武者修行 in 沖縄 09年10月4日
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10月4日日曜日
 仏太はこだわり人間だ。熱く物事に当たる。時にそれは「ウザイ」と思われているのだろう。その熱さは時々自分でも異常だと思うときがある。例えば、カレー。って、またカレーの話でしょ。(笑)仏太の頭の中は常にカレーを中心として回っているのではないかと思うくらいだ。あまりにもこだわっているので、常に何でもカレーに繋げて考えることになる。(笑)ただ、それだけではないのだけどね。でも、カレーを中心にして色々なことに派生して、自分のためになっていることがたくさんある。
 いつもカレーを中心として考えるので、どこか旅行に行くときにも食事はカレーだ。ってか、最近の旅行はカレーを中心にスケジュールを組み立てる。すなわち「食べ歩き」だ。その地方の、地元の美味しいものも好きだが、優先順位の筆頭はやはりカレーなのだ。だから、予定を立てるときは、まずカレーはどのようなものがあり、どこにあって、営業時間や定休日を考えて、その日程に合わせて編成する。時に1日に4食以上食すこともある。(ってか、ツアーの時はほとんどそう。笑)
 一つの物事に対する、執拗な気持ち情熱(というのか?笑)、そして持続性は、かなりトップクラスだと思う。どこでトップクラスなのかは問い合わせないように!!!(笑)
 ただ、ツアーもその時その時テーマをもって挑んでいる。それはほとんどの場合カレーだから、このサイトやブログを見てくださる人は、「またカレーでしょ」となる。そして、それをバカにしながら楽しんでもらいたいのだ。仏太はネタ作りで色々やったりすることもあるが、基本自分が楽しんでいる。そして、その楽しみを周りの人達に共有してもらいたいのだ。まあ、偉そうなことを言っているが、根底は美味しいカレーを食したい、ってところにある。皆さんおわかりと思うが。
 グルメな人間ではないのだが、時にB級グルメと言われるものを楽しむこともある。十勝では魯人のB級グルメ紀行としてカレー以外のものも手を出し始めた。(笑)また、2005年には香川県で、讃岐うどんを楽しんだ。どちらもやはり手抜きなしで(笑)徹底的にやってしまう。讃岐うどんに関しては、讃岐うどん行脚としてまとめているが、3泊4日で30食のうどんを食すという本当にバカなことをしていた。
 今回のツアーは、そのときと同じ3泊4日。そして、今回のテーマはうちなーすば(沖縄そば)だ!2005年香川の時と同じ麺類。最終的にはうちなーすばは11食なのだが、それでもそれぞれ思い出に残るもので、こうして書いていて長くなってしまうのだった。(笑)特に思い入れの強いのは、今日に予定されていた。最初に沖縄旅行を決めたときは漠然といつも通りだと思っていた。(カレー中心)しかし、1冊の本が仏太を揺るがした。おきなわいちば(という雑誌)の沖縄そば特集がちょうど出たのだ。おお!ちょっと立ち読みして、すぐに買った。讃岐うどんの時にお店を探すこと自体がとても面白く、とてもわくわくするものだった。辺境、秘境にあるところがあり、そういうところがまた美味しいのだ。なんとなくそういうのを彷彿させる、沖縄そばの店がいくつも載っていた。わお!!!その中でも、一番行きたいところ、おきなわいちばを買った大きな理由となった場所、それが今日最初に訪問するところだ。

 朝早く目が覚めた。だいたいこのように旅行をサイトにまとめるときは、その場での修行を報告という形を取るので、それだけで内容が濃く、長くなる傾向にあるから、ブログでよくやる前振りは普通はしない。が、今日は特別なのだ。だから、前振りもしたし、この日の起床が無茶苦茶早かったことも、楽しみにしていることを物語っている。まるで、遠足当日の子供のようなものだ。二度寝せずに、昨日撮った写真の整理。ムチャクチャ時間かかった。何せ昨日だけで200枚以上撮っている。(笑)サイトに使う写真選ぶ。サイトの更新作業。色々とやって、やっと時間が来た。

 車で出発。高速で許田から南風原南へ。目的地へ思ったより早くに着いた。もっと時間かかるかと予想していたし、もっと迷うかもしれないと思っていた。ナビ優秀だ。しかし、まだまだ予約時間ではないので、ちょっとドライブ。仏太が行くときはかなり混んでいて、希望の日や、希望のディナータイムの予約が取れず、交渉してやっとこの日のランチの懐石を予約できたのだった。ドライブは他に行く予定のところに行って場所確認をした。なんだか昨日みたいなスタートだな。(笑)戻るといい感じだ。ちょうどくらいに入った。他のお客さんも来ていた。


案内板
 そばのやえせへ行こうと思ったわけではない。赤い看板の風庵の方だ。このあたりの住所は八重瀬町。平成の大合併でできた新しい町だ。そして、目的の風庵は元々は東風平町だ。東風平はこちんだと読む。(苦笑)わからないよね。

外観
うわあ、凄い!古民家を改造して、というか、そのまま利用してる感じだ。看板などがなかったら、全然わからないんじゃないかな。こういう雰囲気好きだなあ。おきなわいちばで知ったコンセプト、沖縄そばを器やこの場所などと共に楽しんでもらいたい、を実体験しに来た。それは、自分が楽しむこともそうなのだが、自分の未来のために役立つことがあるのだろうという確信があった

中
入ってすぐ大広間があり、そこは座敷でテーブル席があった。予約していることを告げると、お待ちしてました、と左手からのれんをくぐった席に案内された。そこはカウンター席となっていて、また、違う空間だった。こちらは懐石を予約した人達の席、大広間はそばをいただきに来た、予約してない人達の席だ。で、カウンターの中や横に沢山の焼き物が置いていて、それらが実際に食器として使われていたのだった。後から色々教えてもらったのだが、全て同じ人(とそのお子さん)から買いそろえたものなんだそうだ。とても味のある器が多く、それだけでもとても楽しめる。

最初の
ランチョンマットにただを入れた小瓶を乗せるだけでなく、長方形の器を置いて、違う印象のものにしている。この花も今朝取ってきたものなのだそうだ。そういうちょっとした細やかな心遣いが凄いと思った。こういうサービスは中々ない。そして、その後もずっとそうなのだが、全然嫌みがなく、自然体なのだ。心地よさを素直に感じる、そういうスタートだった。
おしぼり
席に着くと、花の入った小瓶がランチョンマットの片隅に移され、その下になっていた器はマットの横に置かれた。これだけのためだけに用意されたなんて贅沢だなあ、と思っていたら、なんとそれがおしぼり置きになったのだ。これにまた吃驚。なるほどと思うと同時に、こういうことが考えつくなんて凄いと思った。そして、カレーの世界ではないであろうサービスだと思った。現段階ではカレーで懐石は考えにくい。それと同様に沖縄そばもさっさと食べるもので、ゆっくりといただく懐石料理とは正反対と思われていた。しかし、オーナーのだんさんはその常識を覆した。沖縄そばを懐石料理に仕立て上げたのだ。それだけでもカレーのヒント、極論すれば人生のヒントにもなりうる。

サーターアンダギー
スタートはサーターアンダギー。オキナワンスナックとして全国に知れ渡る逸品だ。普通サイズも売っているのだが、小さなサイズで、これから楽しむ沢山の料理の先駆けとなるものだった。所謂ウォーミングアップだ。シンプルな味わいを楽しみながら、なるほど典型的な沖縄ってところからスタートするのは、旅行者としてはとても嬉しいものだ。そして、自ら進んでサーターアンダギーを買うことのない仏太にとっては、食べる機会を与えてくださったことも感謝だ。この小さいながら、インパクトのあるお菓子は、プレーン紅芋ゴマの2種類だった。

付け出し
だんさんは大広間のお客さんを相手にしながら、こちらにもとても気を配ってくださっている。細長い器に4種類のものをのせて運んでくれた。一つ一つを丁寧に説明してくださり、わかりやすい。それが必要最小限で、それ以上は出しゃばらない。聞かれたことには、御自分の持っている知識で最大限応えてくださっている。手前からドラゴンフルーツ、オクラ、タピオカ豆腐、ゴーヤおろし。勝手に名前をつけたものもあるが、それぞれインパクトがある。ドラゴンフルーツは色が2種類あることを初めて知った。あっさりした甘さで取っつきやすい。オクラは軽く炙って塩を振ってる。タピオカ豆腐は初めていただいたが、表面はつるつるしているが、ゴムのような粘りけがある。それは噛み切れるのだが、弾力があり面白い食感だ。所謂ジーマミー豆腐より油が少ないので、カロリーが少なく健康的らしい。ゴーヤーおろしは、ゴーヤーをすり下ろしたものとリンゴをすり下ろしたものを混ぜて、甘さと苦さが混在する面白い味になっていた。

ソーキそば1 ソーキそば2 料理を出してくださるタイミングは、かなりバッチリだった。合間合間にだんさんと話をしたり、そこらにある器を眺めてみたりした。そして、まず最初のそばが運ばれてきた。まず最初、ということは、この後でもまだ他のそばが出てくるのだ。これは典型的な沖縄そばで、最も知られているであろう、ソーキそばだ。沖縄そば=ソーキそばと思っている人も少なくないだろう。しかし、ソーキそばは、沖縄そばのうちの一種類なのだ。たとえば、カレーで言うと、カツカレーみたいなものだ。カレーの一種類にカツカレーがあり、カレー=カツカレーではない、というのと同じことだ。(また、カレーの話になっちまったよ・・・苦笑)
 懐石なので、一つのそばはそれほど多くない。しかし、しっかり味わえるようになっている。だんさんは出汁にかなりのこだわりがあり、それはおきなわいちばを読んでいてわかっていたが、実際に後でもっとその奥深さを知ることとなるのだった。ソーキの上にふわりとのっかったカツオ節を食べる直前の出汁に通すと、新鮮なカツオ節の香りが移り、更に風味の増した状態でそばを楽しむことができる、と教えてくださった。ソーキもしっかり煮込まれていてとても美味しい。骨(あばら)はボロッと落ちるように外れた。麺も程よい硬さと長さで、ずずずっと美味しくいただいた。出汁は本当に美味しく、最後に飲み干してしまった。

ゆし豆腐
ゆし豆腐は沖縄料理の特徴的なものの一つのような気がする。ゆし豆腐そばというものがあるくらいだし、豆腐そのものだけでも美味しい。このゆし豆腐もとても柔らかで優しい味がした。味付けもそうなのだが、豆腐自体もそうだ。その業者さんが病院に下ろしているものでそれを分けてもらっているとのことだった。だから、日にちょっとしか手に入らないと。貴重なだけでなく、栄養に関してもよく考えられたものだ。

茶そば
2つ目のそばが運ばれてきた。麺は茶そばで静岡のもの。出汁はだんさん自慢のもの。日本そばの麺と沖縄そばの出汁を組み合わせてしまう。おきなわいちばで予習してきてるはずなのに、それでも感心してしまう。「遊び心」と、時々出てくるだんさんの台詞が此処でも出てきた。プロデューサーとして楽しんでいるのだろう。この懐石の演出をしながら、仏太と一緒にその時間を、料理を、会話を楽しんでくれているようだ。こうして写真で見ると、このまま出てきたと思われるかもしれないが、実は最初出てきたときは出汁はなかった。そばの上に載ったヨモギの葉を活かすためにも出汁は後からかけたのだ。そうすることでヨモギの香りもしっかり移り美味しくいただけるのだった。いやあ、こういう細かい工夫はどうして思いつくんだろう?

三枚肉の炙り 泡盛古酒 優しい料理はお腹にも優しそうで、重たいものがないな、と思っていたら、その気持ちを見透かしたかのように、がつんと来るものがでてきた。それは、胃袋にもがつんだが、そういうタイミングで出してくださるその素晴らしい空気の読み方にも、精神ががつんとやられた三枚肉はソーキと共に沖縄そばでよく使われるのだが、そのそばに使う肉を炙っておつまみ風にしてくださった。食べやすい一口サイズを、月桃の葉の上に、サラダ、ハンダマの葉、冬瓜の漬け物と一緒にお洒落に乗せてくれた。そして、そんな重厚な食べ物に合わせるようにして、器もまた厚手で重厚。横につけられたポン酢でも味わって、とくどすぎないような工夫もあり、本当に感心しきりだ。
 すると、だんさん、アルコールは大丈夫ですか?と古酒(くーす)を持ってきてくださった。泡盛も好きな仏太は、その中でも古酒は大好き。まろやかになり、更に美味しいと思っている。ただし、車のことがあるので、自ら頼むことはしなかった。でも、まだ、懐石は半ばでそのうち醒めるだろうし、大量には薦めない、ということで、ほんの少しだけいただいた。泡盛も美味しいのだが、そのアテとなる三枚肉の炙りが、強調していた。ああ、今度は夜来てしっかりアルコール(泡盛)も楽しみたいなあ。カウンター席の背中の窓の上には、沢山の泡盛が置かれていた。沖縄県にある48酒造所のうち47を集めたとのこと。器もそうだが、だんさんはコレクターとしても一流だな。

七穀米
ご飯は七穀米。上にちょっとだけ載っているのは、山椒だという。そんなにぴりりとしない、脇役的な山椒。その山椒は京都のものだという。イメージでは、沖縄産のものしか使わないのかと思っていた。が、違った。聞くと、お客様はナイチャーだけじゃなく、ウチナンチューもいるからとのこと。なるほどね。まあ、当たり前と言えば当たり前か。ピンクのは、さっきのドラゴンフルーツで色づけした大根宮古島産のもずくもあった。本当に細かいところまで行き届いている。

黄金すば
ここで出てきたのが、黄金すば(くがにすば)。常連さんが名付けたと聞いたが、そのスープの透き通り方と色で「黄金」を連想されたようだ。そして、上におしとやかに金粉が載せられていて、華やかさが増している。うん、本当に美味しい。麺も平たいタイプにしてくれて、また違う味わいを楽しめた。出汁はやはりこれだ。くどくなくて、出汁を飲んだ後もあまり喉が渇かない。正直、他のお店のは、全部飲み干さなくても、しょっぱいためか喉が渇くことが多い。でも、風庵のはそんなことない。と、心の中で感心していたら、それが伝わったかのように、出てきたものがあった。
出汁
出汁だけ飲んでみてください。」
え、いいんですか?
あれ?なんだか味が違う気がする。
そばからも出汁が出るので、そばが入ったものと、入ってないものでは味が違うんですよ。」
へえ、なるほど、初めて知った。本当に出汁に対するこだわりが尋常じゃないってことがよくわかった。ここまでくると本当に領域が違うなあって感じだ。そして、だんさんの話はとてもわかりやすいので、本当に面白い。英語で言うinterestingってやつだ。

メニュー
かといって、だんさんは、くそまじめなわけではない。お客さんに楽しんでもらうために、ちょっとお茶目なところもある。例えば、このメニュー。営業時間の後に「売り切れご麺」としっかり、そば屋であることを主張!(笑)こういうの大好きだな。

玄米茶
玄米茶が出てきて、この楽しいお食事もそろそろ終わりが近づいたことを示す。この玄米茶も特別。鎌倉(神奈川県)にある喫茶店でコーヒーなどの入れ方を習ったことがあるそうで、そのときのことをヒントに、氷出し玄米茶を入れてくださった。うん、優しい味だ。そして、健康的。今日いただいたものはみんな美味しく、健康的だ。とても嬉しい。

焼き物
今日、使ったを洗って並べて置いてくださる。流石、器が大好きなだんさんだけあって、その愛情が見て取れる。こうして器を出して見せてくださるのは、初めての経験。それまで食べたものを思い出して、また余韻に浸ることもできるし、味のある器はそれだけ見ていても目の保養になる。あ、仏太は可愛い女の子だけが目の保養と思っているわけではないからね。(笑)

皿
そろそろお暇、と思っていたら、このような大きな皿が置かれた。直径25cmくらいある。
コーヒー大丈夫ですか?」
おお、嬉しい、コーヒーもいただけるんだ。でも、この更にコーヒーカップって・・・・?もしかして、コーヒーカップはムチャクチャでかい?いや、こういうでかい皿を受け皿と考えるのが間違っているか?それとも、普通サイズのコーヒーカップにこういうでかい受け皿を使うことで、その美的センスについて仏太の実力を計ろうというのか?それは、まずいよ・・・。(笑)
コーヒー1
コーヒーを入れるのはカウンターでやってくださったので、すっかりわかる。あ、コーヒーカップ見えるよ。ってことは、普通サイズのカップだな。う〜〜ん。まあ、いいか。(笑)ああ、コーヒーのいい匂いがしてきた。

コーヒー2
すると、立て続けに大きな器に、コーヒーチョコレートが置かれた。ああ、出迎えてくれた花は最後はまた正面に戻ってきたんだな。なるほど、本当に終わりが近づいているんだな。なんとなく、感動した。へえ、こういう風に配置するんだ。これって凄くさりげないけど、気付かないとできないことだな。ますます勉強になるなあ。

かりんとう
更に、ゴーヤーのかりんとうが出てきた。本当に最後の最後までサービスが行き渡っていた。仏太は途中で北海道から来たこと、おきなわいちばを見てやってきたこと、サイト、ブログをしていること、食べ歩きが好きなことなどなど、自分のことも沢山話した。だんさんのことも沢山聞いて、知りたかったことを全部教えてもらうことができた。

 念願の風庵だんさん、ムチャクチャいい人だった沢山話をして沢山美味しいものをいただいた。当然のように、また来るよ、ここ。
 そして、だんさん、是非是非、十勝にも遊びに来てね。きっと風庵の新しいアイディアのヒントが隠れているだろうし、美味しいものたくさんあるからね。

風庵
八重瀬町友寄108
098-996-0020
http://fuuuuuan.ti-da.net/
11:30-15:00
火曜定休


 車で国場のコープへ。また、地元のスーパーで休憩。今回は買い物は飲み物を少し買っただけだが、一通り回って、お腹を休めるのと、滲み出る汗を少し止めた。(笑)スーパーは冷房ガンガン効いてるからね。


 一時スープカレーが全国的?にブームになり、 東京でもかなりの数の修行場ができたことがある。2004,5年くらいだったように記憶している。 その後、下火になり、実力のあるところだけが残った形のようだ。 札幌はいまだに新しいところができて、一部は消えてしまう、という繰り返しだ。 まだまだ北海道だけを見ても、拡がる余地はあるのだと思う。 が、「カレー」という枠組みでありながら、 実際は違うものとも言えて、浸透しづらい部分もあることは確かだ。 しかし、それでも、少しずつ全国にも拡がっていることは間違いないので、 今後も少しずつ拡がっていって欲しいところだ。
 北海道カレー界(スープカレー界)では、 玉ヴァーソンさん、rick1091さんなど、大go所が何人かいるが、 そのうちの一人華聖人さんは、 最も全国のスープカレーを食して精通していると言えるだろう。 非常に詳しく、その行動力には脱帽だ。今後も、見習ってしっかり修行していきたい。

外観1
今回の沖縄旅行の目的の一つに、 スープカレーを食す、ということもあった。 大目標ではないのだけど、実現したい目標の一つだ。 TOMITONという複合商業施設が、豊見城市にある。 ちなみに、「とみしろし」ではなく「とみぐすくし」だ。

外観2><br>
そのTOMITONの中にフードコートがあり、沖縄そばの店がいくつか軒を並べていたり、レストランがあったりする。
その一角に、札幌スープカレー<font size=5 color="yellow">BOOM</font>がある。
のれんをぱっと見ると、何の修行場なのかよくわからないのだが、
よく見れば、ああここね、とわかる。まだ、なじみの少ないスープカレーが拡がるために、他の食事もあって、何人かで行ったときに、へえ、スープカレーってこんなのなんだ、今度食してみよう!と思ってもらえるのは非常にいいことだと思う。<br>
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注文した後、札を渡されて、待つ。 スープカレーはチキンとシーフードの二つ。 他にルーカレーが数種類ある。 むしろルーカレーの方がメニューが多い。(苦笑)やはり、札幌スープカレーという名前に冠があっても、それだけでは無理だろうし、やっていくためにはルーカレーも出さなければならないのだろう。

札幌スープカレー1
札幌スープカレーという名前で、 チキン野菜が出ている。それにした。やはりチキンカレーが一番インパクトがあり、代表的なカレーなのだろう。そして、採算が取りやすい。 ライスにらっきょ、ドレッシングのかかったサラダがつく。

札幌スープカレー2
パプリカなすシメジブロッコリー人参など野菜類が豊富に入ってる。 チキンは、レッグ手羽元も入っている!量が多い!これで750円はかなり安いと思う。が、沖縄そばの安さを考えたら、札幌のような値段でやっていたら、全然売れないのだろうな。そのあたりは難しいところだなあ。

チリ
辛さの調節はチリとガラムマサラがおいてあったので、それでする。 基本の辛さは仏太の辛さで言うと1で、そんなに辛くはない。 (仏太は0全然辛くない〜5辛過ぎておいしくないの6段階で考える。)

リスペクト華聖人さん
全国のスープカレーを食し歩いてるスペシャリストに尊敬。 リスペクト華聖人さんで、最後をしめた。華聖人さんがよくやる食し方で、ゆで玉子の黄身の部分を先に食べて、そこにライスを入れて、スープをかけて食す、という方法だ。これも結構美味しいよ。卵アレルギーじゃない人は一度お試しあれ。

 沖縄では、以前にも数軒スープカレーの修行場があったが、なかなか根付かないままだ。現在もいくつかはあるのだろうが、本当の専門店というのはまだまだなのだろう。 色々な食べ物があるので、難しいのだろうが、 元々カレーは南の食事なので、しかも、暑いときは尚更美味しいので、 もっともっと沖縄でも流行って欲しいな

BOOM
豊見城市字豊崎1-411とみとんフードコート1F
098-851-2888
11:00-21:00
無休


 お土産を見る。 今一、TOMITONにはないようだ。 なので、斜め向かいのあしびなーへ行った。 かりゆしなどを買った。仏太はかりゆしが好きで、最近数回の沖縄旅行ではほとんど必ず買っているのだ。今回は初めて長袖のかりゆしにした。 その後、大雨。 雨宿り的に入った本屋で100の本を見つけた。 カレー、カフェ、器に関する本などがあり、今回の旅行に関係するところが沢山だった。仏太はカレーのは買った。

 車でvegetaricaへ。 ありゃりゃ、閉まってる。電気ついてない。 残念。風庵に行く前に偵察したときには車があったから開いていると思っていたのに。まあ、開いてないものはしょうがない。次の目的地に向かうことにする。 高速を使って西原へ。 そこから横断するようにして、宜野湾バイパスへ。


 めんそ〜れという言葉は聞いたことがあると思う。 ウチナーグチと言って、沖縄の方言(琉球語なのかな?)でようこそということだ。 ちゅらさんというドラマが某国民的テレビでやっていたことがある。 ちゅらは「美ら」と書き、美しいという意味だ。
 今の若いうちなんちゅは、ないちゃー(内地の人=本州、九州、四国の人)と同様に ウチナーグチをしっかり話せる人は少ないそうだ。 ある程度の年齢いってないとウチナーグチで話ができないそうだ。 聞き取ることはできるらしいが。 それでも単語は全国的にも知られているものもあり、 先のその一部を揚げた。
 ウチナーグチでは、標準日本語?の「お段」が「う段」の発音になることがおおいそうだ。 おきなわ→うちなー、そば→すば それで、沖縄そばは、うちなーすばだ。
 今回は全部で11杯のうちなーすばを食べた。(3泊4日で) そのうち、カレーすばは2杯。 10月2日にカフェ沖縄式で食したものと今回のものだ。

外観
宜野湾市にあるうみちか食堂だ。 夜で、暗さに弱い仏太の写メではぼけてしまった。申し訳ない。 宜野湾バイパス沿いに体育館とリゾートホテルがあり、 その間をちょっとだけ内陸に入ったところにある。宜野湾バイパスを間にして、体育館やリゾートホテルと逆サイドにあるってこと。

カレーすば1
メニューは非常に豊富で、下調べしないとかなり迷っていただろう。 速攻でカレーすばと思っていたら、なんとカレーライスもある!!! う、ちょっと躊躇。 カレーライスがある、というのは調べてなかった。

カレーすば2
3.5秒くらい考えて結局カレーすばにした。(笑) 初志貫徹。 カレーライスがあるので、きっとカレーすばは すばの上にカレールーをかけたものだろうと思った。 ならば、ライスではなく、折角だからすばで食したい、 というのが数秒で考えた結果だ。

カレーすば3
麺はストレート中太、やや角(こんな表現が合ってるかはわからないが)で 一般的なうちなーすばの形状。 ストレートなため、カレールーと絡みにくい。 時々、レンゲでカレーをすくって一緒に食す。 ただ、カレーが多いとうちなーすばの味が死んでしまうので微妙なところ。
 仏太的に理想型は、出汁にスパイスを入れて、 スープカレー状にして美味しくいただくというのがいいと思っている。 ただ、うちなーすばによっては出汁命というのがあり、 そのために、その出汁をカレー味にしてしまうのに抵抗があるのかもしれない。 カフェ沖縄式がそれに近い形で提供してくれていたので、 今後新しいタイプのすばとして、ニューウエーブが巻き起こって欲しい

うみちか
宜野湾市真志喜2-27-1-1F
098-897-1117
http://www.umicika.eei.jp
11:00-22:00 (LO21:30)
元旦休み


 更に、その後オウチ。というカフェに行こうと思っていた。が、臨時休業だった。下調べした範囲では、場所がわかりにくいだろうな、と思っていたので、確認のために電話をしたのだった。すると、男の人の声でメッセージが流れ、それがお休みをアナウンスするものだった。ありゃりゃ、残念。
 が、連日の過酷な?(でも、楽しい)ツアーが体をいつもと違うものにしていた。ホテルへ戻ると、すぐにそのまま寝てしまった。さて、明日は遂に帰る日だ。

参考サイト
南風原町
風庵
八重瀬町
TOMITON
豊見城市
沖縄そば博
うみちか食堂



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