讃岐うどん行脚 05年10月10日



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 2005年10月10日月曜日体育の日
 朝起きて、シャワーを浴びて荷作り。チェックアウトして外に出る。結局、ホテルで朝食を食べなかった。ある意味すごいことだ。
 今日は、坂出と宇多津。予定の数は余裕でこなせそうな気がしていた。が、結果的には予定通りには回れなかったのだ。やはり途中でお腹がいっぱいになってしまう。これはしょうがないことだ。
 朝7時40分にもう坂出市に入ってしまった。予定では8時に開店する「山下」からせめるところだった。昨夜ホテルの人に聞いて車で30分ぐらいで着くという話だった。確かにその通りだった。少し早めに出てきたので、早めに着いた。もしかしたら、早くに開いているかもしれない、と思い、とりあえず「山下」に行ってみた。しかし、開いていなかった。
 と、簡単に書いたが、前情報がなければ見つけることはできなかっただろう。よかった。前もってわかっていたのと、ナビが正しく導いてくれた。すごくわかりにくい場所にあることは確かだし、看板があるのかどうか確認できなかった。中で準備をしているお婆ちゃんに8時の開店時間に合わせてまた来ることを告げて、今日の予定の店の偵察にくり出した。
 「がもう」も結構な場所にあった。「がもう」も前情報がなければ、やばかっただろう。確かにわかりにくい。「がもう」も開店前だった。すぐ横にお土産うどんの店があったが、「がもう」の方には、そのお土産うどんは関係ありませんと書かれていた。がもうは入り口さえ開いていなかった。とりあえず、場所確認。「てっちゃん」も探してしまった。たしかに言われてみれば、最もわかりにくい大衆セルフなのかもしれない。下調べはここまで。さっき見つけておいた「山下」へ向かう。

「山下」
 国道11号線から左に曲るとすぐに右と左に分かれているので、また左に曲る。土手みたいな道を進んで行くとふと右手に駐車場があらわれる。といっても、舗装道路ではない。ただの空き地と言われればそれまでだが、ここを駐車場と認定しよう。で、駐車場に車をおいて、ちょっと歩く。といっても、20秒も歩くだろうか。駐車場と対側の方に歩いて行くとすぐ奥にこの「山下」がある。犬が吠えて歓迎してくれた。これが噂の郵便局員休憩所。
 入るとすぐ目の前に大きな釜があり湯気がモクモクと出ていた。ここでうどんを湯がいているのだろう。ぬくいの小を頼んだ。旨い。ダシもいいし、麺もいい。すごいコシではないがお腹に優しい。お代りしたいが次があるのでやめよう。先払いかと思ったら、後払いで食器を戻す時に払った。¥120。通はまず麺を味わうという話だが、仏太はド素人なので、ダシから味わうところが多いかもしれない。特に専門がスープカレーなので、やはりスープ(ダシ)が気になってしまう。ここ「山下」のダシは仏太が食べた(飲んだ)中でかなりのトップレベルにあると考えた。


「がもう」
 国道11号線に出て、今度は出た交差点の次の点滅している信号を右へ行く。中に入って行くと道が狭くて、対向車用のミラーがないとやばい。久しぶりにこのタイプのミラーを使う。(誤解のないように。道にある凸面鏡のこと。)
 恐るべきさぬきうどんの影響が強いのだろう、立地条件が悪くてもうまければお客さんは来るし、この「がもう」のように案内がなければ、全然わからないような場所にあるのだが、情報が広く行き渡り、皆来るようになると逆に人が並んでいるところや車がたくさんあるところを探せばよい。ある意味便利だが、非常に混んでしまうのは、ちょっと苦手だ。今回は前もって調べておいたから、そんなに苦労しなかったが、駐車場に停めるのは少し苦労した。かなり混んでいるのだ。
 狭い店内に入ると温いのか冷たいのを聞かれ、玉数も聞かれる。温いのを頼んで湯がいてもらう。すぐ横が会計。天ぷらは更にちょっとだけ奥、といっても本当に隣、にあった。ぬくいの小¥100に天ぷら¥70をトッピングして¥170安い!甘めのダシが旨い。麺もコシまあまあで、ちょうどよかった。また、お代りしたくなったが、自重した。やはり仏太はダシを中心に考えているようだ。お代りしたいところはダシが美味しいところだ。まあ、それはそれでド素人の楽しみとして許していただこう。

 結構沢山人がいて、駐車場とかで食べている。家族連れもいたし、いかにも旅行という人も沢山いた。(お前もだ、と言われたらそれまでだが。)周りののどかな風景を堪能しながら至福の時を過ごす。何人かの人はお代りをしていた。仏太も外のベンチで食べてみた。駐車場で座って食べている人もいる。店の中にもテーブル席があるが、多くの人はそこは開いていても素通り。家族連れで小さいお子さんがいるところは店内に座っていた。

 次は「彦江」に向かう。目印のグリーンはうすは有り難い。これを見たら左手に曲がる。道が狭くなっていくから、こういう目印をめざとく見つけないとなかなか到達することができない。ちなみに、ぐりーんはうすは農協関係のものかと思っていたが、どうやらファミリーレストランのようだ。【調べたら、平成21年に閉店したようだ。】わりとすぐに彦江の駐車所を見つけて停めた。確かに、その後の道は辛そう。駐車場に張り紙があった。本日臨時休業と。残念。しょうがない。しかし、念のため、店まで行ってみた。最初通り過ぎてしまったが、大きな通りに出そうになったので、引き返すとそこにあった。確かにここもわかりにくい。歩いていても見つかりにくいのだ。もし、車で入っていたら、全然見つけられなかっただろう。その前に、車を沢山こすって冷や汗たらたらだったと思うが。
 その後、「日の出製麺所」の場所と時間を確認した。まだ、開店までは時間がある。「日の出製麺所」は昼時に1時間くらいしか営業しないという、もっとも短い営業時間のうどん屋なので、うまく時間を合わせないと。うどん屋というより、製麺所が善意で出してくれているというのが正しいのだろう。開店までの時間にできる範囲で行脚する。

「てっちゃん」
 確かに、店内はパステルカラーだがそれほどはでに見えないのはあまりお客さんが入っていない時間帯だったせいか?店の外はパステルカラーではない。うどんに対するこだわりを書いてある。店内に入ると正面の所でおでんや天ぷらをゲットして左に流れるようになっている。ざるうどん小¥210にじゃがいも天¥70とウズラの卵¥20をトッピングした。計¥320。壁に書いてあるメニューでカレーうどんに気付いたのは帰る直前だった。残念。まあ、でも、今回はカレーを食しに来ているわけではない。ざるうどんもコシが強くつるつるで美味しかった。まだ、のどで味わうことはできていないし、ついつい歯ごたえを重視してしまう。讃岐うどんに精通するのにはまだまだだなあ。


 しつこいようだが、「日の出製麺所」が開くまではまだちょっと時間がある。待つにはちょっと・・・と思い、行脚を別ですることにした。ベンガル亭を見つけた。しかし、開いていなかった。事前に調べた範囲ではカレー屋はうどん屋程早く開いているところはなく、むしろ営業時間で言うと札幌とそう変わりないように思えた。
 ちょっと太い道から斜めに入るところを坂を登りながら進んでいくと、住宅街にどんどん入り込んでいく。う〜〜ん、本当にうどん屋があるのだろうか?あ、あった!!!駐車場は・・・?店のおじさんらしき人が教えてくれた。なるほど、向いの空き地みたいところを利用しているんだ。「長楽」に着いた。

「長楽」
 まさに民家を改造したと言うのに相応しい。おじさんは七輪(だったと思う)でたき火している。家の横に着いているピロティの中にテーブルや椅子をおいてうどん屋にしてしまった感じだ。ほのぼのとした造りだ。大か小か聞かれた。当然、仏太は小¥110を選ぶ。温かい方にした。この日は曇でちょうどよい気温だった。10くらいある席を一人占めしてうどんをすする。ずずずず・・・・う、うまい!ここもお代りしたくなった。が、がまん、がまん。まだ、先がある。一気に食べてしまったが、その間周りを観察した。

 あ、噂のうどんかりんとうを見つけた。もし、あれば、それをお土産にするつもりでいた。食べ終わったら聞いてみよう。お、ダシも美味しい。ずずずずず・・・・・ごっくん。あ、珍しくダシを全部飲んでしまった。夢中で食べているうちに入ってしまった。美味しい!!!おばちゃん、ありがとう、ごちそうさま。かりんとうをもらう。ところで、これ何?ふ〜〜ん、ドーナツなんだ。じゃ、これももらう。かりんとう6袋とドーナツ3袋、¥320×9=¥2880で計¥2990。そうこうしている間に他のお客さんも続々とやってきて結構混んできた。ああ、人気あるんだな。来てよかった。

 まだ、時間があるな。よし、もう一軒行こう。今回の予定は「日の出製麺所」が中心だ。なぜなら、11時半から1時間くらいしか開いていないからだ。その前後になるべくいけるように周辺のうどん屋をチェックしていた。次に向かうは「さぬきの里」。地図で見るとそれほど難しくないように見えるが、ナビは難しい道を選んでくれた。最初は大きな道だったが、曲がるところがよくわからず、あれれれ?しょうがない、ナビが新しい道を探してくれるのを待とう。よし、ここだな、あれ?この交差点でいいの?あ、また、通り過ぎてしまった。やばい。どんどん修正を余儀無くされる。といっても修正しているのはナビなんだけど・・・。ナビを見ながら、道を見ながら、と事故にならないように注意して行くが、結構おっかなびっくり。結局途中で諦めてちょっと戻り、細いと思われた道でも行ってみれば太いところに出るだろうと考えて、そこを曲がっていった。お、役場がある。なるほど、こういう目印があるからナビが教えてくれたんだな。あれ?T字路だ。こっち曲がって、また、曲がって・・・・あれ?更に細くなるぞ・・・不安。え?!この細さで対向車が来た。さて、腕の見せ所!じゃない、不安で不安でしょうがない。結局、なんとか行き違うことができたが、仏太は怖くてギリギリの時にはほとんど止まって相手が行き過ぎるのを待った。お、太い道が見えた!!!でも、ナビは裏道を好んで教えてくれる。素敵なうどん屋を見つけるのにはいいのかも。

「さぬきの里」
 駐車場もある程度とっているのだが、路上駐車が多い。どうなっているのだろう?人気があり過ぎて、一気に人が集まった名残か?最初に駐車場が埋まり、路上駐車しなければならなくなり、食べ終わった人で主に駐車場に停めた人が抜けていった、と一瞬のうちに考えてしまった。色々なところがあるだろうに、讃岐うどんの店は全てが混んでいるのではなかろうか、と思ってしまう。店のすぐ前に車を停めて、中に入る。あれ?二組しかいないぞ。う〜〜ん、路中はここのお客さんじゃないな。(苦笑)
 店に入るとそのまま真直ぐ前に進み、カウンターの上に貼ってあるメニューからうどんを選ぶ。その直前左側におでんがある。かけ小(冷)¥210を頼む。できてくるまでの間、おでんを見る。へえ、こうなっているんだ。ちょっと食べてみよう。卵と肉団子を取る。それぞれ¥90で合計¥390。少し慣れてきたのか、おでんを選ぶ余裕も出てきた。迷っているうちに、うどんはできていた。カウンターをスライドしていくと右側に天ぷらがあって会計となっている。天ぷらは取らずに、会計したら席に着いた。小上がりとテーブル席があった。膝の悪い仏太はテーブル席にしたが、小上がりだときついお腹が更にきつくなりそう。(笑)

 まだ、食べるのには余裕はあるが、少しお腹がはってきたイメージはあった。ここも結構コシのしっかりした麺だった。ダシも美味しい。うん、まずいのはないぞ。讃岐うどんを食べて、うまいとしか言っていないような気がする。でも、実際にうまいし、まずいのにあたっていない。まあ、すごくうまいものもあれば、普通にうまいものもあるが。少なくとも北海道で食べるよりもほとんど美味しい。北海道にも美味しいうどんを提供するところはあるけど。とにかく、ここもうまかった。

 まだ、少し時間がありそうだったので、ちょっとお腹をこなれさせるためにも休憩していこうと思っていたが、なんだかそのまま長居するのもどうかな、とも思い、結局出てきてしまった。ちょっと早いが「日の出製麺所」へ向かおう。今度は大きい道だ。楽だ。そして、ここで左に曲がると・・・あ、見たことある風景。でも、ちょっと違和感。さっきとは逆から来たのだ。あ、もう「日の出製麺所」の前では並んでいる。駐車場も一杯だ。よし、向かいの駐車場に行こう。こういう時は前もって少し見ておいてよかったと思う。そうでなければ、向いの駐車場はわからなかったかもしれない。

「日の出製麺所」
 製麺所の前に一人いて、その次にカップルがいて、次が仏太だった。3番目か。まあまあだな。と思っていたら、なんと店の中にテーブルと椅子がセッティングされて満席状態で座っているではないか。結構いるなあ。もう、開店したのかな?まだ食べている人いないな。ちょっと待ちそうだったので、仏太は昨日買った本を立ち読みしていた。それが結構面白いので、くくくく・・・と笑いを堪えるのが大変だった。その気持ち悪さで離れようと思ったのか、もう待てないと思ったのか、すぐ前にいたカップルは行ってしまった。そのうちに綺麗な店の人(ハーフ?と思うような顔だちだがペラペラの日本語。笑)が出てきて、注文を取ってくれた。冷たいか温かいかと大か小か。仏太は冷たいの小にした。
 やっと入ることができたが、ものすごく狭い。もともとうどん屋として皆に食べさせるのではなく、麺を作って卸す製麺所だから、スペースをそのために確保しているわけではない。カバンを足下に置き、うどんを待つ。みんな美味しそうにずるずる食べている。様子を観察する。ダシは温かいのと冷たいのがあるんだな。ふんふん、なるほど。お、可愛いお姉ちゃんがいる。(完全におっさんだ・・・・)店員さんで仏太好みの可愛い子がいた。まあ、それはうどんと関係ないし、可愛い子を目当てに行ってもしょうがない。この時点でお腹が結構いっぱいだったのは忘れるくらいにはなっていた。
 うどんは美味しかった。小なのに、こんなに量があるの?というくらい沢山あって、しかも、美味しい。仏太好みのコシでつるつるの麺、そして、ぶっかけたダシもいい味だ。ネギを鋏で切って入れるのは「赤坂」の真似だろうな。後から、仏太の横と正面に座った、関西から来たと思われる女の子3人組は「鋏でネギ切っとる!」と驚き喜んでいた。私もこの4日間でかなりのうどんを食して色々と行脚したので、たぶん、この女の子達よりはちょっと知っているかも、と優越感に浸ったが、実際はそんなことはどうでもいいことに後で気付いて恥ずかしくなった。うどんが美味しければ、他は言うことはない。

 お土産を沢山買った。まあ、どこかで買うつもりだったのだけど、なんとなくここで買わないと、行脚にまぎれて忘れてしまってはまずい。日頃お世話になっている職場の人達や家族に忘れてはいけない。¥7000分も買ってしまった。うどん代をおまけしてくれた。ラッキー。全然期待していなかったので、本当にラッキーだった。

 重たい生うどんを抱えて駐車場へ。げげ!すごい行列!いやあ、早めに行っておいてよかった。30人は並んでいるなあ。でも、これは序の口だった。さらなる行列を経験することになったのだ。

「なかむら」
 臨時駐車場に入れた。店の前の駐車場は、入ってくる道(T字路)が、とても曲りきれないくらい大変なところだったし、最初そこさえよくわからず通り過ぎてしまったのだ。今回の最長の行列。とある子供が「65人も並んでいるよ!」と親に報告していた。時間がもったいないと言って帰ってしまった別の親子もいる。待っている間、昨日買った本を読む。「日の出製麺所」で並んで待っている時に読んでいたものの続きだ。お腹がきついので、待つのはある意味助かる。しかし、その本がおもしろくて、笑いをこらえるとお腹がきつくなる時もあり、周りから見ていると気持ち悪いヤツだったに違いない。立地は、まさに住宅街の中。曲がるところでこすりそうになっている車を何台も見た。みんな注目している。
 冷たいの小¥150に玉子¥50をつけて合計¥200。自分で切る葱ではなくなっていて、葱がなくなったら台の下から思いっきりたくさんの、ボウルに山盛りの葱が出てきた。ショウガをする。大根もする。うどんに醤油をかけすぎた。色が薄いので、全然辛くないだろうと思ったら、思いっきり辛かった。あ、しょっぱいという意味ね。ちょっと失敗。しかし、そんな失敗も何のその。麺は弾力がすごくて、誰かがぐにゅぐにゅと表現したのは、なるほどなあ、と心の底から感心してしまった。醤油は後からでも足すことができるので、少なめに入れないとね。次回は少なめに入れよう。他のメニューも試してみたいところだ。


 「なかむら」でトイレに行こうとして忘れていた。そのくらい美味かった。並んでいる時にトイレの位置は確認できていたのに。(笑)車を出して、サンクスに寄り、そこで用を足した。また、余計な買い物をしてしまった。本とガム合わせて¥750。
 国道沿いに進むつもりだったが、田舎道に入り、なにげなしに空港へ行く標識をたどると、勘が働いたのか「秀」を見つけた。上手い具合に、時間的に他のお客さんが引けた頃のようだった。雨も降っていてこの場所だとあまりお客さん来ないんじゃないかな、と余計な心配してしまったが、仏太が行った時でも他に2組いた。

「秀」
 周りには何もない、という感じ。実際に空港の近くだからそうなのだろう。ゴルフ場とか子供の遊び場みたいのがあった気がするので、そういうお客さんが結構利用するのかもしれない。ここは実は讃岐に着いた日に一発目に食べようと思っていたところで、レンタカーの営業所が離れていたために断念したのだった。
 ただ、初っぱなじゃなくて良かった。狙っていたのはポン酢うどん¥310。この4日間食べ続けて、讃岐うどんの入り口が見えてきた気がしているが、このポン酢うどんは全然味は異質な物だった。本当にポン酢の味がメインなのだ。普通のうどんが好きな方はお勧めできないが、これはこれで美味しかった。麺もコシがありつるつるしている。


 雨の中だらだらとドライブ。結構時間が空いてしまった。予定外のことは起こりうるもので、しかし、そういう時に何をするかで臨機応変さがわかるというものだろう。仏太は駄目駄目だ。(笑)どうしたらいいかわからなくなった。ここから戻って宇多津へ行こうとして、行っていなかったところに向かってもお腹に拒否されることは間違いない。雨も降っていて観光どころでない。(言い訳。観光地は全然調べていない。)とりあえず、ミニストップと宮脇書店に行った。ミニストップは外観を写真に納めておこうと思ったのだが、雨が激しくなり諦めた。宮脇書店はうどん関係の本を買おうかと思ったが、気に入ったのはなく結局漫画を買って、帰りの荷物を重たくしただけだった。(笑)
 ふと思いついた。「キリン堂」に行こう。これは下調べしていないから、なんとなくうろ覚えで行く。「竹清」のすぐ近くにあったが駐車場が怪しいので(なさそう)、屋島の方に行くことにした。「わら家」に行く時にだいたいここというのはつかんでいる。眠かったが間違うことなく辿り着くことができた。駐車場は思ったより狭いが、それでも食事時をはずれていたので空いていて簡単に入ることができた。

「キリン堂」
 おそらく高松、香川、もしかしたら、四国でカレー屋と言えば、ここの名前が挙がるのではないだろうか。結構、支店がたくさんある。他にもカレー修行するなら候補はたくさんあるがあえて大衆的なところを選んでみた。カレーに関しては口コミ情報は全くなし。インターネットとタウン情報誌(香川こまち、TJ KAGAWA)でチェックしただけだった。
 なぜキリン堂という名前なのかは知らないが、仏太が考えるにカレーと同じ色という発想だからじゃないだろうか。聞くのを忘れていた。
 入るとまず注文する。メニューは色々ある。ルーカレーだ。カウンター中心で先客が一人いてもう食べ終わって雑誌を読んでくつろいでいた。お腹のきつさはかなり解消されていたが、どうしようと迷ったあげく、ナスとアスパラのカレー小にチキンカツと目玉焼きをトッピングした。う〜〜ん、食べ過ぎ。¥780先払いしてカウンター席に座って待つ。コクのあるルーカレーは美味しい。野菜は炒められてからルーと一緒にされており、丁寧に作られている。「ちょーうまい!」と言うほどでもないが、空腹でない状態でぱくぱく食せたのは美味しかったからだろう。


 さて、そろそろ空港に向かうとするか。レンタカーなので満タン返し。ガスを入れる。そこは会員と一般の値段の差が激しく1リットルあたり¥10も違う。なんだかひどいなあ。¥4000くらいだったので、交通費としてはまあまあだと思う。国道193号線を南下してニッポンレンタカーに着いた。すぐに空港へ送ってもらった。17時に空港に着き、搭乗手続きをした。普段はあまり荷物を預けない仏太だが、今回は疲れていたし、おみやげのうどんが重たかったので、預けることにした。空港内にもうどん屋は2軒あるし、他にもレストランがありそこでもうどんを食べれるようだった。しかし、まずはゆったりすることとした。本を読んでいた。
 結局、そのうちに、次いつここに来れるかわからない、という気持ちが沸々とわいてきて、夜ご飯と言い訳して「さぬき麺業」に入ってしまった。(笑)もう一つのうどん専門店は、今回の主役であるハ○ー子が、あまり好きではないと言っていたので、パスさせてもらった。仏太的には別に何も先入観も偏見もないのだが、両方ともに入るだけ自信はなかったので、片方だけ選ぼうと思ったらそうなった。店先の模型を置いてあるウインドーを見てもどちらも同じように思えたし。

「さぬき麺業空港店」
 店内はさすがに搭乗待ちの人達でにぎわっている。内装などは他の空港にあるレストランとそう変わりはないように思えた。メニューを見てほとんどすぐに決めた。カレーうどん¥550。最後を締めくくるのにもカレーうどん!(笑)ちょっと待つと出てきた。お!スープ状のカレーにうどんが浸かっている。もしかして・・・・・!!!!!きた、こういうのが、いい!好みのカレーだった。味は良い。(残念ながら大変良い、ではないのだが)状態がルーではなくスープ状だったのだ。最後にいい物を食した。辛さもまあまあ。仏太の辛さ2。具はチキン、ニンジン、タマネギ、葱とあげ。満足!

 嬉しくなって夢中でずるずる頬張りながら、顔を上げると向かいの席に知った顔が。奥さんとお子さん、そして、お父さんと思われる人と一緒に入ってきたのは、ハ○ー子のパーティでオペラの歌を歌っていたバリトンの人だ!声をかけようと思ったが、シャイな仏太はできなかった。目が合ったら挨拶しようと思ったが、合わなかったのでやめた。席まで出向いても良かったのだが、シャイな仏太(しつこい)にはできなかった。地元の人が入るのだからやはりこちらに入って正解だった。と考えることにした。でも、次回があれば、もう一つの方にも入るのだろうな。(笑)

 帰りの飛行機は、そのバリトンの人と一緒だったはず。というのはその時間帯はもうそれしかないから。最終便だ。そして、後から聞いたのだが、実は今回の新郎である凍鬼さんが一緒だったらしい。バリトンの人はおそらく東京在住。凍鬼さんは函館なので、それぞれ戻るところだったのだろう。
 不安があったわけではないのだが、今回の飛行機は何かありそう、下手したら落ちる?と思ってしまった。あ、これって不安か。(笑)こうして書いているということは当然落ちていないのだが、羽田に着く間際にしばらく旋回して着陸許可を管制塔に求めていたらしい。一瞬ハイジャックか?と思ってしまった。機内の放送で機長から、滑走路に物が置かれていて着陸できないという話があった。なんだか変な理由だ。なにか隠しているのではないか?まあ、よしとしよう。いつもなら飛行機の中は寝ていて、このような話は知らないことが多いのだが、今回は行きも帰りもほとんど寝なかった。帰りはそれこそ宮脇書店で買った本を読んで、それが楽しかったので、寝なかったのだ。そして、その本は千歳に着くまでに全部読み切ってしまった。仏太にしては一気に本を読み切るのは珍しい。羽田ではおそらく接続便の関係で出発が遅くなったのだろう。まだ、千歳行きは誰も案内されていなかった。羽田から千歳に行く間の飛行機は、キャビンアテンダントで飲み物を持ってきてくれた大塚さんが可愛かった。
 新千歳空港で荷物の扱いに怒ってしまった。が、あまりにもひどすぎる。以前、JALの荷物の扱いにも相当腹を立てたことがある。クレームをつけても誠意ある対応はなく、冷たくあしらわれただけだった。以来、JALはなるべく乗らないようにしている。今回の怒りの鉾先は、Air DOだったが実際に荷物を扱っていたのはANAだろう。
 最終便だったのだが、遅れたので、かなり遅くなってしまった。クレームをしっかりつけていたら、更に帰りが遅くなってしまう。言うべきことだけを言ったら、後は帰路についた。楽しいパーティと行脚だった。また、讃岐うどん行脚したいな。




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