コラムde 仏太14
第14稿 調和とカレー
東京は大都会だ。世界的にも非常に有名な都市の一つだ。
でも、生粋の江戸っ子というのはその中ではどちらかというと少ない方だ。
全員が全員そうではないだろうが、一部の人は
東京が偉くて、地方は偉くない、というような発言をする。
テレビなどでも、地方や東京の隣接県を馬鹿にした発言が出てくることがある。
そういう人達は、結構地方出身者だったりする。
東京で生活する人の半分以上は地方出身者なのだから、
本来、地方を馬鹿にするという行為自体、非常に愚かで馬鹿げている。
そうでもしないと優越感を持てないというところも人間として寂しい。
都会もいいところがあり、悪いところもあるだろう。
勿論、それは地方でも同じだ。
もっとお互いにいいところを尊重して、悪いところは改善すべきではないか。
スパイスもそれぞれを尊重して、それぞれを活かすように使うのは難しい。
でも、必ずお互いのバランスを取り合う、調和のとれた量というのがある。
それも一通りではない。作る人、食べる人で全然変わってくる。
スパイスがお互いに主張しあい、尊重し合った結果がカレーだ。
人間関係もそうあって欲しいものだ。


第6稿「肌の色とカレー」 第7稿「アメリカとカレー」 第8稿「風とカレー」 第9稿「感性とカレー」 第10稿「喜怒哀楽とカレー」
第11稿「世界三大スープとカレー」 第12稿「旬とカレー」 第13稿「カレーとカリー」 第14稿「調和とカレー」 第15稿「河豚とカレー」
第16稿「鮨とカレー」 第17稿「5感とカレー」 第18稿「においとカレー」 第19稿「園とカレー」 第20稿「心とカレー」

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