武者修行 in 函館



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函館武者修行



5月19日月曜日
 計画の時点で無謀なのはいつものこと。が、本当に無茶苦茶になった。(笑)

 朝4時に起きる。シャワーを浴びる。準備はほとんど終わってる。今日はずっとドライバーで、しかも、日帰り函館ツアー。メンバーが多いので、きっと予定通りにはいかないのだ。しかも、今回のメンバーを考えると尚更だ。(笑)が、そこはコーディネーターの腕の見せ所。運転も安全にしなければならないし、結構警察が出ているという噂で、万が一止められるようなことがあると、ツアーが台無しだ。ちなみに、今回の予定は、カレー仲間の華聖人さんと相談してほとんど2人で決めた。メンバーもこちらでセレクト。とはいえ、平日なので、仕事が休みか、仕事がない人じゃないと無理。でも、沢山集まった。本当は一緒に行きたい人はまだいたが、今回は総勢7人という大所帯となった。仏太の車は7人乗りにできるので、そのようにセット。札幌でピックアップしたのは、りせちゃん、華聖人さん、ともちゃんの3人。札幌を出たのは6時だった。
 定山渓、中山峠、ルスツ、豊浦を抜けて、長万部、国道5号線、函館、というルートを取った。実際に警察がたくさんいた。サミットの練習?新人研修?止められることはなかったが、ああいう制服やパトカーにはドキドキするな。とっても可愛い女の子を見たときとは違うドキドキだ。(当たり前。)

 森の道の駅で休憩。まだ眠くない。
 もう少し進んで、赤井川のラッキーピエロでまず第1修行。赤井川といってもキロロとかではない。森町の中にそういう地名があるのだ。そして、このラッピは国道沿いで小学校の横。そういう前情報があったので、分かるだろうと思っていた。やはり分かった。もう既に数人の修行者が前で待ってる。まだ、開いてないのだ。10時ちょっと前に着いた。ラキピは、それぞれの修行場にコンセプトがあり、ここは「陽性のファンタジーボテロ」だ。妖精ではない。それはりせちゃんだ。(時に、小悪魔、いや悪魔になるが。笑)すぐに時間となり、みんな入っていく。我々はゆったりしたモノだ。これからの修行を考えると慌ててもしょうがない。今日の予定をある程度話してあった、というか、パンフレットを作って、このあたりに行こうと思っていることをみんなに伝えたので、特に女の子達は手加減して修行を始めた。焼きカレー

チャイニーズチキンカレーを4人でシェアして、ハンバーガーが欲しい人は自分で頼んだ。仏太はラッキーエッグバーガーをセレクト。

これはカレーにたまごが載ってないと思って、玉子を食したいという気持ちから頼んだモノだった。しかし、あとから知ったのは、目玉焼きをトッピングできるということ。しかも、焼きカレーにはたまごが最初から載ってるということ。ショックだった。しかも、辛口にできることもあとから知って、そのままでちょっと残念だった。が、美味しかったし、辛いのが苦手な人がいたら・・・・このメンバーは普通に大丈夫だ。ちぇ!仏太的には焼きカレーの方がチャイニーズチキンカレーより好みだった。が、量が無茶苦茶多い。これ、一人で頼まなくてよかった。

 函館に入ったあと、カレー仲間のタケさんと待ち合わせ。タケさんは室蘭のこうがしゃオフ会で会ったナイスガイだ。この春に室蘭から函館に転勤になった。連絡をもらっていたので、今回ツアーするときに、行くよ、って言ったら、参加する、と二つ返事だった。仕事は?と心配になったが、どうやら有給休暇を取ったらしい。普通の人から見たらこのツアーはどう見えるのか分からないが、普段の仏太を知ってるなら、引くのではないかと心配だった。だから、有給休暇を取ってまで参加するモノかどうか、自信がなかった。仏太達は楽しんでるのだが、もしタケさんが楽しめなかったら、どうしよう。でも、きっとツアー続けるんだけどね。(笑)タケさんに会うの久しぶりだった。お元気そうで何より。メンバーではりせちゃんだけが初めて会う。だから、すぐにうち解けて話が弾んだ。

 次なる修行は、パン屋。勿論、カレーパンがあるという情報をもとに目をつけておいた。こんなマイナーな、と思われるところをチェックしてるのが仏太。産業道路から、脳外科を過ぎて、左に曲がって、すぐのY字路を更に左に曲がって、きっとそこにあるはず・・・・あった!!!ひだまりという一見何の変哲もないパン屋さん。駐車場は一方通行状態で、どんどん詰めていくパターン。仏太達が行ったときは他の車はなかったけど。

手作り牛肉カレーパンが、あらかじめ情報誌jamでチェックしていたもの。あったあった。他のモノも物色。
おおおおお!

豆カレーランチというものを発見。豆が上に載ったオープンサンド的なパン。仏太的にはガルバンゾーがいい感じで、豆カレーランチの方が気に入った。パンも今後のことを考えて、個人個人で責任を持って(!笑)買いたい人だけ買った。タケさんはこの日まだ何も口にしてなかったので、早速、修行場を出るなり、口に頬張って、車が出る前に終わっていた。流石!

 更にこの後、カウンター嬢さんをピックアップ。カウンター嬢さんは3月に邪悪店長さんと結婚して、邪悪店長さんの転勤で一緒に函館に移ったのだった。ちなみに、この日邪悪店長さんは仕事。で、6人となって、しばらくこの6人で行動をするのだった。ここまでの経緯をカウンター嬢さんに説明すると「やっぱり、きっともう修行してきてるんだろうと思った。」と流石鋭い。

 我々の第3修行、タケさんの第2修行、カウンター嬢さんの第1修行は、萬腹とみやという居酒屋。ランチタイムはお食事どころとなる。ここは五稜郭の近くなのだが、6人が鼻をきかせて、早いうちに見つかった。見つけるのが大変だったら、それをネタにしたり、梯子だから休憩を取る時間になると思ったりして、前向きに考えるメンバーだった。が、その心配はいらず、比較的簡単に見つかった。仏太の車にはナビが付いてないので、地図と勘がたよりだ。(笑)居酒屋でカレーって?という感じに思われるかもしれないが、ここのWeb Siteに昼はカレーをやってると、頑張ってることが示唆された。カレー三兄弟と銘打って、
長男;牛スジカレー


次男;スープカレー


三男;焼きカレー

を出していた。他に壁の貼り紙で、カツカレーとカレー鍋があった。中はいかにも居酒屋という感じなのだが、明るいせいかランチをいただく飲食店というイメージだった。小上がりに6人であがり、許可をもらって、3つのカレーをシェアした。当然のように三兄弟を一つずつオーダー。牛スジカレーは煮込まれてスジがほぐれてる。スープカレーはバジルが凄くて、魚系の出汁がでていた。焼きチーズカレーは3つの中で一番美味しかった。が、カレーはどれも美味しいので、順位はつけられない。また、一口目、二口目、三口目・・・と味が違って感じたりもするので、簡単には比べられない。満足。お腹もいっぱい。


 いつも通り、一人なら修行が続くのだろうが、ここは無理せず、ちょっと休憩することにした。観光だ!!!とはいっても、ただの観光じゃないよ。函館山、ベイエリア、トラピスチヌなどなど、そういうのは別に優先順位的には後回しの我々。このサイトをご覧になったことがある方は、ご想像通りカレー関係の観光!!!今日は月曜日。月曜日は函館カレー関係は定休日が多い。仏太が調べた範囲で、(勿論それは専門修行場以外も含む。)50くらいあるうち10ちょっとが月曜定休だったのだ。華聖人さんと打ち合わせしてるときも、候補に挙がるところが次々と定休日だと判明して諦めたところが多々ある。というわけで、それらを含めて見学するというのが、今回の我々の観光!!!(笑)カレー仲間の中では、最もカレーに対する興味が薄そうに見えたタケさんが心配だった。が、心配は無用だった。タケさんはかなりのグルメで、結構色々なところに精通してる。で、函館もこの時点で来てから1ヶ月半なのに、本当に色々なところをご存知だった。で、新しいネタになるからと、この観光を歓迎してくださった。嬉しいものだ。
 吉田商店。火事になって、すぐ近くに移って、そろそろ営業開始していた頃だったのだが、定休日。あさのつき。住宅街の中にあり、一人だったら見つけられなかったかもしれない。かとらん。更に住宅街。前情報がないと絶対行けない、というくらいわかりにくい。まさに恐るべきさぬきうどんの世界だ。Gin GARO。以前、華聖人さんやカウンター嬢さんが行ったことがあり、迷わなかった。ラージモリタ。向かいにあったリカーランドという看板(テナント募集の貼り紙あり)に目がいってしまった。(すんません、このネタは極限られた仲間内しか分からない。笑)ダンネバード大地のめぐみ。と流し見て、元町へ向かった。
 さすがに、函館駅やその周辺でお土産を物色する。みんな主にカレー関係のものを探してる。あれ?それって仏太だけか?(笑)夕方となり、ベイエリアを練り歩く。駐車場に車を停めて、夕方の修行をひかえ、ちょっと散歩。そして、お腹を空かせる。(笑)ラッピとハセストが隣り合ってるところや、綺麗な夜景を見て歩く。


 時は熟した。ディナータイム。みんなのお腹もこなれて、後半戦。まずは、桃源郷。港に面した民家。そう、民家だ。一灯庵や奥芝商店系の雰囲気。外観はそれほどでもないが、それでも味があるのには変わりない。中に入ると普通に家に入ったように靴を脱いで上がる。06年6月オープンということだから、まもなく2周年だ。しかし、正確な日付を覚えてないということで、腰の低いマスターは何かイベントをすることは考えてないそうだ。畳の和室に昭和を思わせる家具の数々。ゆったりと落ち着く雰囲気はこのまま居眠りしたくなるようなシチュエーションだ。

 メニューからスープカレーチーズチキンを激辛でお願いした。普段はチキンを頼むことは少ないのだが、チーズとチキンの組み合わせが非常に心を奪われたのだった。ちなみにスープカレーってわざわざ書くってことはルーカレーとかあるのか?と聞かれてしまいそうだが、メニューにそう書いてあるのでそのまま言ってみた。スープカレー以外はメニューにはなかったので、スープカレーだけだと思う。表にも「スープカレー桃源郷」と書かれていたし。スープが好みだった。似てないかもしれないが、なんとなく逝ってしまった札幌のピスカピスカを彷彿させた。上に載ってるのが、ネギじゃなくてセロリだと気付いたときには感動した。チキンが隠れるくらいのチーズとさくらの形に切られたニンジン。茄子、インゲン、キャベツなど野菜も豊富で満足。

華聖人さんはみんなでシェアしようとキーマカレーを頼んでいた。それぞれスープカレーを食して、お腹に余裕がある人達は、キーマカレーも楽しんだ。あ、さっきスープカレーだけ、みたいなこと言ってしまったけど、キーマカレーはいわゆる一種のドライカレータイプなので、スープカレーだけじゃないね。(笑)


 ここで7人のカレー侍(うお!懐かしい!知ってる人しか知らない。当たり前。笑)の最後の一人がgo流。仕事を終えた邪悪店長さん。まだ、転勤となって間もないため、また重役となったため、来れるかどうかも危ぶまれていたが、流石カレーの魅力にはかなわない。桃源郷でカウンター嬢さんが連絡を取っていたが、次から行けそうだということで、場所を決めて待ち合わせすることとなった。車は駐車場に停めたまま十字街の方へ歩いた。そう、ヨシダストアだ。吉田商店の姉妹修行場で、吉田商店は定休日だが、ヨシダストアは定休日が違うのだ。どちらも食したことがある人の話だと味は同じとのこと。
 混んでる。大きな硝子張りなので、外観を写真撮ろうとしたが、他の修行者が写ってしまい、個人情報の問題もあり、帰りがけに写真を撮ることにして、中に入った。懐かしいがっしりした体格がすぐに目に入った。お久しぶりの邪悪店長さんだ。先に着いていたんだ。壁に貼ってある古い新聞は「長島4号手遅れ 不調の金田左にも屈し3敗」とあり、アンティークな感じは桃源郷を思わせた。が、内装は今風のカフェっぽい。そのギャップがまたいい。7人になったので、テーブルを二つに分かれて、談笑しながら、注文した。仏太は海の恵みシーフード。初めてのところでシーフードを頼むのはもしかしたら初めてのことかも知れないと思うくらい珍しいことだった。仏太は初めて行った修行場は、ラムがあればラム、なければポークを頼むことが多い。じゃ、何故シーフードにしたか。理由は二つ。今日5つめの修行で、味の変化を求めたのが一つ。もう一つはシーフードカレーは値段的に高いことが多いのだが、ここのはリーズナブルな値段だったから。具はパーナ貝、エビ、ホタテなどが入っていた。更に岩のりとつぶをトッピングして、まさにシーフード!!!満足だった。

 お腹いっぱいになり、出るときは裏の方から出た。そちらにトイレもあるので、トイレに寄りたい人が数人出たため、入ってきた方と逆から出た。あ、外観写真撮るの忘れた。しょぼん。ま、また行ったときにしよう。いつになるやら。


 カレーツアーの後半はみんなぐったりしてくる。そんな中最後の修行場に選ばれたのは、Happy Cafe en

昼間の観光の時に場所は確認していた。が、本当にやってるのか不安がよぎった。夜になって行ってみると、やっていて安心した。予想通りの落ち着けるカフェ。happy cafeという名前がふさわしい雰囲気だった。


このボードは営業してるときに、ドアのところに掲げられる。スパイシーカレーセット、チャイ・・・魅力的な文字が並ぶ。楽しみだ。

 メニューにはチャイや豆乳チャイがあり、ラムチャイというアルコールの入ったバージョンもある。がつんと来るアルコール(ラム)。もろ、ラムと。勿論、仏太は運転なので、アルコールは飲まない。

チャイくだチャイ、的なことをたくさん言って店員さんを笑わせた。単なるアホである。


スパイスカレーセットをともちゃんとシェア。ライス黒米でがっつりある。ターリ型。カレーはインド風?ルー?甘い。辛さは少々足りないが、カフェって感じ。チーズ、レーズン、チキンが細かい。スターアニスが上に載ってる。ライス、サラダ、ヨーグルト。カレーと言うよりはシチューという方が近いのかもしれない。これで6修行達成。
参考:Happy Cafe en

 流石にこれで解散。 邪悪店長さんとカウンター嬢さんは車で帰った。 タケさんを送る。

 函館新道に入り、そのまま北上。 むちゃくちゃ眠い。 が、コンビニ寄ったり、話を一生懸命したりして、頑張った。他の3人も代わる代わる話しかけてくれたりして、仏太を眠らせないように気を使ってくれた。車の保険が本人限定なので、他の人に運転をしてもらえないのだ。行きも帰りも孤独に運転を頑張る。札幌で3人をそれぞれ下ろして自宅にたどり着いたのは28時くらいだったような気がする。まるまる24時間起きてたら、この年齢になるとかなりこたえるなあ。でも、楽しかった。また、函館ツアーしたいな。


今回参考にしたサイト
ラッキーピエロ
とみや
Happy Cafe en

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