修行場・札幌「Ryu-goow」

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Ryu-goowジャンル:タイ料理
住所:札幌市豊平区美園3条7丁目3-15
電話:011-777-6198
Web Site:http://ryu-goow.com
E-mail; ryu-bunbunbass@clock.ocn.ne.jp



タイプ:タイカレー
辛さ:2
交通機関:地下鉄東豊線「美園」
通り:国道36号線、環状通
駐車場:あり
カード:使用不可
18席(テーブル席とカウンター席)
営業時間:11:30-15:00, 18:00-23:00
   (土祝11:30-23:00, 日11:30-22:00)
定休日:月曜日, 第3火曜日
Take Out:なし
メニュー
カオソーイ¥1180
エビのカレー卵とじ¥1280
他にもカレーメニューあり



仏太の視点

 仏太はアフリカで国籍を問われたときに「japanese」と答えると「Pure Japanese?」と聞かれたことがある。また、沖縄で仕事にいったときに、タクシーの運転手に地元の人(しまんちゅ)に間違われたことがある。要するに南国系らしい。生粋の道産子なのだが。
 学生の卒業旅行で、中国に行った。雲南省だったのだが、その中でもタイとの国境近くには泰族(確かこんな漢字。タイ族)という、タイ人の流れを汲む少数民族がいた。その時に、美人さんが多いな、というイメージが強く残っている。
 ここRyu-goowに可愛いスタッフがいる。マスターRyuさんの奥さんなのだが、この奥さんがよくタイ人と間違われる。タイ人が食しに来たときに、平気でタイ語で話しかけられるそうだ。奥さんは生粋の日本人で、タイ語は話せない。Ryuさんはロン毛で髪を縛っているから、これまたちょっと日本人離れしてるのかもしれない。きたぐにやとかgopでスタッフをしていたことがあり、その経験を生かして、好きなタイ料理を中心とした修行場を開いた。


 当初、カオソーイ(チェンマイのカレー麺:イスラムとタイの文化の融合)が売りだったが、メニューがどんどん増えて、カオソーイだけではなくなっている。それぞれの料理が美味しいのだ。試食会を行ったり、御夫婦で試食したり、と新作に余念がない。Ryuさんは外に出て、新しいものを吸収して、新しいタイ料理を常に考えている。実際に現地タイでも他国料理との融合が流行っているらしく、その辺りをRyuさんがタイで吸収してきて、益々パワーアップしている。Ryuさんの言葉を引用しよう。
<引用開始>
基本的には、今やっているコース料理の前菜でお出ししているものです。
詳しい内容はHPのDinnerをクリックして頂くと書いてあるのですが、イタリアンとタイの『フュージョン料理』です。
多分、札幌では初ですし、まだまだ知られていません。
フュージョン料理と創作料理というは違って、簡単に言うとフュージョン料理は、タイなりイタリアンなりフレンチなり何処頭に軸足があります。もともと存在する料理を例えばタイのスパイスで創ったとか、パスタをクイティアオ(フォー)に置き換えた物だと思って頂くわかりやすいと思います。
代表的なものでいうと『カルボナラ・タイ』と言って、生クリーム、牛乳をココナッツミルクに置き換えて、ブラックペッパーの香りをタイハーブに変え、ベーコン(パンチェッタ)を魚介に変えたんですが、やはり卵でまろやかにして、見た目も魚介のカルボナラの様なものです。今、バンコクで大流行しています。
<引用終了>


凄いよなあ。でも、この考え方ってカレーでもできるだろうし、特にスープカレーは新しい文化なので、古き良きものを融合するっていうのはいいことなんじゃないかな、と思う。
 08年5月から月曜日以外に第3火曜日も定休日となり、日曜日に営業が1時間延びた。以前は味乃帝王というラーメン屋だったが、もうそれを思い出せる人も少なくなっているであろうくらい、ここの存在感はでかくなってる。赤い壁が派手。最初の印象は、思っていたより若い夫婦だと思ったら、実際に若かった(笑)。感じのいいお兄さんって感じ。というものだった。2回目くらいに言われたのは、Ryuさんがgopにいたときに、仏太のことを見ていて知っていたそうだ。吃驚。ありがたいというか嬉しいというか。あ、どっちもだ。(笑)

ガパオは混ぜて食す。これが美味い。

パッタイクンは海老卵焼きそばで、平たい麺の焼きそばを中に包んだオムレツに海老が乗っている。海鮮カレー卵とじはホタテの貝付きの小さいもの、海老、タコ、玉ねぎなどが入ってる。酢やナンプラーが卓上にあり、それらをかけて楽しむ。

これまた、美味しい。他にココナッツ、一味的辛み、砂糖などもあり、このあたりはタイの屋台と同様のようだ。
エビのカレー卵とじはエビがたくさん入っていて、ニラも合う。本来タイではカニが入るそうだが、実は仏太的にはエビの方がいいかも。ココナッツ系タイレッドカレーになるそうだ。美味い、満足。ライスはタイ米ではなく日本米。(笑)ちょっともちもちしていた。スーカにニラも結構あいそうだと思わせてくれた一品。

これはレッドカレーだが、タイによくある、レッドカレー、イエローカレー、グリーンカレー(まるで信号の色みたい)は全て揃っている。タイ料理はカレーだけではないが、カレーもあるので修行はできる。
 これでもまだ一部だけ。実際に全部を制覇するのは大変だが、大人数でパーティー形式にすると結構色々な種類のものを食すことができて、有意義な修行になるだろう。勿論一人で行って、Ryuさんに話しかけるのもよし。気さくに色々と答えてくれるから、料理のこと、作り方のことなど聞いてみよう。(07年4月、9月、10月、11月、08年1月、6月食す、08年6月記す。)


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