コラムde 仏太15
第15稿 河豚とカレー
河豚を食べたのは何年振りだろう。その淡泊な味、見た目、舌触り・・・
多くの人々を魅了して、食べて死んでも構わない、という人もいるくらいだ。
毒のテトラドトキシンは、速効性がある。
食後30分から5時間以内に症状出現だそうだ。
致死時間も1時間半から9時間と非常に速い。
そのため、関西では鉄砲に例えられ、
河豚の刺身は鉄砲の刺身ということで「てっさ」、
鍋は鉄砲を鍋にちらしたということで「てっちり」という。
河豚は冬と思いこんでいる人が多いだろうが、
実際は一年中食べようと思えば食べれるそうだ。
ただ、脂ののった冬が一番美味しいから、時期はやはり冬ということだ。
その毒故に河豚を扱うのに免許が必要で、
季節性も手伝って高級な物となっている。
カレーも美味しいことでは一緒(?)だが、
河豚よりは安いし、いつでも食べれるし、季節性はあっても
あまり知られていない。(仏太的には夏だと考えている)
食べて死ぬ可能性はほとんど考えられないし、
扱うのに免許の必要もない。などと比べる物ではないのだが、
好きなだけについつい対抗したくなる。


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