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2005年10月9日日曜日 見事晴れ男の面目躍如。何せ、本日がメインだから!!!といっても、メインの結婚披露パーティは、ここに書いている「讃岐うどん行脚」とはちょっと違うので、簡単に書いてしまう予定なのだけど。 朝起きた時は胃もたれがあり、今日は行脚するなら大変だなあ、と思っていた。行脚は少ないにしても、本日はしっかりしたお料理だ。うどん以外は香川に来て初めて食べることになる。(笑)ホテルの食事は朝食がついているのだけど、一度も朝食券を使わなかった。勿体ないといえば勿体ないけど、価値観の違いで、今回はホテルの食事よりうどんが大切だった。そして、うどんよりもハ○ー子の結婚パーティの方がもっと大切で、それが最も大切な今回の訪讃の目的だった。 洗面をしてスーツの用意をする。着慣れないので、ちょっと練習。サイズも怪しくなっている。かなりぎりぎりだ。再び普段着となり、行脚の準備。パーティは11時半会場で12時開始。うどん屋は朝早く開いているので、2〜3行脚できそうだ。パーティの前後で数軒予定していたが、朝の胃の具合を考えると程々にした方が良さそうだ。予定していた中で外せないところから行こう。 屋島の方に向かう。キリン堂を見つけた。高松では、おそらく知らない人はいないだろうと思われるカレー屋。道産子にリトルスプーンのことを聞くより、高松でキリン堂のことを聞いた方が皆知っていると思われる。今回は機会があったら是非行ってみたいと思っているが・・・・。 「わら家」 位置は非常にわかりやすい。屋島ハイウェイに向かうつもりで上がって行くと、その麓に四国村があり、その隣が「わら家」だ。着いた時はまだ開いてなくて準備中だった。他にも観光客と思われる人達が数人いた。外観は古い屋敷という感じ。藁葺き屋根でまさに「わら家」だ。開店した後もゆっくり入った。慌てる必要もないし、本日のメインは行脚ではないので、余裕がある。蚊に刺された。久しぶりだ。これもなんとなく風情があるなあ。(笑)入り口を入ってすぐの右手にレジがあり、先にそこで食券を購入する。「釜あげ」を頼む。ここはそれが非常に有名だ。そして、その釜あげの12人前が家族うどんといって、これまた名物だ。レジの対応、座った後の対応、全体的に温かみが少ない。昨日中讃に行って心の温かさに触れてしまったために、尚更そう思うのかもしれない。ここは高松、都会だ、そして、観光地だから尚更しょうがないのかもしれない。うどんも高いし。(笑) 店のど真ん中にでかい釜があり、さすが釜あげを名物とするところだ。生姜をすって待つ。注文があってから茹でるそうで、茹でるのに15〜20分かかるそうだ。そして、冷たいのは更に10分くらい覚悟した方がいいそうだ。ネギが美味しいらしい。タレにつけて食べると尚更いいそうだ。が、タレがまだ来ない。タレが来た時には驚いた。材質は違うが、タレの入れ物の形がほとんど昨日行った「長田」と同じなのだ。さすが、釜あげを一生懸命やっていると入れ物も同じような物を選んでしまう???結局ネギをむさぼり食うことはしなかったが。 うどんは熱々で出てきた。猫舌の仏太は少々待つこととする。徳利から入れてもらったダシも結構熱々。ふー、ふー、とさましながら、ずるずるっといかせてもらう。うまい!朝一のせいか?笑。いや、本当にうまい。コシのある麺で、釜あげを見直させてもらった。ネギは結局うまいかどうかわからなかった。(笑) 店内は全体に涼しく、それほど汗をかかなかったが、外に出たら汗だらだらになるのだろうな。 さっき「わら家」に行く時に通った道とは一本違うところを通って街中に戻る。予想通り右手に「キリン」が見えてきた。駐車場に入ろうと対向車を待つ。曲がろうとした時に、クラクションの音がして、後ろで事故りそうになったらしい。原チャリと普通乗用車が危ない感じだった。よかった、事故にならなくて。広い駐車場に停めて中に向かう。 「キリン」 店内も広く開放感がある。入ってすぐに注文するカウンターがある。前々から決めていたが、カレーうどんを頼んだ。正直に言うと、物凄く行きたかったわけではないのだが、なんとなくカレーうどんにひかれてしまったのだ。ルーとダシをかけているのが見えた。右にスライドして行くとトッピングを取るスペースになり、会計をすませてテーブルに着くスタイルになっていた。玉子天をもらって合計¥380。 激辛と書いている辛み?は確かに辛く、辛いのが苦手な人は少なめか入れない方がいいだろう。カレーうどんは麺が柔く仏太の好みではない。カレーはそれ自体はそんなに辛くなく、まあこんな物、という感じ。辛みを入れて、いい感じだった。玉子天は青海苔が入っていて、やはり半熟だった。讃岐うどんの店では半熟がベースラインのような気がする。半熟好きの仏太としては嬉しいが。ちょっとお腹いっぱい。そういえば、胸焼けというか胃もたれというか、調子が悪いのは治っているなあ。うどんのおかげか。(笑) もう一軒行くつもりでいたが、まあ、よしとしよう。時間の問題とお腹がきつ過ぎてスーツが着れなくなったらヤバい。あ、こんな自滅ギャグを書いていたら、本当にそんなに太ったのか?と思われてしまうのでちょっと言い訳。確かに太ったけど、まだスーツは着れるので大丈夫。(笑)ホテルに戻り、部屋の整理をしてシャワーを浴びて着替えた。 さて、今回のメインイベントだ。場所は高松ではかなり有名(らしい)なフランス料理のレストラン「ポワエデュポン」。結構ネットで調べても評価が高い。あまりけなしている発言は見つけられない。お店自体がサイトを開いているわけでは無さそう【その後、サイトを作ったようだ。】なので、一般の人達が食べて批評しているのを見る。 公共の交通機関で行きたいところだったが、近くまで行く電車は歩いて20分くらいらしい。地理感がないので、そういう危険はおかしたくない。別に歩きたくないわけではない。万が一迷って遅れるようだったら失礼だ。バスは全然調べていない。(笑)ということで、タクシー。(最初っから素直にタクシーと言えばいいのに。)運転手さんに行き先を告げるとすぐにわかってくれた。温かい陽射しの中だったので、上着もいらず、逆にスーツでも暑すぎなかった。海に近いところにあるオシャレな雰囲気のレストランは綺麗に飾られていた。ちょっと早く来過ぎたか。11時半より前に来てしまった。でも、中に通してくれた。 ハ○ー子の相手は、上司で、仏太も知っている人だった。名前が仮面ライダー響鬼に出てきそうなので、仮に凍鬼さんとしておこう。御本人は、一般的なイメージの鬼の様な人ではなく、むしろ仮面ライダーに出てくる鬼の様かもしれない。仮面ライダーの鬼は、いい人なのだ。劇場版仮面ライダー響鬼に出てきた脇役の鬼は、御当地ものとして何人かいるうち、北海道の凍鬼というのがいた。あ、残念ながら仏太は実際に見に行ったわけではない。見に行った知り合いがパンフレットをくれたのと、サイトでチェックした知識を披露している。新郎新婦が今北海道に住んでいるということ、仏太が北海道出身であるということから、今回は新郎を凍鬼さんと仮につけておく。 鬼という名前を仮にでもつけてしまったが、凍鬼さん(仮名)は以前お会いした時と、要望や雰囲気が変わっていて最初わからなかった。早く来て席に座って考え事をしているふりをしていたが、そこに凍鬼さんが気を使って近付いてきてくれた。恐縮だ。「凍鬼です」と言われたものの最初ぼーっとしていて、いや、真剣に考え事をしていて(ということにして)、わからなかった。ああ、そうか髭がなくなっている。一度直接お会いしたのと、メールで何度かやり取りしただけだったので、尚更わかりにくかったのだろう。しかし、ハ○ー子から聞いていたのだろう、おそらく私の人となりがどんなものか理解されているようだった。それに、私の上司とも知り合いだし。世の中狭いものだ。 パーティは、手作りを随所に感じるもので、ほのぼのとして、素敵なものだった。昔の知り合いにも会えた。遠いところまで来るとなかなかそうもいかないのだけど。徳之島で働いていた時に、ハ○ー子同様京都から出向してきていた人達が何人かいて、仏太が知り合った何人かの人達も出席していて会うことができた。昔、大王とあだ名した楽しい奴、南国に住み着いて今は奄美大島にいる色黒の奴、みんないい奴だ。噂には聞いていた人達も数人会うことができた。 席は隣が南国の黒男。仏太に黒いと言われるくらいだから相当なものだ、ということは仏太の黒さを知っている人ならわかるだろう。南国の黒男はしきりにミス高松を探していた。会話は上の空で、遅れてきたのだが、ずっと女の子を見ていた。実はミス高松ではなく、ミス松山だったらしい。(笑)仏太は目の前の席に座った女の子が可愛いと思っていた。は○ー子を抜かすとその子が一番だ。それはすなわちハ○ー子が一番ということなのだが。(くどい?笑) 余興がすごかった。プロのボーカルの木村至信さんがなんとハ○ー子のお友達で1曲歌っていた。東京のオペラで活躍しているバリトン歌手もいて、それもハ○ー子のお友達で美声を響かせていた。手作りのパーティにプロの歌手二人。すごい!木村至信さんはCDを買おうと思った。 2次会は前もって誘われていたのだが、場所がわかっていなかった。近いのかな?どっちにしても今日は泊まる予定だから、参加して楽しく過ごしたいと思っていた。また、ハ○ー子から昨日電話でうどん打ちを手伝ってほしいと言われていた。そういうことができるところがあるのはやはり讃岐だ!と感服していた。なんと、2次会はハ○ー子の実家だと言う。吃驚!!!!相当広い家なんだろうな、と思っていたら、広かった。どうやらその近辺では名の知れたお嬢のようだ、ハ○ー子は。すごい!!!(このくらい誉めたらいいかな。笑) 実家でお父さんがうどんを打つのを手伝わせてくれるという。これはとてもいい経験だ。うどん行脚のいいネタになる。(笑)今回の行脚の中でもうどんを打つのを入れようと思っていたが、それを教えてくれるところが土日が駄目なところが多くて結局今回は諦めていたが、そのうどん打ちもさせてもらえるのは非常に光栄だった。一生懸命やるがなかなか要領をえない。筋肉痛確実だ。(笑)凍鬼さんが写真を撮ってくれたが全然余裕はなかった。楽しかった。そして、自分達が打ったうどんを食べる。色々な具が入って卓袱(しっぽく)にしてくれていた。釜玉もあったのだが、フランス料理だけでもお腹いっぱいなのに更にうどん2杯はきつい。 実はケーキもあって、それもいただいてしまった。ハ○ー子は人脈が凄い。木村至信さんやバリトンの人もそうだし、このケーキも旧友からの差し入れだった。ポワデデュポンでもシャンパンが差し入れされており、それも知人からだそうだ。手作りのパーティに素晴らしい人脈が絡み、素敵な時を過ごしてリラックスさせてもらった。本当に楽しくていいパーティだった。は○ー子と凍鬼さんは本当にお幸せになってほしい。 楽しい一時もどこかで終わらなければならない。うどんを打たせてもらったこと、楽しいパーティに参加させてもらったことなどにお礼をして、帰路につくことにした。希望でことでんに乗って帰った。駅まで簡単に歩けるだろうと思って、送っていくという話を断った。それに、こんなに食べてばかりなのに全然運動していないから少しくらい動かないと。古屋島駅に行くつもりが思いっきり歩いて八栗駅まで行ってしまった。(笑)念願のことでんに乗れた。瓦町まで行く。きっとここって高松の中で一番の繁華街じゃないかな、と思っていた。 駅前の宮脇書店に入り、目当ての本を買った。こんなところで買わなくても、と思われるが、確かに買った3冊のうち1冊は札幌でも買える。わざわざ荷物を重たくする必要はないが。他の2冊はおそらく札幌では手に入れるのは難しい。ほとんど衝動的に買ってしまった。 歩いてホテルに戻ったが、瓦町からはそんなに遠いとは感じなかった。目的が定まっていなくてぶらぶら歩くのも悪くない。こういう時間を楽しめるのもいいことだ。如何にいつも余裕のない生活をしているかわかる。足が痛い。普段あまり歩いていないのと、履き慣れないいい靴を履いていたからだ。ホテルに辿り着いて、体全体を開放した。アルコールもそれなりに入れてしまったので、車は使わないことにした。程よく休んだら、行脚の再開。繁華街を練り歩く。「たまも」が7月31日を持って店を閉めたと張り紙していた。う〜〜ん、残念なことだがしょうがない。「鶴丸」は予想通り休み。 「五右衛門」 日曜日は休みのはずだと思って、外観の写真だけ撮ろうと思って前を通ったのだが、開いている!!!これは修行しないと!行脚でもあるのだが、ここはカレーうどんが有名。一昨日も食べたが、今回は違うものを食べよう。中に入ると一昨日と違って活気があった。混んでいる。でも、たまたま一昨日と同じ場所に座ることになった。一番入り口に近いカウンター。頼むものを決めているけど、一応メニューを見る。すぐに「激辛ハバネロカレーうどん」¥750を頼む。隣の家族の会話が結構面白かった。父親は酔っているような感じ。小さい子供と楽しい会話をしている。テーブル席でも賑わいがあった。前は鮨屋の雰囲気なら、今回は居酒屋の雰囲気だった。激辛ハバネロうどんは激辛というだけあって前回の普通のカレーうどんよりは辛かった。仏太的には全然激辛じゃないのだけど、うまく味を合わせていてカレーやうどんを殺さないようにしている。しかし、辛いのが苦手な人はやめた方がいいだろう。仏太の辛さ2〜3で、これは普通の人にしたら結構辛い。味は好みで、美味しかった。当然のように汗をかいて満足して店を出た。出る直前に聞いてみたが、連休の時は日曜日は営業していることが多いと。 今日は行脚というよりは修行モードだったので、ついでにスープカレーを食しに行こうと決めた。高松にもホットペッパーがあり、それを昨日ゲットしてチェックしていた仏太はめざとくスープカレーの6文字を見つけていた。そして、その修行場(仏太はカレーを食すこと、カレーを作ることを修行といい、カレーを提供してくれる店を修行場と称している)も実は瓦町からホテルに歩いて帰る時に偶然見つけていた。 「高田屋」 たぶん、丸亀町商店街にあると思う。記憶が曖昧なのだが、地図で道をたどるときっとそれでいいと思う。2Fにあるので階段を登る。店に入り独りであることを告げるとカウンター席に通された。せっかくだから地酒を飲もうかな、と思ってメニューを見るがなさそう。わからないだけか。店員さんに聞いてみた。ないという。残念。高田屋<はもともと北海道にもあるから、あまりこちら高松の地元の物には疎いのかも。さぬきビールとか日本酒綾菊なんかを飲んでみたかったが。次回の課題の一つにしよう。結局、焼酎の蕎麦茶割にした。食事はあらかじめホットペッパーでチェックしておいた「牛タンのスープカレー¥780」をライス小でいただく。ライス以外にガーリックトーストに代えることもできるそうだ。高松でスープカレーを食せると思っていなかった。一応、カレーも下調べしておいたが、今回はほとんどカレーを食すつもりはなく、今回のこの店も「スープカレー」の文字を見なければ行かなかっただろう。 すぐに出てきたのは、ちょっと異国情緒。小さな一人用の鍋で温められたままカレーが出てきた。ライスは別になっている。取り皿がある。う〜〜ん、怪しい。味は?ビーフシチューみたいだ。具はにんじんは覚えているけど、一口目の味で正直がっかりして、他は覚えていない。あ、誤解しないでほしいのは、これ自体はそんなに味が悪いわけではない。実際に仏太はそのシチューは残さなかった。ご飯は小にしたけど、それでも多くて残したが。スープカレーという思い入れがある分、香川の方達がこれがスープカレーか!と思ってしまっては困ってしまうというのが正直なところだ。いや、こういうのもありなのかもしれない。しかし、札幌の一般スープカレー屋ではこのようなものは出していない。いい経験だった。 それでも満足して仏太は帰途についた。通りの名前がはっきりしているところが多くていい感じだ。夜風に当り、程よく酔って気持ちがいい。ホテルに戻ってからは本を読んでから寝てしまった。 |
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