讃岐うどん行脚 05年10月プロローグ



仏太のカレー修行へとぶ 仏太のカレー修行【ブログ版】へとぶ 武者修行のトップへ戻る 讃岐うどん行脚のトップへ戻る 05年10月の日記へとぶ 讃岐関係のLink



プロローグへとぶ 10月7日金曜日へとぶ 10月7日金曜日その2へとぶ 10月8日土曜日へとぶ 10月9日日曜日へとぶ 10月10日月曜日へとぶ エピローグへとぶ


プロローグのプロローグ。
【 】で囲まれた部分は2012年5月に補足した部分。全部を補足はできてないと思うが、できる範囲で補足してみた。いわゆる加筆修正。

 プロローグ
 あれは忘れもしないいつだったか(忘れとるやないのー!)、と麺通団の「恐るべきさぬきうどん」の真似をしてみるが、たしか2005年8月のいつか(結局いつかか。笑)「さぬきうどん全店制覇攻略本2005年版」をゲットしようと本屋に注文。しかし、手に入れられないとわかると、ホットカプセルに問い合わせてみた。メールだったのだが、Webからだったので、しっかり届いたか自信がないし、こちらの連絡先を書き忘れたのではないかと不安になった。週末ということもあり、返事はすぐには返ってこなかった。というより、こんな北のはずれみたいなところにいる奴に返事をくれるのだろうか?色々な不安があった。インターネット通販はしたことがなく、不安があったので、できたら振り込みにしたかった。幸いに月曜日に返事は来た。振り込みでよいことがわかると早速郵便局へ。これが問題の国会が解散してすぐのことである。う〜ん、社会問題まで網羅!!!本が届くまでの間9月3日に宮脇書店で本を買った。JASCO平岡店にあるその本屋のレジにはパソコンがおいてあり、その書店のサイトを映し出している。よく見ると「恐るべきさぬきうどん」と「さぬきうどん全店制覇攻略本2005年版」が出ているではないか。聞いてみた。店員さんもよくわからなくて、本社に問い合わせてくれた。日数はかかるかもしれないが、大丈夫だと。おお!今度からここにしよう。さすがは香川に本店を置く本屋だ。ますますうどん、讃岐うどんへの思いはつのるのだった。
 お察しのいい方は、お気付きのことと思うが、「ますます」ということは前から思いがつのっていたということだ。あれは忘れもしない・・・・もう、このフレーズいい?いや、気に入っているんです。すんません。さて、気を取り直して・・・・。2000年後半から2001年1月まで徳之島で生活した。その時に、香川出身の可愛い女の子ハ○ー子(仮名)が京都から出向してきていた。私は札幌からだったから、国際色が豊かだったことがわかる。そのハ○ー子が讃岐うどんのことをよく自慢していたものだった。が、その時は香川に行くことは全く考えていなかったし、場所もよく把握できていなかった。四国だということは知っていたけど、仏太は宇和島と淡路島を間違えるくらいの大物?なので、きっと讃岐人には袋叩きにされるくらい香川のことをわかっていなかったと思う。(念のために、宇和島は島ではない。地名の一つ。)讃岐うどんに対する思いも、単に地方の名産なだけだろう、俗に「名物にうまいものなし」というだろう。とまで考える程度であった。が、空輸してもらった香川のうどんは美味しかった。その場で食べたものではなく、空輸してもらったものがこれだけ美味しいのだから、きっと本場で食べたら物凄く美味しいのだろうな。この時点では、「讃岐うどん」という認識よりも、「香川のうどん」という認識だったのだ。でも、美味しいという認識ができて、仏太の中では記憶に残ったのだった。
 そして、2004年4月に仕事で関西に1週間程滞在して、その間に衝撃的な本に出会ったのだ。(詳細は関西編参照。)「恐るべきさぬきうどん」の文庫本をゲットしたのだ。何のことはない、難波のヌードルシティ浪花麺だらけ【どうやら現在はないようだ。リンクが切れてる。】でお土産屋に売っていて、タイトルに惹かれて衝動買いしてしまったのだ。かなり面白くて、あまり活字を読まない仏太でも物凄いスピードで読んでいた。こんなに凄いのであれば、やはり香川県はそのうち行かなければならない。既にこの時点で仏太の中では「行きたい」という希望から「行かねばならぬ、たこねばならぬ」という義務感に変わっていたのだ。
 同じ年の6月と10月沖縄に行く機会があった。前者は仕事メイン後者は職員旅行。【この沖縄修行もそのうちアップの予定でまだできてない。】その時に、カレー修行以外に沖縄そばも食した。沖縄そばは実はそば粉が全く入っていない。主原料は小麦粉なのだ。食べたことがある方はおわかりと思うが、そう言われるとなるほどという麺だ。仏太はこの沖縄そば(琉球語では「うちなーすば」という。)も好きで沖縄に行くたびに食べている。
 10月17日が「沖縄そばの日」ということを知って、語呂合わせではなさそうなので、何かいわれがあるだろうと思っていた。こういう時はインターネットは本当に役に立つ。沖縄そばが全国麺類名産特産品に名を連ねたのが、何年だったかは忘れてしまったが10月17日。それで10月17日が沖縄そばの日なんだそうだ。この全国麺類名産特産品は、全国というだけあって、全部で9つ指定された。その9品とは、本場サッポロラーメン、特産信州そば、山梨ほうとう、名古屋きしめん、本場出雲そば、さぬき名産うどん、名産長崎炒麺、名産長崎チャンポン、そして本場沖縄そば。
 なんだよ、讃岐うどんの話をしていたのに、いつの間にか沖縄そばの話かよ、と思っていた方、戻ってきたよ、讃岐うどんの話に。そう、讃岐うどんも全国麺類名産特産品に名前を列ねているのだ。調べてみれば、それは当然と言えるものだ。
 ちなみに、沖縄そばは「そば粉を使っていないのに、そばという名前をつけるのはいかん。」というお役人さん(だったかな?)の命により、「沖縄そば」とそばを名乗ることを禁止されそうになったことがある。それで、うちなーんちゅーは焦って、怒って、お役人さんに懇願した。今までずっと地元で使っていた言葉を今さら変えることはできない、そりゃそうだ、賛成だ。と仏太が賛成しても、ずっと前の話なのでもう決まっているのだが。そこで考え出された知恵が「全国麺類名産特産品」だったのだ。特定のものとして、そば粉を使っていなくても「そば」名乗ることができるものとなり、9つの名前は固有名詞みたいなものとして、登録されたのだ。まあ、細かいことは詳しい人に任せるがそういうことだ。
 また、脱線してしまった。で、讃岐うどんが名産に数え上げられているということも、仏太的には更に興味が深まったのだ。9つのうち、仏太が食べたことがあるのは、本場サッポロラーメン、特産信州そば、名古屋きしめん、さぬき名産うどん、名産長崎チャンポンと本場沖縄そば。(ただし、信州そばはおみやげ。)今回6つ目の麺類特産品を食べる機会を得た。(空輸された物は食べているけど)
 本格的に、讃岐の話に入っていきたい。長いプロローグだ。本題に入る前に、読むのを止めてしまった人もいるだろう。が、まだ続けよう。仏太の讃岐うどんに対する思いをわかっていただくためには必要なことだ。と言い訳しておく。
 突然だが、讃岐県というのはない。【しかし、うどん県になったよなあ、凄いなあ。】昔の国の名前で讃岐だったところが今の香川県だ。細かいことは詳しい人の任せるがそういうことだ。で、敢えて今回の修行を「讃岐うどん行脚」にしてみた。今回はカレーではなく、メインは讃岐うどんだ。だから、修行in香川ではなく、讃岐うどん行脚。しかも、修行ではなく、行脚。いや、仏太は自分で歩こうとは思っていない。計画段階でレンタカーをしっかり予約している。が、なんとなくそれが合っているかな、と思って、ハ○ー子に連絡した時に使った言葉がすんなり受け入れられたので、使うことにした。讃岐人のお許しが出たのだから、それでいい。(たった一人だが)
 なんでも平成の大合併で「さぬき市」という平仮名の新しい市ができてしまったらしい。これには地元香川県でも賛否両論らしい。さぬき市はうどんの美味しいところとは決して言えないらしい。ただし、それは香川県内に限った話で、行く前の想像からすると全国的にはトップレベルなので、香川県内で美味しくないと言われていても、県外から行った場合はそのレベルの高さに驚かされるのだろう。しかし、県内では話が違う。細かいことは詳しい人に任せるがそういうことだ。(今回は何だかこればっかりだな。笑)
 そんな香川県に行くことになったのは、2005年の7月か8月くらいにハ○ー子(前出・仮名)からメールが来たことから始まる。数カ月前に結婚して函館に住んでいるという連絡はもらっていた。「同じ道内だから御近所さんの御挨拶」という話だったが、道産子からすれば、函館と札幌は遠いぞ!ということになってしまい、とても御近所さんとは言い難い。ハ○ー子もそれは函館に来て気付いたらしい。まあ、仏太も宇和島と淡路島の件があるので、大きなことは言えない。で、メールの内容。10月に結婚披露パーティがあるという話だった。もう、一緒に住んでいるので終わったのだとばかり思っていたら、色々事情があったらしい。遠いし、忙しそうだから、と気を使って打診してくれた。
 今までの経緯から、是非行きたいという希望と行かねばならぬ、たこねばならぬ(すみません、T尾さん。またネタを使わせていただきました。)という義務感があり、きっとこれは神様が入念に準備して、仏太に行きなさいと言ってくれているのだ、と御都合主義な考えを抱いた。下準備を入念に。上司に許可をもらうべく、御機嫌をうかがい、良さそうな時を見計らって打診した。土曜日を含めて、3連休だとしても初日と最終日はほとんど移動で正味1日しかないのだったら、まともに観光できない。1人ならば、自由に動けるので、1日余分に休みをもらって(有給休暇は毎年捨てるくらいで、かなり余っているから許可さえおりればなんとかなる)、是非うどんツアーをしたいと思った。上司はとても優しく(と仏太は思っているが、もしかしたら仏太に対して愛想をつかしているのかもしれない。恐)、許可が下りたので、連絡が来てから2〜3週間経ってからハ○ー子にメールの返事をした。披露パーティに参加したいと。だから、あくまでも今回の行脚はメインはハ○ー子の結婚披露パーティなのだ。
 ハ○ー子から招待状を送るとメールが来て、それまでの間に旅行代理店で飛行機や宿の手配をする。連休は混むということをすっかり忘れていたためにのんびりしてしまった。仏太はフリープランのツアーが結構気に入っている。しかも、最近は飛行機の便を指定したり、宿を選べたりするから自分のニーズに合ったプランを立てることができる。というわけで、パンフレットでだいたいこの辺、と決めていたものがなかなか取れず結局は第2希望となってしまった。しかし、それは値段的なもので、飛行機の便と宿はほぼ希望通りだった。これで、自分が死んだり、病気になったり、飛行機が飛ばなかったりしなければ、行けることになった。
 そうこうしているうちに、ハ○ー子から招待状が届く。!!!!!!吃驚!!!!!相手は知っている人だった。といっても、仕事関係の男の人で、沢山の話をしたことがあるわけではない。今までに直接会ったのはおそらく1回だけ。メールで何度か話をしたことがあるくらいだ。仏太の職場の上司が時々連絡を取り合っているらしい。その方(仏太から見れば、上司、ハ○ー子から見ても上司だが、旦那さん。)に会うのも非常に楽しみになった。
 あくまでもメインはハ○ー子の結婚披露パーティなのだが、サイドディッシュの讃岐うどんのことも調べていこう。旅行はしている時も楽しいが、調べている時も楽しいものだ。色々と予定を立てている時も仏太は行った気になっていて楽しいのだ。人から見ればそんなに細かく調べなくても、と言われてしまうが、欲張りな性格と凝り性なので(仏太のカレー修行を御覧になっているみなさんなら御存知でしょう)、ついついあそこも行きたい、そこも行きたい、となってしまう。通販で買った香川の雑誌類を参考書として、Web Siteも見て気が向いたら色々と調べていた。Webについては以前から気になっていたので、既に本編の方のリンクに入れさせてもらっていた。雑誌は、前出の2つに加えて、TJ Kagawa【これはおそらく廃刊。リンク切れしている。】と香川こまちを一部手に入れた。タウン情報誌というやつで、以前札幌にあった「Yellow Page」とか「さっぽろタウン情報」とかと同じ類いだ。札幌のがなくなってしまったのは痛いなあ。
 
 2005年9月19日「セルフ」の看板を見つける。大きな国道沿いだ、ここはいいうどんではない可能性が高い。と、考えていたところ、ふと我に返った。あ、ここは札幌だ。セルフといってもガソリンスタンドじゃないか。讃岐にいるのでもなく、うどん屋でもない。う〜〜ん、もう、ほとんど病気。(笑)そんな病気の仏太の讃岐うどん行脚本編は次ページから!!!
 でも、まだ、プロローグは続く。(笑)讃岐の本当の美味しさを味わうなら、北海道で出されている「讃岐うどん」がどんなものか食べてみて、その上で比べた方がよいだろうと考えた。かがわ軒といえば、札幌でうどん好きなら恐らく誰もが知っているであろう有名なうどん屋。以前にも行ったことがあったし、いつも機会があれば行きたいと思っているが、本業(カレー)と違うことと、営業時間の問題でなかなか行けないでいた。時は9月24日土曜日。讃岐で修行したことがあるというマスターがうつうどんはコシがあって非常に美味しい。注文スタイルも讃岐に倣ったところがある。「あつあつ」「ひやひや」など。讃岐うどんのことを深く調べているので、それがわかって面白い。かがわ軒の仏太的見解はこちら。

 そして、9月30日にはさぬき小町うどんというセルフのチェーン店の一つに行く。お腹が非常にすいた、仕事帰りだったので、迷わずにカレーセットを頼んだ。ざるうどんとカレーライス。悪くはない。見た目よりはコシがあり、モチモチしている。さぬき小町うどんの仏太的見解はこちら。
 さて、実際に讃岐に足を踏み入れたカレー馬鹿仏太は、讃岐うどんの初心者としてどのような行脚を見せてくれるのか!?!?!讃岐うどん行脚を見てみよう!
【かがわ軒は閉店したという情報があり、さぬき小町うどんは現在詳細不明。】
【かがわ軒はその後、札幌の街中にリニューアル移転オープンしたという情報あり】



麺通団 ホットカプセル(Wikipedia) 宮脇書店 JASCO平岡店 さぬき市 関西編 ヌードルシティ浪花麺だらけ 10月17日は沖縄そばの日 沖縄そばの歴史 なかむらそば(沖縄そば専門の店)



プロローグへとぶ 10月7日金曜日へとぶ 10月7日金曜日その2へとぶ 10月8日土曜日へとぶ 10月9日日曜日へとぶ 10月10日月曜日へとぶ エピローグへとぶ


仏太のカレー修行へとぶ 仏太のカレー修行【ブログ版】へとぶ 武者修行のトップへ戻る 讃岐うどん行脚のトップへ戻る 05年10月の日記へとぶ 讃岐関係のLink