乙華麗様です!〜サイト10周年記念企画

仏太さんのブログは100%私の思いそのものです!


09年10月ふじや・加藤美華 オーナー


加藤オーナープロフィール
加藤美華(かとう みか)
39才女性
・役職 オーナー
・血液型 AB型
・出身 帯広市




外観1
 札幌にスープカレー横丁というところがある。
外観2
色々な店舗が出入りして活発な動きがある。その中で唯一開店当時からずっと存在する修行場がある。
看板
Rasataという。

チキンカレー2
ここのチキンカレーはパリパリで野菜がたくさん入っていて美味しい。
チキンカレー1
ライスがターメリックライスで、満足度が高い。
ターメリックライス
ちょっとトッピングで牛蒡とレンコンを頼んでしまったために、ライスだけではない映像だけど。
納豆
他に納豆をトッピングした。挽き割りの納豆で、納豆の風味が沢山出るので、納豆好きにはたまらない。嫌いな人も別な意味でたまらない。(笑)

外観
 そんなRasataで修業してきたシェフを抱える帯広の修行場はふじや。オーナーの加藤美華さんがRasataのオーナーと実の兄弟ということで、実現した留学。加藤さん自身もRasataに行って見てきてる。姉妹店だが、味は違う。塩がそれほど強くない。優しい女性的な味だ。具の切り方なども一工夫。おばさんカレーと加藤さんは言う。(笑)チキンがライスオンじゃないのは同じ。挽き割り納豆や、ターメリックライスも一緒だ。あ、そういえば、ライスの刻みパセリも一緒だ。流石、姉妹店!しかし、何でもかんでも一緒というわけではない。それは支店だったりフランチャイズだったりというわけではないから。
(追記:その後、札幌のRasataはフロントが変わり、帯広のふじやとは関係がなくなりました。)

看板
 ふじやは本来「藤屋」で、スイーツのチェーンでもなければ、近くにある珍味屋とも違う。加藤の藤からつけた名前。実は単純。看板のロゴを作ってもらったときに平仮名表記にしてもらい、それがすごく味のあるレタリックだったので、平仮名で表に出ることが結構多い。
カウンター
2007年3月1日オープンで、カレー中心となったのは同年12月から。小じゃれたカフェ風の構えは女性一人でも入りやすそう。外観を見たときに、仏太のカレー仲間であるあおくび大根さんが、カレー修行場っぽくないですね、とつぶやいていた。そう、加藤さんの狙いはカフェ風で、実際近所のマダムが結構来てくれると。修行者の8割くらいは女性だという。斜め向かいにあるBERUWALAというカフェと競合しないのか不思議だったが、実際は客層が違うらしく、むしろ助かっていると。仏太はどちらも数回行ったことがあるが、どちらも混んでいることが多く、確かにその通りだと思った。駐車場は2Fのエステも共用。だから、たくさん入っているように見えることもある、と謙遜する加藤さん。仏太が行く土日は混むのは実際体験している。
ピカソのレプリカ1 ピカソのレプリカ2 ピカソのレプリカ3
 内装は自分の好みでシックにしてもらった。当初カフェとしてやっていたのがそのままいい感じ。ピカソのレプリカが架けてある。シンプルで、やはりシックな感じなので、本当にその光景、雰囲気に溶け込んでいるのだ。また、テレビの音が出ていないものなんとなく雰囲気を楽しめるようになっている。只、スポーツの時などは音を出しているときもある。BGMはピアノジャズだったり、クラシックだったり、基本加藤さん自身の好みのものをかけてもらっているそうだ。
 とある日、ふじやの中は、一組の夫婦と思われるカップルがいただけで、あとは席が空いていた。仏太が座った後、徐々に他の修行者が来て席が埋まっていく。左隣に座った学生風の男3人組は「初めてスープカレー食す」というような話をしてた。そう、ふじやはスープカレー初心者も安心な美味しさと安定性がある。雰囲気も柔らかいので、がちがちのカレー修行場より接しやすいだろう。

 実は加藤さんは、ネットで仏太のことを知ったのは、仏太が思っていたより早い。3回目くらいから知っていたという。仏太は全然知られていないと思っていたが、加藤さんは結構早くから気付いていた。なぜなら、当時はそれほど辛いのを頼んでいる人は、数少なくて、それですぐにわかったという。  当然スタッフの間でも話題になっていたようだった。
仏太はいつも違う女の人と来る。」
そんな話題も出ていたらしい。え?そうだったっけ?仏太は一人行動が多い。だから、そう言われたときはちょっと吃驚。(笑)確かに何度かあったが、2人の女性と計3回しか行ってないことが判明。ま、いいんだけど。(笑)モテモテだということにしておいて!(笑)いや、モテモテ!!!(大笑)  仏太のブログも仏太を知る根拠となったようだ。ブログを見ていて、加藤さんが言いたいことを言ってくれているので、自分で発信する必要がない。仏太のサイトを見て来てくれる人もいる。そうとわかることがあるそうだ。それだけ、現場を見ているオーナーさんなのだ。「よしよし」とほくそ笑んでいる、と笑う加藤さんは「仏太さんのブログは100%私の思いそのものです!」と言ってくださった。こちらこそ、あざっす!という気持ちだ。仏太がブログで書いていることは、読んで「そうそう」と思っているそうだ。仏太が役に立っているのは光栄だ。それで、ふじやが発展してくだされば、美味しいところが存続してくれるのでありがたい。ふじやにとっていい存在で、仏太にとっていい存在。お互いに価値ある存在であって、好循環が生まれるといい。仏太が美味しいカレーをいただくことの方が、お世話になっていると言えるので、お互い様、とは言えないが、持ちつ持たれつの関係であれたらいいな、と思っている。

 さて、ふじやのメニューは名前は違えどRasataと同じようなものを出している。ただし、種類は少ない。最初3つ(チキンハンバーグ野菜)で去年(08年)秋に一つメニューが増えた。ひき肉納豆。これは加藤さん自身が好きだから。秋ごとに増えるならそろそろ5つ目のメニューが増える頃か?(笑)具材は近所のスーパーで自分の目で見て確かめて新鮮なものを選んでいる。業者に頼むと運賃がかかる場合があり、そのあたりもバカにならない。経営していくために、修行者に満足してもらうために、加藤さんは自分の足で動いて自分の目で確かめる。基本、料理、具材のアイディアは自分一人で決める。そんなに大きなところではないので、スタッフ達と経営については話し合わない。大根が入っているのは珍しいが修行者の反応は半々。時に季節ものを少し入れることがある。それぞれの具材も丁寧に調理されている。加藤さんの指示がしっかりシェフに伝わり、スタッフが心を一つにして調理、接客にあたっている。人気の秘訣の一つはきっと真心もあるのだろう。美味しいものを食してもらいたいという真摯な気持ちが表れた美味しいスープカレーだ。残念ながら、仏太の好きなラムには手を出さない。とのこと。(笑)

チキンカレー1
 パリパリ感のあるチキン道内産の生のチキンを出しているので数多く出せない。限定10食はそのため。だから、人気で食せないときもある。中はジューシーなチキンはレッグまるごとでかぶりつけるのが嬉しい。RasataはCandy Spiceの血をひいてるということなので、パリパリチキンは自慢のメニューなのではないかと思う。Candy Spiceはそのパリパリチキンをライスオンするのがお勧めだったが、Rasataはその区別なく、スープインだった。ここふじやはRasataで修行した調理人がやはりパリパリのチキンを作り上げていた。ただ、塩加減などは健康を考えてくれているようで、優しい味に落ち着いている。流れているものは同じでも、少しずつ進化して、オーナー加藤さんの気持ちとシェフの技術が込められているのだ。
チキンカレー2
 普通の修行場はチキンは量を確保していることが多い。あの大きなチキンレッグをそのまま食せるというのも、醍醐味でメニュー別だと全体としてはやはり人気の一品だと思われる。ふじやのは国産のいい肉を使っていて、そのために限定にしている。じゃ、他の修行場はどうなの?ってことになるが、特別に断ってなければ、ブラジルやアメリカなどの安い輸入物の可能性が高い。そこは調理の仕方だよね。ふじやはパリパリに仕上げて、それだけでも塩胡椒して食べたくなってしまうほど。姉妹店のRasata同様にふじやでも基本スープイン。最初、フォークとスプーンで分けながら食していたが、結局かぶりついた。(笑)こういうタイプのチキンは十勝では珍しいだろう。でまた、それにチーズをトッピングするとまた美味い。勿論ヘルシー指向で野菜がごろごろと入っているのも嬉しい。

チーズハンバーグカレー1
 ハンバーグカレーは、トッピングしなくても最初からチーズが載っている。それが美味しいという判断からなのだろう。勿論好みはあるだろうが、ここのハンバーグはちょうどいい具合に空気が入っていて柔らかさが美味しさを増している。大きく柔らかいのだ。かといって、すぐに崩れてしまうわけではない。程よい弾力があり、いい歯ごたえだ。
チーズハンバーグカレー2
そのハンバーグチーズが載ることで更に美味しさが増しているように思われる。タマネギ(きざみ)、ニンジン、ピーマン、大根、ジャガイモ、カボチャ、バジルなどが入っていて全体に丁寧に料理されている。スープは醤油っぽいイメージだが、すすってみると違う感じだ。そんなに油っぽくなく美味しくいただける。姉妹店Rasataに似ているが違う味だ。

ベジタブル1 ベジタブル2
 ベジタブルカレーの具は、タマネギ(きざみ)、大根、ニンジン、ピーマン、カボチャ、なす、パプリカ、ジャガイモなど。ジャガイモと大根は下に隠れていた。賛否両論あるだろうが、ここの特徴の一つは大根が入っているということだ。結構大きくごろんと入っていて、仏太は好き。また、季節の野菜根菜などが入っていて、旬なものを楽しめるのもいい。他のメニューも野菜たっぷりのカレーなのだが、ベジタブルはもう数種類多いし、肉がないというのが健康的な気がする。(笑)お腹いっぱいになるし、見た目もいい感じだ。栄養もいっぱいだ。

ひき肉納豆2
 08年10月から新しく出てきたメニューがある。ひき肉納豆カレーは札幌ではありがちなメニュー。しかし、帯広ではカレーに納豆というのは、まだまだ一般的でない。具はタマネギ、ニンジン、ジャガイモ、大根カボチャ、オクラ、納豆、挽き肉など。他のと違って、それぞれの具材を細かく刻んでるので、スプーンだけで食せた。
ひき肉納豆1
綺麗な配置と色彩は繊細な印象を受ける。ひき肉納豆はこのスープに合ってると思う。美味い。納豆と挽き肉をすくってみた。いい感じだ。細かい具が多く、たっぷりスープの中に隠れているので、それを探すようにすくうのも楽しみの一つだ。そして、ネバネバ系。オクラ、納豆などもあり、彩りや味も楽しめる。このメニューもRasataにはあるのだが、それを加藤さんが好みに合うようにシェフに指示。できあがったカレーは現在ある4種類の中で、加藤さんの一番のお気に入り。メニューにひき肉納豆だけ写真が載っていないのは、絵面が今一だから。
ひき肉納豆3
実際に仏太はプロではないが写真を撮ろうと思っても、具が細かくスープが多いせいかわかりにくいし、色合いも今一かも。実際はいろいろな野菜で、色とりどりに見えるのだが、写真にするとスープの色が強く出て、具材があまり目立たなくなるようだ。食べやすさ重視になると、このようなことになる。でも、美味しいことには違いはない。

納豆1納豆トッピング チキンカレー3チーズトッピング

ピッキーヌ  辛さは最初7段階。要望が多くて09年5月超超激辛が出て、その後更にピッキーヌを足して極辛が出た。極辛1、極辛2、極辛3、と3段階も追加になっていた。現在極辛5まで出ている。名前の付け方が、ちょっと違うパターンなので、今までとは違うから差なんだろうな、と思っていたら、案の定違っていた。今まではスパイス(パウダー系)で辛さ調節していて、それは超超激辛で限界という。で、極辛からはピッキーヌが登場。は酸味があり、は辛み中心。どちらも普通の人には無茶苦茶辛いはず。加藤さん自身はせいぜい大辛までだそうだ。極辛が出てきたとき、シェフが説明に来てくれた。物足りない場合は潰してエキスを出したり、直接噛んで、と。3本赤ピッキーヌが入っていたので、極辛3の3はそういう意味だな。スープは基本超超激辛のようだ。うん、大丈夫。思いっきり噛みしめて楽しんだ。辛いけど、美味しいよ。仏太は緑ピッキーヌの方が好きだな。なお、そんなに忙しくなさそうだったら最初からピッキーヌ刻みで、とお願いするとやってもらえる。刻んだ方がスープにしみこむのでより辛いはず。

 鮮やかな黄色のターメリックライスは、具材の緑や赤とコントラストを形成して綺麗だ。ターメリックライスは今の帯広ではかなり珍しくなった。こういう細かなサービスも嬉しい。パセリが刻まれかわいく乗ってるのもポイント。これって、カフェな感じ。

プレーンラッシー マンゴーラッシー アイスコーヒー
 ドリンクもしっかり用意されている。チャイは以前似たものを出していたが、大変だったので止めた。プレーンラッシーマンゴーラッシーコーヒーなどソフトドリンクも用意されている。カウンター席の近くの棚にアルコールの瓶がおかれているが、加藤さんの趣味?だそうだ。うちのビール美味しいですよ。まだ、仏太は飲んだことないが、そんなこと言われたら、昼間っから飲みたくなっちゃうじゃん!(笑)ふじやではカレーの後は、ラッシーを飲みながら、ホッとしたものだった。時々、Chaiやしゅんに半額券が出ることがあるので、それを利用していただくのも一つの手だろう。

 加藤さんは、オーナーとして忙しい毎日を送るので、他のカレー修行場はWAMUWくらいしか行ったことがない。帯広出身ということもあり、疲れたときにはインデアン。(笑)流石、ソウルフードだ。自分で作ったルーカレーも美味しいと自慢する。うわ、食したい。が、ふじやで出すつもりはないそうだ。やはりスープカレー一本でやりたいという。お話を聞かせていただいて、一貫して、芯のある印象を受けたが、そういう強いコンセプトがスタッフに行き渡り、居心地のいい空間を作り上げているのだと思った。
 多分、仏太だけでなく、他の修行者も同様だと思うが、営業を昼だけでなく、夜もやって欲しいとか、メニューを増やして欲しいとか、希望がたくさんあるかと思う。素敵なところだから、尚更、もっと良くなって欲しい、要望を聞いて欲しいと思う部分もあるだろう。加藤さんにそれを伝えた上で、今後の目標を聞いてみた。控えめながら、力強い御言葉が帰ってきた。

今後の目標
毎回毎回を精一杯。一生懸命やっていきたい。
シンプル、あっさりとやりたい。
細々と長く続けて、ひっそりやりつつ繁盛させたい。


(追記:その後、札幌のRasataはフロントが変わり、帯広のふじやとは関係がなくなりました。)




参考サイト・ブログ
札幌スープカレー横丁
Rasata





修行場データ
ふじや
帯広市南町東5条2丁目19番地SISTERS BUILD1F
0155-48-6085
http://www.afd-h.com/contents/rasata/fujiya/index.html
11:30-15:00
月曜定休
修行場・十勝「ふじや」参照。)





10周年記念企画トップ
09年7月WAMUW・根本隆志シェフ
09年8月Shambhara天竺・中山一郎マスター
09年9月Easy Diner・立石貴裕店長
09年10月ふじや・加藤美華オーナー
09年11月インデアン音更店・遠藤和恵さん
09年12月タイランド・相澤和正オーナー
10年1月ろそろそ・野左掛兄弟
10年2月SAMA帯広店・河村哲裕オーナー
10年3月そん徳・小内勝敏マスター
10年4月カトマンドゥ・奈良一彦マスター
10年5月ピア21しほろ・式見貴光シェフ
10年6月潮華・早坂信美マスター
11年2月ナマステー・木幡夫妻
11年12月カレーリーフ・相馬鎮徹オーナー

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