コラムde 仏太10
第10稿 喜怒哀楽とカレー
喜怒哀楽。文字通り、喜び、怒り、哀しみ、楽しみ。
人間の心の表現描写の基本的なところだろう。
激しい人はちょっとしたことで喜び、ちょっとしたことで怒る。
内に秘める人は静かに哀しみ、密かに楽しむ。
喜びや楽しみはとてもいいことで、みんなで共有したいことだ。
哀しみは、なるべくなら避けたいが、避けて通れないので、
みんなで分かち合い、少しでも軽減したい。
怒りはなるべくない方がいいのだろうが、
人間のできていない私は、ついつい外に出してしまう。
人間関係を崩すこともあるのだから、穏便に済ますことができれば、
それが一番だということをわかっているつもりでも、
カチンと来るともうそんなことは忘れている。
ちょっと冷静になり、態度や言い方を変えるだけで、
周囲も違って見えるし、実際に変わってくる。
欲望も同じだろう。簡単に表に出す人もいれば、
なかなか出さずにいて、いざというときに出てくるという人もいる。
人間なのだから、欲が全くないということもないだろう。
性欲、物欲、権利欲、睡眠欲、食欲・・・・
カレーを食べたいという欲を押さえることはかなり難しい。
そして、また今日も美味しいカレーを求めて修行に励んでしまう。


第1稿「納豆とカレー」 第2稿「蕎麦とカレー」 第3稿「牛乳とカレー」 第4稿「飲食後とカレー」 第5稿「東洋とカレー」
第6稿「肌の色とカレー」 第7稿「アメリカとカレー」 第8稿「風とカレー」 第9稿「感性とカレー」 第10稿「喜怒哀楽とカレー」
第11稿「世界三大スープとカレー」 第12稿「旬とカレー」 第13稿「カレーとカリー」 第14稿「調和とカレー」 第15稿「河豚とカレー」

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