コラムde 仏太7
第7稿 アメリカとカレー
テロで被害を被り、世界中が注目したニューヨークなどの大都市。
色々な新記録が出て、イチロー、佐々木、野茂などの
日本人選手の活躍で沸く、メジャーリーグベースボール。
世界をリードすると自負し、自信満々のアメリカ合衆国。
色々なことで世界一になろうとし、
実際に世界で一番のことがたくさんある。
自由をうたい、多くの人にとって魅力あふれる国だろう。
しかし、それとは反対にたいしたことないこともある。
多くのことで、自画自賛するが、たいしたことないことでは話題にしない。
すべてがよく見えてしまうのはそのためかもしれない。
このあたりのことになると、賛否両論だろうが、
少なくとも食文化については今一つどころか数歩も遅れているように感じる。
フランス料理や中華料理、和食なども長年の歴史がある「文化」である。
残念ながら、アメリカにはそのような「歴史」は浅いものしかない。
インドや東南アジアを中心としたスパイス料理にも歴史がある。
スパイス料理の王様といえば、やはりカレーだ。
奥深さを感じつつ、歴史の香りをかいで、カレーを食したい。
(2001年10月5日に書いた。2001年11月6日メルマガ掲載。2002年5月28日一部書き変えた。)


第1稿「納豆とカレー」 第2稿「蕎麦とカレー」 第3稿「牛乳とカレー」 第4稿「飲食後とカレー」 第5稿「東洋とカレー」
第6稿「肌の色とカレー」 第7稿「アメリカとカレー」 第8稿「風とカレー」 第9稿「感性とカレー」 第10稿「喜怒哀楽とカレー」
第11稿「世界三大スープとカレー」 第12稿「旬とカレー」 第13稿「カレーとカリー」 第14稿「調和とカレー」 第15稿「河豚とカレー」

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