パンは以前より美味しいと。
その人は自分が小学生の時も帯広だったので、
当時と比べて非常に美味しく、パンだけを食べてもいいとのことだった。
ちょうどそれと全く同じようなメールをいただいた。
タイムリーで嬉しかったなあ。

原価率の話をブログに載せていた人もいて、
その人からは是非ラジオで名前を出して欲しいと言われたのだが、
色々な絡みがあって、今回の放送では名前を出さなかった。
自分が持っている番組であれば、自分の判断でいいのだが、
数人でやっている番組で、しかも仏太はサブだから、
個人名を無理やり出すのはちょっと気が引けた。
が、ここは自分のブログなので、こちらではあえて名前を出す。(後述)
もっとも今回の続きが19日月曜日に予定されているので、
もし、機会があれば、名前を出すことになるかもしれないけど。(笑)

原価率の話は以下に載せるが、結論から言うと
コストパフォーマンスが悪いだろうということ。
それは給食費やメニューのことにもつながっていく。
給食費(帯広市サイトより)参照。

このあたりで時間が来てしまった。
ぎりぎりの中でノリさんがまとめてくれた。
食に関する色々な問題や、多様化された時代の中で、
あるものに対する要望、意見は以前よりは強くなっていることも
給食問題の一因とも考えられるだろう。

当然、15分くらいという短い時間の中での話では、
話切れる内容ではないし、掘り下げていくと色々なところに派生するので、
かなり難しい話もでてくることもありうる。
でも、物事はなるべく単純に考えたほうがいいと思う。
わかりやすいから。(笑)

なので、この給食に関することについては、
前々から考えている人も沢山いると思うが、
これを機会に益々考えたり、
今まで意識が薄かった人は
少し考えてみるのもいいことかもしれない。

やはり子供達が一番なのだから。

とはいえ、地域によって大きな差があると思われるので、
他の地域のことは参考に、まずは自分の地域の給食について、
大きな視点と狭い視点で考えれたらいいよね。

興味が湧いたら、次回の給食特集も聴いてね。
FM WINGは76.1MHz
聴けない人はサイマルもあるよ。(FM WINGのサイトからいける。)
メッセージはfm761@fmwing.comかFM WINGのサイトのメールフォームからお願い!
番組自体は17時から18時で、仏太が出るのは月曜日のぐるぐるGOODY。
給食の話題後編は3月19日の予定。

ラジオでは言わなかったことも沢山あり、
その一部を書いておく。

正直に書くと、実はノリさんから
給食の話題を扱いましょう、と提案された時に、
うわ、面倒な話がきた、と思ったのだ。
それは仲間のブログに色々と書かれていたのを覚えていたからだ。
食わず嫌いでそこに触れないでいたので、
よく知らないから尚更、面倒と思ってしまった。

しかし、今回時間的余裕をもらい、少し調べる時間があった。
調べてみると、ああ、この話題に加えさせてもらって良かったと本気で思ったのだ。
やはり食の中でも興味があるし、派生して色々なことを知ることができた。
何よりも、ブロガーとしても本来の姿で書くことができる。
(本来のブロガーというのは、あるテーマについて、深く掘り下げ、問題提起をする場合もある。)

問題点は多々あるのだが、聞いた範囲、調べた範囲で
仏太なりの情報のまとめと意見などを述べたいと思う。

舌は14歳までに決まると一般的に言われる。
12年2月13日の日記「舌」参照。)
ということは主な味覚は中学生までに決まると考えたほうがいい。
すると、家庭での食事も大切だし、その次に頻度の高い給食も重要だということになる。
別に、グルメになれ、とは言わないが、ある程度の食事ができるようにはなってほしい。
何より、自分が今、色々なもの(特にカレー。笑)を口にするのは、
とても楽しいと思っているので、その楽しさを感じてもらいたいのだ。

給食問題という点に関して言うと、ノリさんが言ってくれたこと以外にも、
少子化で様々な問題に対して、意識をむけやすくなっているということもあげられるだろう。

だがしかし、親に問題があることもある。
(ここは断言)
理由はよく知らないが給食費を払わないという人が話題になったことがある。
十勝ではそういう人がいないと信じたいが実態は・・・?
給食に対する不満は多々あれども、決まったことを守らなければ、
法治国家としても意味がない。
と、ここでこの話題について沢山書く事はできないのだが。
(ただでさえ長くなっていて、この後も長くなる予定。笑)
再度、給食費(帯広市サイトより)参照。

また、いただきますをしっかり言わない子供も増えているそうだ。
これは親にも先生にも責任を問いたい。
言う言わないよりも気持ちの問題なのだが、
子供の場合は形から教えないとならない部分もあると思うので、
いただきます、ごちそうさまを言うことは大切だと思う。

いただきますは、食事そのものをもらう(食べる)意味でのいただきますもあるが、
それを作ってくれた人達(農家さん、漁師さん、料理人さんなど)に感謝する意味もあるし、
元々命あるものを食べることから、命をいただきます、という意味もあると考えている。
考え方は色々かもしれないが、これはなおざりにしてほしくないことだ。
食育というのであれば(まあこれも、何それ?っていう人もいるんだろうけど。)、
そういうところこそ、大人が子供に教えないと伝わらないと思う。
以下のブログとサイトは参考になると思う。
上士幌 給食センターブログ(帯広「らくれっと」非公式応援ブログ)
なるほど! 「いただきます」本当の意味(All About)

さて、上記のブログで話題になっているのだが、
上士幌町も給食を頑張っているところの一つのようだ。
ブログにほぼ毎日(全部確認しているわけではないので「ほぼ」。笑)給食の写真を撮ってアップしている。
まさに少ない予算で頑張っているところがわかる。
で、今日3月5日がカレーだった!!!
美味しそう!羨ましい!
今日の給食♪660(給食より愛を込めて・・・2012年3月5日分)

給食のカレーといえば、仏太の頃は
記憶が間違いでなければ、
米飯が始まってから出てきた気がする。
小学5年生くらいだったと思う。
で、比較するためと、懐かしさにかられて、
今回出身である江別のことも調べてみた。
江別市給食センター参照。

ちょっと話がずれるが、仏太が江別に住んでいた時に、
確か人口が10万人を超えたとか言っていたと思う。
今は12万人もいる。
また、小中学校も増えている。
仏太は入学した小学校はマンモス校で
(当時1クラス45人前後で1学年7クラスあったと記憶している。)
途中で分割され、新設校に移った。
(卒業時学年3クラス)
3期生だった。
中学校は確か6期生でなかったかな。(自信なし)

給食センターと大きく書いた車が給食を運んでいたのを覚えている。
当時のことは詳しく知らないが、
現在はセンターが2つあり、
2地域に分けて給食を用意している
ようだ。

給食費は大きな違いはない。
メニューは頑張っていると思う。
工夫もあるし、地産地消も考えられている。
また、魚の骨に注意して食べようということも載っていた。
そう、魚は骨があるものなのだ。

TV等で超有名になった置戸町熱血栄養士さん(現在は定年されたはず)が
置戸町の給食に情熱を注いでいたことを知っている人は多いだろう。
調べれば、今色々な形でネットにも出ている。
仏太が知ったのは最近だが、それでも学校給食と言えば、
必ず出てくる人で、それだけでも凄いのに、
その情熱の本質を知ればもっと凄いことがわかるだろう。

・子どもの味覚を育てたい
・給食は子どもが主役
・食べることをおざなりにしない
・子どもにこびない給食

素敵なことだと思うけど、実行するのは大変だろうな、と思う。
具体的なこととして今覚えている印象的なことは、
魚は骨があって当たり前だから、それがわかるように調理する、ってこと。
そう江別でも同じことが実践されているのだ。
もう一つ、カレーは辛いものという信念の元、
一般の大人が食しても辛いカレーを給食に出すのだ。
でも、子供達はとても美味しそうに食していた。
(たまたまテレビで映像を見た。)
いいなあ、カレー。(笑)
たかが給食と侮るなかれ、カレーは3週間ほど前に仕込みが始まるのだそうだ。
恐れいった。
そんなに時間をかけて作ったことがない。
一度、教えてもらいたいものだ。
と思っていたら、見つけた。(笑)
カレールー作り(haremiの想い。)

食器に関してもこだわりがあり、
その熱血栄養士さんの提案で
給食の食器の概念を打ち破るものを使っているのだそうだ。
そういう「珍しいこと」にとても興味が惹かれる。

珍しいことといえば、仏太が住む音更町の給食はどうかというのも調べてみたところ、
十勝管内で唯一の自校給食方式なんだそうだ。
各小中学校に調理場があるということだ。
これは温かいものを提供したり、時間的ロスが少なかったり、
個々への対応(アレルギーなど)をしやすいといった利点があるだろう。
コスト面では大量購入にはかなわないかもしれなかったり、
各校に配置する手間などが、問題点として挙げられるかもしれない。
小さい写真だが、見る限り、美味しそう。

色々な地域の給食のことを調べることができて面白かった。
そして、帯広の給食が良くなる(現在良いものであれば、より良くなる)のに、
他の地域を参考にするのはいいことだと思う。
いいとこ取りしていくこともできるだろう。
勿論、現在の給食でも美味しいという人はいると思うが、
美味しくないとはっきり言っている人も結構な数いることも事実のようだから、
やはり改善策は講じるべきだと思う。
ただ、色々な問題点があるので、直ぐにできないことも当たり前だろう。

今回は問題提起として考えてもらえたら幸いだし、
これらのことはおそらく今までも言われてきただろうし、
議論されていることと思う。
ただ、見失ってはいけないことは、
子供達が主役だ
ということ。

さて、今回色々と調べるにあたって、
ブロガーの意見、サイトなども参考にさせてもらっているのは言うまでもない。

かつて、端野萬造さんという一部では極端に有名なブロガーがいた。
色々な御意見があるかと思うのだが、給食に関する話題は既に2年数ヶ月前に扱っていて、
それを掘り起こしたので、以下に掲載しようと思う。
ラジオでの話では、御本人に許可を得て、話の内容に盛り込ませてもらった。
時間の関係で詳しく話すことができなかったのだが、
文章はここにある程度載せることができる。

現在、大元のブログ「端萬記」は諸事情のために見ることができない。
賛否両論、しかも極端に分かれる、ある意味とても珍しいタイプのブログであり、
筆者端野萬造さんもある意味とても珍しいブロガーだった。
仏太は個人的には、その洞察、考察などに尊敬の念を抱いているが、
書き方には意見が色々と出てもしょうがないだろうな、という見方もできると思っている。
なので、賛否両論だし、消えてしまった、消されてしまったのだろうとも考えられる。
しかし、そのブログの魚拓(コピーのようなもの)を挙げている人もいるのだ。
端萬記アーカイブ/ムラ社会に個としての発信を封じられた者ここに眠るというタイトルだ。
冷静に考えた時に、やはり参考意見として、しかもかなり重要なものとして捉えることができると思っている。
だから、この魚拓は嬉しい。
のだが、まだ、今回話題の給食に関しては載ってない。
なので、ここに仏太が持っている魚拓を使って引用させていただく。
とはいえ、写真の類は保存してないので、文章だけということになる。
(そのあたりは真意を損なわないと思われる程度に一部を変えさえていただく。)

と書いている間に、この給食の話題のところをアップしてくださった。
管理人の方には大感謝。
帯広市学校給食の怪/あなたはこの内容に500円支払えますか?(端萬記アーカイブ)
でも、せっかくこのブログ用に編集したので、長くなったついでに(笑)載せちゃおう。

<引用開始>
端萬記(一部改変)
帯広市学校給食の怪/あなたはこの内容に500円支払えますか?
2009-11-16

 通常、まっとうな飲食店で 食材費にかける目安(原価率)というのは商品価格の30%を基準として上下するんですよ。例えば原価率10%なんてお店があればお客様が寄り付かないで しょうし、40%を超えるようだと店の経営が成り立たなくなる。「そこで30%が目安になる。お客もハッピー、店もハッピー♪」

参考記事:
学校給食のブログに???/北海道議会議員小野寺まさるのホームページ
帯広市議の皆様へ!/北海道議会議員小野寺まさるのホームページ
十勝キャリアデザインネットワーク発足へ 働く女性で情報共有/十勝毎日新聞社ニュース

 平成21年度に改定された帯広市の学校給食費ですけれど、小学生は224円/日、中学生は278円/日だそうです。
 ということは学校給食1食あたり900円が定価だとすると中学生の場合原価率は30%になる。900円のランチって、皆さんどんなの想像されます? 毎日の昼食としては豪華な印象ありません?「これが毎日だと、お小遣い足りなくなる(汗)」
 仮に原価率を50%に設定した場合、定価は556円になる。一般的な経営では成り立たない数字です。でも自治体が運営者だったら、なんとかなるでしょう。「人件費等の経費は税金で賄うのです」
 まー、お昼ご飯で600円以内であれば、平均的サラリーマン世帯でなんとか許せる水準でしょうか。でもね、問題は金額だけじゃない。「どんなもの食べさせてくれるの?」
 ここで、各飲食店は血と汗と涙の滲む努力をされるわけですよ、選んでもらうためにね。努力を怠った店は即淘汰されます。「安くて美味しい店が他にあるんだもの」
 ところが、学校給食の場合選択の余地はありません。これは色んな意味で当然のことではありますが、だからこそ、その内容には親が意識的にならなければならない。
 では、あなたはコレに600円なり500円払って食べますか? そこから考えてみたいと思います。

メインはある日の主菜のそーめん汁。ちなみに副菜はさば味噌煮。そしてご飯と牛乳。
ワンタンスープ たまごパンとチキンテンダー これに四つ葉牛乳がつくわけですね。実質的に給食センターで作っているのはワンタンスープだけでしょう。あとは購入品。
ビーフシチュー くろまめコロッケ たまごパン これに四つ葉牛乳。やっぱりビーフシチューだけ作ってそうです。 ソースもついてます。
 さ、いかがでございます? どのような感想をお持ちでしょうか。「あなたはこれに500円払えますか?」
 だいたいパターンが決っておりまして、コメかパン、主菜(汁物)、副菜(揚げ物、焼き物、煮物等)、牛乳。たまにデザートやチーズがつく。

 飲食店関係で調理やマネジメントに携っていらしゃるかたなら容易に判断つくでしょうけれど、果たして1食分250円前後の食材費が妥当なのかどうか。「大量仕入れ、一括調理ですよ」
 調達コストの内訳について、かなりしっかり精査する必要があると考えられます。「何をいくらで買ってるのかしらね?」
 ホテルなどでは、板場、厨房とかの調理場関係の仕入れはオーナーといえども口を挟めない聖域だった時代が続いてましてね。そこでは日常茶飯事に業者から仕入れ担当者(多くは調理長)に現金によるキックバックがなされていました。「支払いするのはオーナー」
 病院等への給食納入は業者間の競争が熾烈です。そこに競争原理が働いて、食材納入業者や調理担当にありえないくらいの負担があるのも耳にします。「食材納入業者がそのツケを学校給食にマワしているとしたら?」
 ですからね、「何をいくらで買っているの?」だけではなくて、他の自治体との比較もしなければ実態は掴めないでしょうね。「同じものを高く買っているかも知れないの」

 農協さまは規格外品をただ同様に組合員農家さまから持っていって、業者さまにはそれなりの価格で卸して利益を享受しているらしい。「あ、これは関係ないですね(苦笑)」

 それでは日々学校給食に触れる立場にあるシンパさまから大人のレポートを紹介しましょう。ちなみに11/16の「ふるさと給食」初日のいなかどりザンギは「真っ黒焦げの唐揚げでした・・・(泣)」とのこと。
給食に対する学校職員の評価はかなり低いです。子どもは、献立次第。カレー・肉じゃが・スパゲッティなどは人気。
以前人気のあったラーメンは、去年から食缶の中に最初から入れられてしまっているので汁を吸ってうどんのようになってしまってから、人気が下がりました。
魚はほとんど残し。魚といっても温め直しで、脂ぎってますが。
アレルギーやO157問題以降、蕎麦や生野菜は出されなくなりました。
また,年に数回実施される「ふるさと給食」週間の人気は最悪です。地場産のものを使ったメニューなのですが、実際、不味いです。
さらに,姉妹都市給食ということで、松崎町や徳島市の特産物が給食になることもあるのですが,これがまた・・・(泣)

先ほど、「公務員」に触れましたが事務方は最悪です。
違う部から人事異動してきた人間は「子どもの身体を育てる給食づくりに携わっている」という自覚がありません。

柔らかいもの。味の濃いもの。骨のない魚。肉。甘いもの。
ジャンクフード化していると言わざるを得ない。
これが帯広の給食の実態です。

 質の劣化が顕著になったのは、ここ2,3年らしいんですが、それ以前から問題はあったようです。あの戦闘的集団で知られる北教組がよくダマっていたな、と思いますけれど、相手は(帯広)市職労ですからね。「ああね」って感じもします。「ここにも馴れ合いがあるのかしら(笑)」
 確かに施設の老朽化の問題やセントラルキッチンの限界もあるでしょうよ。しかしながら、最終的に子どもたちにどんなものを提供しているのか、が問題なわけ。「最大限の努力をしています、というのは言い訳にならない」
 折角ふるさとの食材を使ってもマズければ意味がないわけですよ。レシピに問題があるのだったら、専門家に頼むくらいの判断があってもいい。「オランジュの渡辺シェフなら喜んで引き受けてくださるでしょう。コストのことも詳しいし」

 一番迷惑しているのは、子どもたちです。 これからの帯広を担う人材が地元に愛情持てなくなったら、どうするんですか。責任は重大です。「そんな意識は全然ないんだろうなぁ」

 で、ワタシがこの帯広市の学校給食の実態について自覚的になったのは、参考記事の小野寺まさる道議のブログがきっかけでした。ちょっと驚いてしまったのですよね。それでしっかりコメントもいれたわけです。「小中学生を持つ父親として黙っているわけにはイカンだろう」

 それで、現職市会議員さまのブログ記事にコメントいれまいたら、けんもほろろのご対応。「まぁ、想像通りの対応でしたので、驚きもしませんでした(苦笑)」
9/29 端野 萬造:帯広市の学校給食の実態については、どのようにお考えでしょうか、認識、ご意見について伺いたいところです。

(完全に放置されましたので)
10/12 端野 萬造:この件については、○○○さまご本人が公式に質問を無視、或いは回答不能であると判断させていただきます。残念に思います。

(しぶしぶ入ったレスを受けて)
10/12 端野 萬造:小野寺道議の記事についての意見を求めているのではありません。「帯広市の学校給食の実態」について○○市議がどの程度把握されていらっしゃるのか知りたかったのです。ワタシは現場の教職員にも確認を取り、「ここ数年の質の低下は酷い」との報告を受けています。帯広市内で子を持つ父親として、帯広市内の小中学校OBとして憂慮すべき事態でしょう。
 ブログでの回答は拒否されたと判断いたします。そう大層な事象とも思えないのですが。ご存知でなければ、「調査し回答します」とレスすれば済むだけのこと。馴染みの市議に「小野寺さんのブログでこうやってカキコされてるけど、実態はどうなの?」 と訊くのは簡単なんですけれどね。

(「マーそう言う意見があるということは、気にはとめておきます」という市民に対して横柄な物言い(原文のママ)を受けて。)
10/13 端野 萬造:お気に留めていただく必要はございません。それでは意味がないので。ワタシが必要としているのは情報。父親として子どもを護る義務があるのですから。
 さて折角なのですけれど文意が読み取れません。とりあえずは「帯広市の学校給食に関して問題があるとは認識していないし、調査するつもりもない」という公式見解を表明されたと判断いたします。
 帯広市の給食を是としない学校関係者から1週間分のメニューを画像にして送っていただけることになりました。「まずは見た目で判断してください」と。
 とある市議からは「現在議会中ですので、後日調査しご報告します」との回答を得ました。「ワタシが欲しかったのはこの反応」

 という遣り取りを経て、「じゃあ、とりあえず物申してみましょうか」というのが本記事の主旨でございますよ。

 小野寺道議の 「学校給食の調査開始!」 に記述があるのですが、自治体によっては給食費を取らずに給食を提供している事実もあるらしい。帯広市でなぜそれができないのか?「給食を作る経費にお金が掛かり過ぎているからでしょう」
  帯広市は給食センターの維持管理費に270,432千円、人件費に207,510千円負担しているようです。これを14,000食×200日とすると、1食あたりの維持管理費は96.58円で、人件費は74.11円となります。合計すると170.69円となる。そうすると1食あたり448円のコストがかかっていることになるのですが、なんだかピントこない。「なんでだろ。まだ、カラクリが隠れているような気がする」
 いずれにしろ、448円のコストがかかった食事とは考えられません、というのが今回の結論ですね。

 コメント欄でも散々カキコされてますけれど、帯広市の給食は他都市町村に比較して劣っているのは明らかです。早急に対策しなければなりません。「食育だ?ちゃんちゃらオカシイ。帯広市の給食の実態をご存知であれば、とてもその域に達していないのは明白でしょう」
 物言えぬ子どもたちに財政難のしわ寄せをしてはならないのですよ。帯広市の将来を考える場合、やはり物ではなく人が一番大切。その将来の帯広市民を育成する上で、食事が与える影響の大きさっていうことがなおざりにされてきた結果なんでしょうね。
 十勝キャリアデザインネットワークさまが「学校給食部会」を立ち上げた理由は、やはり「帯広市の給食は酷い」との声が各所からあがっていたとのこと。「親として、次代を支える人材を育成する立場として由々しき事態である」と。
 今回は力尽きたのでこれまでといたしますけれど、地産地消や食育という問題に絡んで、郷土愛はどのように醸成されていくのか、ということに関してまだまだ語らなければならないことが多い。これからも事あるごとに述べて参りましょうか、と。「ウザイ、仰る方は付き合ってくださらなくて、結構(苦笑)」

帯広市学校給食の怪Ⅱ/食材の納入にはやはり問題があると想定して行動開始
2009-11-22

食べ物 なんでも相談室 248/みそ博士の元気いっぱいより。「第2回全国学校給食甲子園」の出場作品。公設共同調理場でここまで作るんですって。「同じ給食とは思えません!(憧)」(給食費月額(11ヵ月):小学校3,870円、中学校4,650円)

 給食費を年間で比較しますと、
帯広市 小学校 42,560円 中学校 52,820円
西海市 小学校 42,570円 中学校 51,150円
 と、ほとんど差はないわけですよ。なんか溜息出てきませんか?

 帯広市学校給食の怪/あなたはこの内容に500円支払えますか?」は恥萬記としては珍しく一般読者さまからの関心を呼んだようで、Google Analyticsによれば昨日(11/21)までで2,057ページビュー、ページ閲覧時間がなんと5分32秒と多くの方にかなりじっくりとお読みいただいている様子が垣間見えますね。

参考記事:
帯広市例規集 第11類教育 第2章 学校教育
 ↑、このうちの関連が「帯広市学校給食共同調理場条例」、「帯広市学校給食共同調理場条例施行規則」、「帯広市学校給食共同調理場処務規程」、「帯広市学校給食共同調理場衛生管理規程」ですね。

 ねー、 「全国学校給食甲子園」なんてものがあるの、ご存知でした!? ワタシ、これ眺めてショック受けてしまいました。「公設でもちゃんとやっているところがあるじゃないの」
 大会ルールをご覧になるとワカるのですけれど、「献立は決勝大会実施日までに学校給食として提供したことがあるもの。」ですからね。「決勝大会作品紹介をご覧になってくださいましな♪」
 「給食費だって、そんなに変わらないハズなのよ!(怒)」

 昨日、小野寺道議と面会しましてね。セーター姿の普段着で、独り黙々と作業中でしたよ。帯広市の学校給食を「どげんかせんといかんよね」という話題で盛り上がりました。「どーゆーわけか、市も市議会もこの問題に手をつけようとしないわけ」
 自民系、民主系、共産系も含めてどうも市会議員の皆さまはウゴきが悪いらしいんですよ。「多分、この方がこうなのよ」
 食材費の精査は絶対必要だよね、ということで意見は一致しました。「間違いなく、給食内容と比較して高過ぎるものを買っている」
 そこで互いの活動方針を確認したわけです、「道議はそっちからね。じゃ、ワタシはコッチから」って具合。ドコの馬の骨ともワカらぬ恥萬ですけれど、彼はそのリスクを恐れず、携帯の番号まで教えてくださいましてね。「直接コッチに連絡くださって結構ですから」

 とりあえずワタシは住人の権利として、帯広市に対してアプローチをかけることといたしました。ちょっと手間がかかりそうなんで、協力者を募集したいと考えています。応募資格は「帯広市の学校給食はこのままであってはいかんだろう」という思いのある方。できれば、市役所等にしがらみがない方がいいな、と。問い合わせは☆☆☆@yahoo.co.jpまで。
 ご協力、お待ちしておりますよ。あーそうだ。十勝キャリアデザインネットワークさまにも声かけしてみようかしら♪
 モノ言わぬ読者の中には相当数の帯広市教育委員会学校教育部学校給食共同調理場関係者の皆様が含まれているよね、って昨日小野寺まさる北海道議会議員さまともお話ししたのですが(苦笑)
<引用終了>

サイトやブログに出ている分をピックアップした形で、
冗長となり、まとまりがなくなっているが、
帯広市の給食に関しては、批判的な意見などが多く見られる。
しかし、それが全てではないことも事実だろう。
全体の把握は難しいにしても、他の市町村に比べると
(十勝管内では)人口が一番多いし、意見する人も多いと思われる。
ただ、それだけ表面化しているということは、
まだまだ隠れた意見も沢山あるってことだろう。

最初や途中にも書いたが、基本、今回の給食に関しては、問題提起である意味合いが濃い。
数年前に端野萬造さんをはじめいろいろな方々が既に問題提起されているし、
議員さんを含め多くの方々が動いているという事実もあるが、
税金が絡む話だし、
何よりも子供に大いに関係する話なので、
今回のような形にさせていただいた。

子供達のためにありたい、
十勝、帯広がもっと良くなってほしい、
現在いいところは更に良くなってほしい、
と、みんなが思っていると思う。

今回のブログ全てを読むのは大変だし、
リンク先も全てチェックするのは、
本当に時間がかかることだと思う。
最後までお読みいただいた方々は本当にありがとうございます!

稚拙な私の文章のために誤解が生じる場合があるかもしれませんが、
なるべくそのようなことがないようにしたいと思っております。
何かあれば、御指摘、御質問などいただければ幸いです。

カレーの写真がない!とお嘆きの方、
話題の中でカレーが出てきて、リンク先には写真があります。
どうかそれでご勘弁下さい。

長文失礼しました。

参考サイト・ブログ
FM WING
Wing Blog
帯広市ホームページ
帯広市(サイト)の学校教育の項(学校給食についての項目がある)
給食参観に行ってみた、のfamily小噺(ぶうfamilyの小噺)
帯広市小中学校の給食カレンダー
給食費(帯広市サイトより)
山茶花五十郎が行く
上士幌 給食センターブログ(帯広「らくれっと」非公式応援ブログ)
なるほど! 「いただきます」本当の意味(All About)
給食より愛を込めて・・・(上士幌の給食センター)
江別市給食センター
江別市
置戸町
其の122  北海道発 熱血栄養士!美味しい給食のヒミツ
置戸町の給食をみんなで試食してきました(みんなのブログ(COOP札幌の組合員さんの日々の活動記録))
置戸町学校給食センター(島貫農園(訓子府町))
佐々木 十美さん in りくべつ*置戸町給食カレー作り①*秦食堂(工房TOMOinりくべつ)
日本一!の給食食器 (しぶや木工塾)
【置戸町】日本一!?高級な給食食器(食べたべ十勝 のんびり号)
十美さんと♪  置戸給食グルメツアー ✽その1✽(まったり日記)
天然オフ会?ドライブ・・・・・。(haremiの想い。)
置戸給食&北見グルメツアー(お家マルシェしませんか)
学校給食(音更町)
音更町
端萬記アーカイブ/ムラ社会に個としての発信を封じられた者ここに眠る
道議会議員 小野寺まさるのホームページ
西海市
「全国学校給食甲子園」
ナタネ油を使った学校給食 生産者と満喫(WEB TOKACHI 十勝毎日新聞社ニュース)
【学校給食は今】(上)
★子供のため?親のため?★(学校給食を考える〜とかち教育新世紀インデックス)
学校給食発祥の地 郷土愛育てるオール地場産 生産者の苦労も紹介(農・教育の懸け橋)