カレー修行(札幌)

序章
今回は長い。
いや、今回「も」長い、のかもしれない。笑
文章量が多くても読みやすければいい。
稚拙な文章でも読む人がわかってくれればいい。
時々、ブログ見てるってことを言われるのだが、
その時、長さはあまり気にならないと言ってくれる人がほとんどで、
それは読みやすさを表しているのかな、と喜んだりしている。
が、今回長い。笑

しかも長くなるとわかった瞬間に、
本日12月7日分を2つに分けるということも英断した。

台湾旅行以来の章分けをする。
19年11月1日の日記「第1章 台湾旅行の始まり(Cobara Hetta新千歳空港店)」参照。)
ちょっと思いついちゃったので、
その思いつき、アイディアを採用。
ちょっと待て、と止める編集長はいない。
変酋長は自分・・・笑
(学生の時、アルバイトで塾講師をしたことがあるが、
その時の生徒からのあだ名が酋長だった。笑)

かつて、星新一という偉大な作家がいた。
ショートショートの日本の草分けと言っていいだろう。
中学生くらいの時に、教科書に載っていたんだっけ?
それに感化されたり、友達の影響で、
文庫本を何冊か買って読んだ覚えがある。
1編1編が短いので読みやすい。
内容も面白かった。

今回今日のブログのアイディアを思いついた時に
ふと思ったのは、星新一の作品。
正確には覚えてないのだが、
1冊の文庫本に15くらいの話が収められていたが、
その書き出しの1行が全て同じで、
内容が違うというものだった。
今回はなんとなくそれのオマージュ。
(のくせして、その本のタイトルとか、
書き出しの1行の文章を覚えてないという。笑)

第0章 書き出しは一緒
なので、コピペせず共通として、最初に1回だけ書くことにする。
(どこがオマージュやねん!)

寒空の下、多くの人でごった返す喧騒の中、
B氏は再び同じ道を歩いていた。
先程、この道を通ったのは数時間前。
目的の修行場がまだ開いてなかったので、
再度トライするのに、すすきのの雪道を歩いていたのだ。

外観
B氏が辿り着いたのは、三松村岡ビルの3階だ。
アートマンという修行場は後輩に教えてもらった。

第1章 名称
外観
言葉で教えてもらったので「アートマン」という発音をメモした。
art man・・・芸術家みたいな感じ?
などと漠然と思っていた。
ネットで調べた時も、住所や定休日、修行時間などを見たくらいで
他は詳しく見てなかった。

それはどの修行場でもだいたい似たような調べ方をする。
予め予習しすぎると、そのサイトやブログの影響を受けて、
自分なりの判断、美味しさの楽しみ、修行ができなくなる可能性があるからだ。

実際に修行場の前に行くとATMANと書かれている。
え?
アットマン・・・?
英語だとそう読むよな。
でも、後輩はアートマンって言っていた。
はず・・・。
耳悪くなってきているだろうから、聞き間違いは大いに有り得る。
最近、色々なことで自分に自信がなくなってきている。
はたから見るとそうでもないかもしれないが、
実際は自信がないことが多い。

なんと読むのか?
どういう意味か?

スープカレー1
そんな迷いを打ち消すスープカレーがやってきた。
ニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜にトッピングを少しした。
ライスは100gでキャベツのサブジもトッピング。

スープカレー2
ニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜
スープが決まっていてスワディスターナスープだ。
数種類あるスープのうち、それがいいと思っていたので、
渡りに船、渡哲也で、辛さは50番
明らかにサラサラなスープのスパイシーさに喜んで
呼び方、読み方のことはすっかり忘れていた。

後々、ネットで調べると
アートマン
インド哲学の重要な概念の一つで,我(が)の意。 元来は〈気息〉を意味したが,転じて〈生気〉〈生命〉の意となり,哲学的には〈自我〉〈霊魂〉を意味する術語とされた。 宇宙の根本原理の名称であるブラフマン(梵(ぼん))と対になる個体的原理をさす。
16年の旅の末、遂に求めていた店に出逢うの巻 | アートマン ( ATMAN )(HOWOW-40- OFFICIAL BLOG | 鳳凰-40-)
(仏太が幾つか調べた中で一番わかりやすく納得できたものを)

どうやら、ATMANと書き、アートマンって読むってことでいいようだ。
まだ、耳は大丈夫そうだ。

ちなみに、ブラフマンは確か手塚治虫のブッダという漫画に出てきたはず。
結構重要な役割として。

第2章 バー
外観
アートマンに辿り着いたのだが、なんとなく気後れ。
外観がバーだからだ。
しかし、バーとはどこにも書かれていない。
雰囲気と、すすきのというシチュエーションがそう思わせる。

中に入ってみると、
バーだ!

いや、バーでもいい。
夜だし、飲むのは嫌いじゃない。
(むしろ好き)

マスターと対峙する一般に想像するカウンター席。
壁に面する席はテーブル席を彷彿させる。
やっぱりバーだ。笑

中の写真は撮らせてもらってない。
なので言葉で伝えるしかないが、
見た目は典型的なカジュアルなバーと言っていいだろう。
スーツ姿のマスターまたはママが対応してくれるような、
おしゃれで、高級そうなバーではなく。

スープカレー1
しかし、席に案内されて、メニューを見ると、
しっかりスープカレーだらけで安心した。
その中から、ニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜にした。
幾つかトッピングをしている。
ライス100gは、やはり少なめのポリシーのもとで。
夜中の炭水化物はなるべく避ける。

スープカレー2
ニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜
スワディスターナスープがデフォルトで、
スープ指定されているのは唯一これだった。
50番の辛さがちょうどよく、美味しくいただいた。

暗いバー、いい雰囲気。
おしゃれというより、レゲエなイメージ。
あ、そうか、それならカレー修行場って感じだ。
夜中にスープカレーを食せるというのは、
飲んだ後の〆スープカレーができるということ。
バースタイルもいいものだ。

第3章 音楽
外観
アートマンは中に入ると、
おしゃれというより、レゲエなイメージ。
しかし、BGMはJAZZ
これだけでえ?と思う人は少なくないだろう。
逆に、うん、それあり、と思う人も結構いると思う。
そして、で、何屋?と言う人もいそう。
カレー修行場の場合、BGMは
インド音楽やレゲエのイメージだが
J-POPとかロック、洋楽でもいいと思う。
それらしい音楽として、
カレー→インド→インド音楽という短絡的なものもあるし、
カレー→暑い所→ジャマイカ→レゲエってのもあるだろう。
J-POP、ロック、洋楽などは、マスターの好みかもと思ったり、
または、有線などの選曲によるかもしれない。
ただ、有線の場合、ジャンルを選択できるということはある。
状況により、K-POPとかユーロビートでも悪くないと仏太は思っている。
(このご時世、K-POPはちょっと・・・と思うが)
勿論、ももクロがかかっていたら、ノリノリでスープカレーを食す。笑

スープカレー1
ここアートマンでは、
バーの雰囲気でクラシックを聴くでもなし、
カレーなるインド音楽でもなく、
雰囲気に合ってそうなレゲエじゃなく、
しかし、いつの間にか慣れてしまうJAZZ
バックグラウンドミュージックとして、
スープカレーを楽しめるのだ。

スープカレー2
ニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜
スワディスターナスープ(スープは決まっている)の
辛さ50番でいただいた。

スープカレー3
ニラとかニンニクの芽ってなんか嬉しい。
匂いが気になる場合は難しい食材にあげられるだろうが、
そういうものこそスープカレーに相応しいと思っている。笑

スープカレー7
それらは、キャベツのサブジも含めて、
なんとなく、仏太の中でのイメージは
って感じ。笑
あくまでも主観なので、
ご意見ある方はどうぞ。笑

スープカレー5
じゃあ、JAZZな感じの食材は今回あるのか?
これまた難しい質問だ。
(誰も質問してない。笑)
仏太の感覚だが、今回の中では
オクラがそんな感じする。
どこがどうJAZZなのかと言われると
とても答えにくいのだが。
普段、理詰めな文章が多いのに、
今回感覚的な文章が多いのは、
おそらくJAZZyなのだろう。(意味不明)笑

壁のポスターがライブ関係のものが多い。
そして、知らないアーティスト、イベントが多い。
こういう人(マスター)は音楽詳しそう
だから、質問するのは止めた。笑
それほど音楽に詳しいわけではないから。
音楽は本当に素晴らしい
言葉もあるが、言葉を超えて、人の心を豊かにする。
スープカレーとともにある音楽もやはり素晴らしい。

Music is important for everyone. It is a very great thing God gives us. At Atman I heard JAZZ. The atmosphere was like Regge or Indian music. But there was Jazz. It was good. I liked the music. And I ate soupcurry with taste good. Thank you.

参考サイト
週末ヒロイン ももいろクローバーZ

第4章 席とテーブル
外観
アートマンでカウンター席かテーブル席か
最初入った時に選んだのはテーブル席。
とはいえ、壁に面しているのでカウンター席とも言える。
が、そういう名称はどうでもいい。笑
カウンター席はちょっと置いているものがあっても、
すぐ先はマスターのスペースだったりする。
ここアートマンのテーブル席は、座って目の前に本が並んでいた。
立てかけられている漫画の前に雑誌なども横たわっている。
要するにそれだけの奥行きのあるスペースで、
そういった意味ではカウンターではなくテーブルなのかもしれない。
二人が横になって座れる幅があり、それが横に2ヶ所あった。
だから、ついたてのようなちょっとした固定板がなければ、
4人が横並びになる状態となる。
実際に隣のスペースには二人組が座っていた。
残念ながら、薄暗い中イチャイチャして
想像をかき立ててくれるようなカップルではなく、
男二人の酔った〆のスープカレーを楽しむ先輩後輩の構図だった。
(会話から推察=もしかしたらのボーイズラブなら気づいてない。笑)
そんなテーブルカウンター席に仏太は1人で座った。
あ、B氏は1人で座った。

スープカレー1
オーダーして、楽しみに待っていた、
ニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜が来た。
スワディスターナスープ50番だ。
あっさりスパイシーなスープと好きな具材のオンパレードで、
ガツガツと夢中になって食す。
ライス100gで正解。
スープカレーを楽しみつつ、いただくのに丁度いい。
仏太は、あ、いや、B氏はカレー(スープカレー)を食す時、
いや、食事をする時は全般に、本を読んだり、スマホをイジったりしない。
テレビを見たり、ラジオを聴いたりすることはある。
だから、基本夢中でガツガツといただく
美味しければ尚更だ。
相手がいれば、会話をしながらというのはある。

目の前には、漫画のバカボンド、金と銀などと
FXほにゃららという経済?の本か漫画があった。
それぞれ面白そうという興味はある。
読んだことがあるものもあった。
食前の待っている間に読むことはある。
しかし、今回は読まなかったのと、当然食事中も読まなかった。
雑誌もあり、スープカレー三昧とか、スープカレー読本など、
懐かしく、スープカレー好きならかなり多くの人が知っているであろうものだ。

食しているうちに、鼻水が出てきた。
スープカレーを食していると、スパイスの効果か
代謝が良くなって、鼻水や汗、涙など
体液が出やすくなることがある。
するとそういうのを処理することが必要なこともある。
最初、テッシュがなく、鼻水が大変だった。
ああ、限界だと思った時に、
隣でイチャイチャ談笑していた男性グループがいなくなっていて
ふとそちらのテーブルを見るとティッシュがあった。
迷わずゲット!!!
事なきを得た。

そう、テーブルの上には、色々なアイテムが有り、
それぞれの修行場で工夫が出ている。
同じようなものも置いてあるが、
時に、お!と思うような発見もあり、
スープカレーだけではなく、
周辺も楽しみなものなのだ。

<追記>
ここのテーブルカウンター席、とても気に入った。
椅子の座り心地は覚えてないので、悪くはなかったはず。
それを抜きにして、周囲から隔離されたような気分になり、
物事をするのに(例えば勉強とか、ブログ更新作業とか)、
とても集中できる気がするのだ。
その暗さも手伝っていたのかもしれない。
また、物を置ける広さ・スペースも程よく、
汚く置きっぱなしで散らかしさえしなければ、
ベストな状態を保てると感じた。
自分の部屋、基地として、一つ欲しくなるスペースだった。

第5章 メニュー
外観
楽しみで、期待のアートマンに来ることができた。
色々な食の情報(カレーに限らず)をいただくのだが、
今回はカレー好きの後輩からもらった情報。
楽しみにしていたが、楽しみにしすぎると、
あれ?と残念に思ってしまうこともあるので、
過度な期待はせずに、程々の期待で。笑

スープカレー1
ニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜
幾つかトッピングしてもらった。
ライス100gはいつも通りの量。
カレーにはライスやパンなど主食がつきものだが、
そこよりも具材を重視して頼む傾向にある。
ダイエットの一貫ということもあるのだが。

スープカレー2
ニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜
選択したのにはわけがある。
修行はいつも真剣だ。笑
美味しく楽しむためにどんなカレーを選ぶかは自分。
それはスープだったり、具材だったり、辛さだったり、
その他色々な要素の組み合わせを、
時に無限大の可能性を感じながら、選ぶのだ。
スワディスターナスープ50番

スープカレー3
カレーの名前になっている主役は
ニラ、ニンニクの芽豆腐
それぞれ家庭のカレーではあまり具にならないと思われる。
それがまたいい。

スープカレー4
ただ、豆腐をはじめ、それぞれの具材は
鍋には入ることが多いだろう。
そう、鍋は即ちスープ。
スープカレーのカレー的側面とスープ的側面を考えた時、
いいとこ取りをすれば、それでいいんじゃないかと思っている。
だから、鍋の具材になるものはスープカレーの具材になる。
更には、そこから発展させて、カレー(ルーカレーなど)にも
応用して、バリエーションは広がっていくと思う。

スープカレー5
当初、カレーには全く考えてなかったオクラ
今では仏太、いや、B氏の中では当たり前となっている。
むしろないと寂しい。
だから、このオクラはトッピングした。

スープカレー6
更に、水餃子もトッピング。
好きだから。笑
餃子も色々あるが、みよしのみたいなパターンも嫌いではない。
焼き餃子とルーカレーという組み合わせもアイディアが凄いが
一大ブームとかなり昔になった程、人気があった。
それでおわかりのように、餃子自体カレーと合うし人気だ。
仏太は、いや、B氏は餃子の中では水餃子やスープ餃子が好みで、
その流れで、スープカレーに水餃子のトッピングというのは大好き。
なので、欲張りトッピングでスープが溢れそう。笑

スープカレー7
キャベツのサブジはライスオントッピング。
注文の時、別のものをオーダーしようとしたら、
それが売り切れたほどの人気だった。
マスターから勧められたキャベツのサブジを素直にいただいた。
ライスオン的ならこれがいいだろうと勧めてくれたのだ。
これも正解。
いやあ、マスター、いい仕事してる。

メニューの説明が色々ある中に、
具は素揚げしないとか、のこととか、
かなりポリシーを持って、プロ意識が凄い
と思われることが書かれていて、
待っている間そういう意味でも楽しみだった。

実際の所、素揚げやソテー、煮込むなど
それぞれの具材を活かす方法を、
それぞれの修行場で考えてくれている。
が、アートマンマスターは(も)今までの経験などから
かなり理詰めで美味しさを引き出しているということがわかった。

また、食材も地元産のもの(石狩、当別と書かれていたと記憶)を
使って、細かいところまで気を使っているようだ。
地産地消とか身土不二という言葉もあるように、
地元の、土地・風土に合った食材も大切だ。

参考サイト
ぎょうざとカレーなら「みよしの」

第6章 スパイシー
外観
アートマンに入ると、数人の修行者が先に修行していた。
バーに思われたが、しっかり修行者だらけ。笑
スパイシーな匂いが立ち込めている。

スープカレー1
ニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜
辛さ50番でお願いした。
ライス100gと少なくした。
ライスオンされているのはトッピングしたキャベツのサブジ
サブジはスパイス炒めみたいなもの。
そうキャベツがスパイシーになっている。

スープカレー5
スープは数種類あるのだが、
このニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜だけ
スープがデフォルトで決められていて、
スワディスターナスープとなる。

また、メニューを見た時に、食したいのは、
スワディスターナスープは既に決まっていた。
で、このニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜はスープが決められていた。
自分の意志と修行場の意向が一致。
辛さ50番はメニューから予測して自分に合っていそうなところを。
即ち辛すぎず、でも普通の人よりは強く、好みな辛さ。
自分の好きなところに上手く着地できた時はガッツポーズだ。

サラッとしたスープでとても食しやすい。
また、これが豆腐によく合っている。
そう、スープの味も活かして、豆腐を邪魔してないのだ。
そして、そのスパイス感がニラとかニンニクの芽という、
所謂癖のある者どもをしっかり従えているのだ。
いや、引き立てている。

スープカレー4
そう、具材とスープをつなぐスパイシーなのだ。
それを形成するスパイスがたっぷり見えている。
スパイシーは辛いではないのだ。
スパイスは香辛料
香辛料は大きく3つに分けられる。
辛さ、色、そして、香り。
実は香りをつける役割が一番多い。
だから、スパイシーは、よく香りがついている、
単純に言っちゃうとそういうことになる。

ことは実はそんなに単純ではないので、
これを強く主張するわけにはいかない。

そして、スパイシーという言葉には気をつけてほしい的な
注意喚起がメニューか壁紙に書いてあった。
(おい、仏太!いや、B氏!覚えておけ!)笑
ああ、これは深い!深すぎる!
と、感銘を覚えた。
(おい!覚えておけ!)笑

食べ物のことを言葉で表現するのは実は難しい
しかし、難しく考えるべき時と、
そうじゃない時があるのも確かだ。
楽しく美味しく食すのに、難しいことを考える必要はないと思う。
広く広まるためには、色々な表現があっていいし、
単純で簡単で共感を呼ぶことが広まりやすい。
それは言葉も味も。
ただ、味には絶対王者はないと思っているが、
それに近い存在が、広く認められて、人気が出るのだと思う。
それが、単純なのか複雑なのかは別にして。
だから、スパイシーという言葉も、
単純な時と、思慮深くあるべき時とがあるのだと思う。

珍しく(?)難しく表現しているが、
簡単に言うと、言葉も味も、
簡単に言ってもいいし、
難しく語り合ってもいいものだと思っている、
ってことだ。

兎にも角にも、スパイシーなスープカレー良かった
(マスターの「スパイシー」論を知りたい方は是非修行場アートマンで!)

第7章 修行・修業
仏太は、あ、いや、B氏は、
カレーを食す
という表現を使う。
このブログを書き出す約10年前にサイトを始めたが、
最近はブログの更新さえままならない状況となっている。

2018年6月 ブログ丸10年(2008年7月スタート)
2019年6月 サイト丸20年(1999年7月スタート)

あ、また、脱線注意報!!!笑

で、サイトを書いているときから、即ち20年以上
カレーを食す
という表現を使っている。
また、カレーを食すこととその周辺を含めて、
修行
という言葉でまとめて表現している。

人生の修行と、カレーの修行は、
相似する部分があり、
道を極めようとするということでは、
同じだと考えての表現だ。

以前、修行修業と書かれて、
少し意味が違うんだけどなあ、と心の中で思いながら、
まあ、そういう細かいことは、他人には関係ないと思った。
ってか、実際はそういう言葉の問題ではなく、
心の在り方的なことだと思っている。
ただ、書き文字としてどちらが正しいのかという話になれば、
修業ではなく、修行が正しいということになる。
B氏のカレー修行としては。

外観
アートマンに行った。
札幌での修行
最近はいきあたりばったりは少なく、
だいたい予定を立てていく。
が、新規開拓は久しぶりな気がする。
だいたい札幌での修行ができてないと言うか、
札幌に行く機会が激減してしまった。
札幌だけではないだろうと言われるかもしれないが、
やはりスープカレーと言えば札幌なのだ。

スープカレー1
ニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜
ライス100gでいただいた。
辛さは50番でちょうどよかった。

スープカレー5
オクラ
スープカレー6
水餃子をトッピングした。

住所や時間などを調べている時に、
マスターがスープカレー修行場とラーメン屋で
修業したというのを見た。
多分これは修業が正しい文字だと思う。笑

マスター修業したスープカレー修行場のことを知っていても
その面影は具が細かく切られているところくらいかと思う。
そうではない具もあるし。
また、味はぜんぜん違う。
それは当然だ。
色々と修業したマスターの集大成
アートマンのスープカレーなのだろうと思う。
ラーメン屋はどこかは知らないが、
スープカレーとラーメンの作り方の基本は似ていると聞く。
ならば、最終目標としてスープカレーを目指して修業したのか、
修業した末に辿り着いた先がスープカレーなのか、
それはわからないが、
現在のアートマンのスープカレーに辿り着くための
修業であっただろうと思う。
(結果論でしかないが)

その修業の成果であるスープカレーを
ありがたく美味しくいただいて、
カレー修行とさせてもらえる。
幸せなことではないか。

第8章 ホスピタリティ
来年2020年は東京オリンピックだ。
サッカー予選、マラソン、競歩が札幌で行われることになっている。
今現在。(流石に変更はもうないだろう。)
東京オリンピック誘致の際、
かの有名な女性が「お・も・て・な・し」と発言したことは
遠い昔になりつつあるが、きっと来年沢山のドラマが生まれることだろう。
あ、別に名前をわざと伏せているわけではない。笑
知ってるよ、滝川クリステルだ。
滝沢カレンじゃない。
(ずっと滝沢カレンしか出てこなくて、
ネットで調べて滝川クリステルだとわかった、
なんて全然ありえない!)笑

外観
アートマンに行った。
マスターはちょっと怖そうに見えた。
暗かったからかもしれない。
先に答え合わせをしてしまうと、実はそれは勘違いで、
全然怖くないどころかとても優しかった。
最初の印象と逆だから、尚更その優しさが際立って感じたかもしれない。
ファーストインプレッションとのギャップって大きいかもしれない。
しかし、それを除いても、マスターの腰の低さ
嫌味なく、お・も・て・な・し、と言うに相応しいものだった。
少なくとも、ろくでなしとか甲斐性なしではない。笑
冗談はさておき、どこからそれを察したのか。
主に3つあった。

一つは、注文の前後。
席の案内から、メニューを選ぶまでの間のとり方
仏太は、いや、B氏は普段は一生懸命はメニューを見ない、
正確に言うと、メニューの全てを読む前に、
オーダーを決めることが結構ある。
それはメニューに書かれている文章のことだ。
食すものを選ぶためのメニュー一覧は見る。
今回は、興味深いことが沢山書かれていたので、
それをちょっと読み始めたりした。
それで時間がかかったのだが、
マスターは余裕の構えで待っていてくれた。
そして、しっかりとメニューオーダーを聞いてくれた。
この時に、仏太、いや、B氏の氷が溶け始めた。笑

スープカレーが出来上がってくるまでの間、
メニューの言葉をじっくり読んで待っていた。
目の前に漫画や雑誌があったのだが、
それを見るより、書いてあることにとても興味をそそられたのだ。
ものすごく吸い込まれたのは、
おそらく文章の中にある優しさが垣間見えたのだと思う。
書いてあること自体は厳しいこともあるが、
厳しさの中に優しさがあると感じた。
この時点で、氷は殆どなくなっていた。

スープカレー1
ニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜が来た。
スワディスターナスープの辛さ50番。
ライス100gと少なめ。
いつも通り写真を撮り始めた。

この写真を撮ることに関しては、
一時議論になったことがあり、
今もそれは議論されているかもしれない。
写真を撮るのは自由なのか、許可を取るべきなのか。
この話題はまた別にすることにするが、
簡単に言うと、写真は撮ってもいいと思うが、
マナーとして、断わりを入れる、許可を取るということも必要かもしれない
というのが仏太の、いやB氏の見解。
(この点に関しては、色々な人に、色々な意見があると思うのと、
かなり長くなり、これだけで沢山の文章量になるので、今回は割愛。
ただし、この話はそのうちすべきだと思っている。)

と言いながら、正直なところ、
ほぼ許可を取ってないのが現状。笑

すると、マスター
明るくしますか?
と声をかけてくださった。
え?
一瞬耳を疑った。
この修行場の雰囲気として、
この暗さは重要ではないかと思ったからだ。
いや、それ以前に、写真を撮っている時に
そんな風に声かけされたのは初めてだった。

かつて、勝手に写真を撮るとは何事と言われたことは数度あるが、
許可ではなく、更にそれを手伝ってくれるようなことがあるとは!
このお・も・て・な・しに驚愕と喜びが走った。

が、携帯の機能を過信した。
「いや、大丈夫です。ありがとうございます。」
丁重にお断りした。

スープカレー5
そうそう、こうやって明るく撮ることができる。

スープカレー6
これは焦点の問題か、水餃子の明るさを基準にしたのか、
なんとなくちょっと暗いような・・・

スープカレー7
キャベツのサブジに至っては、
がしっかりと主役になりつつある・・・
あれ?

今更だが、マスターの言うことを聞いておけばよかった。
おすすめに従うべきだったのだ。
いや、後悔はいけない。笑
こういうことがあったので、尚更マスターの優しさを再認識できるのだ。
と、良い方に考えることにしよう。笑

でも、本当にマスター優しかった。
帰り際も「綺麗に食してくれてありがとう!」と言ってくださったのだ。
単なる、ありがとうございました!ではなく。
(言葉は正確じゃないかもしれないが、意味は間違ってない。笑)

ホスピタリティを考え直すいいきっかけをいただいた。

第9章 〆カレー
外観
アートマンに辿り着いた。
これが本日の〆カレーになることは明白だった。

ホテル1
ホテルのエレベーターのドアの内側が
全面広告状態になっていて、
朝食を猛アピールしていた。
その写真の中にスープカレーを見つけた時に
狂喜乱舞したのだが、宿泊は朝食なしプランだった。

ホテル2
また、先にホテルの大浴場(温泉)に入っていたのだが、
スリッパ間違い防ぎのクリップ
洗濯ばさみで作られていたのだが、
それにタグがついていて、
色々な食べ物がイラストと共に書かれていた。
そこにスープカレーを見つけたのは運命としか言いようがない。
断じて、こじつけとか言い訳とか言いがかりとかではない。
ましてや、こじはるとかこじるりとかとかいきものがかりでもない。

スープカレー1
そんなわけで、〆スープカレーは
ニラとニンニクの芽と豆腐の薬膳4野菜にした。
スワディスターナスープ辛さ50番ライス100g
ライス少なめはいつものことだが、夜中なので尚更。
一応ダイエットしているので。

スープカレー3
〆カレーとはいえ、ダイエットしているので、
豆腐ニラ、ニンニクの芽など
健康的な具のスープカレーを選んだ。
スープはスワディスターナスープと決まっているが、
それもとても健康的で太りそうもない。笑

スープカレー5
オクラナスピーマン人参など
野菜類はやはり健康的。

スープカレー7
キャベツのサブジもとても優しい。
やはり野菜類中心は良いことだ。
特に夜中、寝る前なら尚更。

スープカレー6
もう、こうなったら、水餃子は0Kcal!
(誰かのネタ・・・?)笑

ということで、運命的な、必然的な、
義務感に駆られた〆のスープカレーは
修行として完食した。笑

終章 言い訳と感謝
スープカレー1
スープカレーの美味しさは、後輩の言っていた通りだと思う。
こんだけ熱量を持って書いたのは、美味しいからだけではない。
別にマスターに頼まれたわけでもない。
むしろブログに書いて良いかも断ってない。

単に、あの空間で、突如として創作意欲がかき立てられたのだ。
などと言うと芸術家みたいだが、そうではない。
ただ、情熱のベクトルは似たような部分があるのかもしれない。
食し終わって、一気にメモを取り、
それは味がどうのこうのではなく、
このブログのアイディアそのものだったのだ。

色々な視点で見ることができるカレー。
今までもブログに書く時に、
何かに焦点を当てて書く形だった。
それが自分のスタイルなのだ。
今回はその焦点が、様々な形で現れた。
インスピレーションとして頭に浮かぶと、
それはメモとして書き留めるのに、
スピードが全然追いつかない。
でも、自分で気に入ったアイディアだったので、
頑張ってメモをして、今回このように形にできた。
自己満足だ。笑

あ、英語でもそれぞれの章ごとに書こうと思っていたが、挫折した。笑
日本語書いているだけで、むちゃくちゃ時間がかかった。

そして、アートマンを教えてくれた後輩に感謝。
素敵なスープカレーを提供してくださったマスターに感謝。
あざっす!あざっす!あざっす!

スープカリィ ATMAN
札幌市中央区南5条西2丁目美松村岡ビル3F
090-8374-9489
https://atmancurry.shopinfo.jp/
20:00-27:00 (LO26:30)
日曜定休