コラムde 仏太30
第30稿 マニュアル化とカレー
とある牛丼のファーストフード店のカウンターで食べていた時のこと。
テーブル席もそうだが、カウンター席にも箸や七味、ショウガなどが置いてある。
いつもショウガはいっぱいいっぱい入っているし、
他のものも切れているのを見たことがない。
食べている途中で、目の前にあるショウガを店員さんが補充し始めた。
別にもの凄く減っているわけではない。
だから、今する必要はないのではないか、と思った。
こちらの目の前で食べている途中にするのはどうかな、と思っていた。
マニュアル化された仕事なのだろう。
でも、サービスという点ではいいとは思えなかった。
気持ちよく食事をするのには個人差があるだろうが、
目の前で作業されるのは今一落ち着かない。
同じようにマニュアル化された大手カレーチェーン店では
カレーにビニルパックの切れ端が入っていたことがある。
マニュアル化は万遍なくなるべく間違いがなく、という点ではいいのかもしれないが、
別の意味でサービス不足になったりミスが起きているような気がする。
(2003年1月14日に書いた。)

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