コラムde 仏太25
第25稿 番号とカレー
イタリアンのお店で、誕生日のお祝い。
コース料理とワイン。
お料理も美味しかったが、ワインも美味しかった。
メニューから選ぶ時に苦労しただけある。
しかし、どれが美味しいか選ぶのに苦労したわけではない。
名前がわからないし、説明書きを読まないと
どんなワインなのかも全く理解できない素人だからだ。
今回は当たりだった。メニューがまだわかりやすかった。
次に同じものを飲みたいと思っても忘れてしまい無理だろう。
好きな人はよく覚えているのだろうが。
いっそのこと番号制にしてわかりやすくしたらどうだろう、と思った。
国番号、畑や区域、ブドウの種類、赤・白・ロゼの分類、辛さの度合い、製造年などなど。
カレーもどのスパイスをどのくらい使ったかで番号制にできそうだ。
クミン01、ターメリック02、ジンジャー・・・・。
いやいや、非常に味気のないものだ。
覚えたりするのにはいいが、そんなのでは美味しいものも美味しく感じない。
それぞれの個性があるので、それを大事にすることが必要だろう。
そのために番号制などは非常にその個性をつぶすことになりそうだ。
国民総番号制?管理はしやすいのだろうが、果たしてそれでよいか?


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