乙華麗様です!〜サイト10周年記念企画

イケメン兄弟のいる修行場


10年1月ろそろそ・野左掛兄弟


野左掛兄弟プロフィール
野左掛晴彦(のさがけ はるひこ)
28才男性
・役職 店主(ミスター十勝)
・血液型 O型
・出身 帯広市
野左掛啓(のさがけ ひろむ)
37才男性
・役職 オーナー(バイト)
・血液型 O型
・出身 帯広市






いらっしゃいませ〜!
 入ると、目の前にあるブースから威勢のいい声が聞こえてくる。それは応援団のようにドスのきいた声ではなく、爽やかな元気のいい声だ。(念のために断っておくが、イメージであって、応援団にも爽やかな人はいる。)ブースは、店主である野左掛晴彦店主の城だ。DJをやってるわけではなく、焼き物をしている。入口に対面する形なので、焼き物をしていても、お客さん(修行者)が入ってきたらすぐにわかる。透明な仕切りを隔ててカウンター席があり、そこに座った人達は晴彦さんの手さばきを見ることができるかもしれない。
外観
 ろそろそは帯広市の中では南側に位置する。とはいえ、帯広市も広いので、稲田を越えて更に中札内側というわけではなく、稲田通りより少し街中寄りだ。一般の人にはなじみの薄いこの単語「ろそろそ」は「そろそろ」を逆から読んだ言葉で、いわゆる業界用語だ。何かと「ろそろそ」と使っていたオーナーの野左掛啓さんが好きでつけた。ろそろその使い方としては、例えば、そろそろ帰ろうか、というときに「ろそろそ帰ろうか。」などと使うわけだ。
看板
 当初、帯広の街中にカレー修行場として出すと噂を聞いていたが、現在のところに落ち着いた。しかも、居酒屋として。それは最初狙っていた物件の大家さんから制限が結構あり、難しいと判断したため。元そば屋の現在のところは、小上がりのところの仕切りはあったが、真ん中の焼き場はなかった。それを真ん中にすえて、カウンター席とした。
 最初、この場所でするとき、知り合いには9割無理と言われ、仲のいい人には2ヶ月保たないと言われた。しかし、ベアさんの助言もあり、カレーを売るより、居酒屋中心でやっていく方がずっとイメージができた。本当はランチでスープカレーをやろうと思ったが、実現していない。(是非やって欲しい。笑)料理長のベアさんと一緒に物件を探し歩いた。ここを見つけたときに、焼き物、鍋ならすぐにイメージが湧く、と経験とレシピが豊富なベアさんからコメントがあり、決めたという。
網焼き  郊外でやるということは、何かのついでにろそろろに行く、というよりは、ろそろそ自体を目指してそれが目的できてもらう、ということになるので、ろそろそに是非来てもらいたいという意気込みの表れだ。確かにイトーヨーカドーが近くにあり、買い物後などに来てもらうと嬉しいが、実際はそれとは関係なしに入っている。そして、無茶苦茶混んでいる。

 オーナーであるお兄さんのさんはスープカレーがもの凄く好きだから始めたわけではなく、ビジネスとして考えたそうだ。秋田SAVINA(サヴィナ)は年中無休でやっているスープカレー専門修行場。秋田在住の知り合いと組んで、共同出資の形で開いた。元々スープカレー修行場で修業したことはない。以前のRed Podらっきょのオーナーさんやスタッフの人達から色々と教えてもらったが、実際に働いたことはない。Red Podの味が好きだったし、らっきょのスタッフに知り合いがいたのが大きかった。最近のスープカレーに携わる人としては珍しいタイプだろう。以前のRed Podのレシピを買って、札幌からシェフを連れて行き、店長となってもらった。秋田ではスープカレーはポピュラーじゃなくて、味的にはカレーライスに近い方がいいだろうという考えもあったので、北海道で考えるスープカレーとはイメージが違うのかもしれない。(仏太はまだサヴィナは行ったことがない。) 現在、ろそろそで出しているスープカレー鍋は、秋田のサヴィナとスパイスは一緒だが、スープの行程が違う。
 御兄弟仲がいい。イケメンで、晴彦さんはモデルをしている。(それが本業というわけではないのだが。)Hokkaido WalkerやChaiでモデルをした経験あり。Hokkaido Walkerは一緒に出た人が知り合いで紹介してもらった。Chaiは編集の人がろそろそに出入りしていて、気に入って出ないかという話になった。流石だ。ちょっと年は離れているが(上の写真でおわかりのように)全然そう見えず、若く見えるお兄さんのさんはご結婚されているがいまだ人気が高い。そのイケメン御兄弟を目的として来る修行者も多いのではないか?実際、女性客が7割くらいだという。
観月ありさ  お二人の上に更にお兄さんがいる。三兄弟なのだ。一番上のお兄さんは、啓さんの4つ上。東京にいて、スタイリストなど芸能関係をしている。観月ありさと知り合いで、それで開店の時に花が来た。その理由を聞いたとき、お母さんが「よろしかったらサインもらいましょうか?」と言ってくださった。仏太としては直接会ってみたい。観月ありさは綺麗だと思う。ので、心の中では直接会わせてください、と言っていたのだが、実際にそれを口にすることはできず、シャイなので、「いえ(サインは)いいです。」と遠慮したのだった。そういうふうに言ってくださったのは、野左掛さん御兄弟のお母さんだと後から知った。お店に時々出ている。啓さんの奥さんも出ていて、可愛いバイトの女の子かと思ってしまった。「(笑)むしろボクがバイトです。」と謙遜する啓さん。(それでプロフィールには「バイト」と入れさせてもらった。笑)御家族で仲良くやっているがなれ合いではなく、きびきびと仕事してらっしゃる。
 野左掛という珍しい姓は青森県七戸市がルーツのようだ。実際に「字野左掛」という住所があるそうだ。以前、そこを訪れたときには、野左掛という姓の人はいなかったそうだが。(笑)男兄弟3人なので、子孫の繁栄は心配ないだろう。(笑)先にも書いたが、ろそろそはお母さんや啓さんの奥さんも出ていて、一族経営だと笑う。信用している料理人の方にレシピを全て任せたり、ロゴは友人に作ってもらったり、と御家族だけでなく、周囲の人達とのつながりも大切にしている。
外観
ロゴはわかりやすいコンセプトで作られている。それを見ただけで何をいただけるのかがわかるし、シンプルな感じがお洒落だ。

手羽先
 2Fは20畳あり、宴会が入ると凄い。インタビューの4日後(12月15日インタビュー19日宴会)の宴会では70人くらいの予約が入り、手羽先を18kgも発注したと。とにかく今飛ぶ鳥を落とす勢いなのだ。いや、落とすと言うより焼くという方が合っているのだけど。(笑)ウリのメニューの一つである手羽先もよく出る。岩見沢出身のお母さんの秘伝の味なんだそうだ。
 女性客が多く、コラーゲン鍋がよく出る。それはお肌にいいからという理由でよくわかる。残念ながら、スープカレー鍋はそうでもない。(悲)カレーうどんも以前からあった。うどんは以前は玉うどんを使っていたが、09年1月に仕入れ先を変えて、ちょっといいものになった。
カレーうどん1  カレーうどん2
スープカレー鍋もカレーうどんもメニューで「本気」とついている。「ほんき」と読むが、「まじ」と読んでも構わない。(笑) スープカレー鍋の具は季節によって変わるわけではない。夏も出しているが、ほとんど注文されない。(笑)8月はカレーが出る(SAVINAの経験から)のに、夏にはカレー鍋はほとんどでない。残念なことだ。
スープカレー鍋1  スープカレー鍋
レッドペッパー、ガラムマサラなどを出すのはやはりスープカレーの応用で、辛さを調整できるのは嬉しいことだ。最近になって知ったのだが、ナンプラーも出てくることがある。聞いてみたら、本当は出すようだが、実際は出すときと出さないときがある。(何か特別な意図はないようだ。笑)
 鍋の種類が以前より増えてる。しゃぶしゃぶ、鶏なべなどは後から追加されたメニュー。よくぞ気付いてくれました、的な、してやったりの顔で、そうなんですよ!と啓さん。今後も増やす予定があるようだ。鍋ファンには嬉しい情報だ。 辛いのが好きなら、チゲ鍋がお勧め。シーフードカレーはやろうと思えば、ある食材でできる。出汁が出ていいかもと提案したら即答で可能だという答えが返ってきた。うん、カレーの方もバリエーションができそうで嬉しくなった。 〆のリゾットは以前よく出ていたそうで、仏太も以前も最近も頼んでいる。また、うどんでしめるのもいいものだ。
スープカレーリゾット  スープカレーうどん

 飲み物は自分たちで選んでいる。沢山の種類の飲み物があるということはよく飲みに行くということ。お二人とも飲むのは好きだと。晴彦さんは芋焼酎が好きで徳に三岳は最高だと。プレミアもの(魔王、佐藤など)は高くて美味しくて当たり前だが、値段そこそこで美味しいというのがやはりいい。日本酒は秋田の酔楽天(すいらくてん)が好きだと。女性客で芋焼酎の入門者には、三岳の水割りをお勧めしていると。また、「うみ」もあっさりしていてくさくないのでいいだろうという。そして、何よりもどの料理にも合って壊さないのがいいと言う。なるほどなあ。それだけに、つまみとなる居酒屋料理も充実している。下は、豚ニンニク串梅つくね。どちらもオリジナルだ。
豚ニンニク串 梅つくね

刈穂 好日  イモ焼酎より日本酒が好きな仏太は、厳選されたものをいただいた。そんなに数は置いてないが、美味しいと思ったものだけを提供している問だけあって、満足なお酒だった。美味しく食べて、美味しく酔っぱらう。素敵な時間の過ごし方だ。あ、お勧めの酔楽天はまだ飲んだことないな。(笑)
←好日(山形)
刈穂(秋田)→



 さんは、昔はあまりインデアンが好きではなかったが、今は好きだと。昼ご飯時間ないときはみなみ野店に行って食すと。豚丼は今でもあまり好きじゃない。晴彦さんは、本当はカレー屋をやりたかったが、商売ということを考えて、現在のスタイルとなり、成功しているので、今のところカレー屋をするということないという。売れているのはとても祝福するのだが、やはり仏太としてはカレーもお願いしたい。(笑)今は上手くいっているとにこやかに話す晴彦店主だが、オープン数日は、どうしてこんなにできないのだろうと悩んでばかりだった。焼き物をしていても、肉を焦がしてダメにしたことは何度もある。皮を焼くときに特にそういうことがあり、本当に嫌だった。夢にまで出てきたのだ。そんな辛さを乗り越えたのだから、カレーもやれば上手くいくと思うなあ。(笑)(仏太は結局カレー。)

 仲のいい御兄弟に、(仏太の願望を言ってくれないかな、と期待しつつ)最後に今後の目標を聞いた。インタビューの端々に出てきたのだが、その気持ちが常にあるということなのだろう。
札幌に出店したい!
啓さんは、今後色々と展開することを考えていて、その本拠地である帯広を晴彦さんががっしり腰をすえて頑張るそうだ。残念ながら、カレーが目標ではなかった(まあ、予想されていたのだけど。笑)が、今後発展することで余裕が生まれたら、カレーにも手をつけてくださるかもしれない。それを期待したい。が、今の形が続いて順調にいって札幌に出店という形でも、帯広の形態が変わらなければ、スープカレー鍋を続けて発展させてくださるだろう。




参考サイト・ブログ
観月ありさのオフィシャルサイト
観月ありさのレコード会社のサイト
らっきょ
Hokkaido Walker
Chai





修行場データ
ろそろそ
帯広市西5条南34丁目29-11
0155-47-3719
17:30-23:00LO
不定休
修行場・十勝「ろそろそ」参照。)





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09年7月WAMUW・根本隆志シェフ
09年8月Shambhara天竺・中山一郎マスター
09年9月Easy Diner・立石貴裕店長
09年10月ふじや・加藤美華オーナー
09年11月インデアン音更店・遠藤和恵さん
09年12月タイランド・相澤和正オーナー
10年1月ろそろそ・野左掛兄弟
10年2月SAMA帯広店・河村哲裕オーナー
10年3月そん徳・小内勝敏マスター
10年4月カトマンドゥ・奈良一彦マスター
10年5月ピア21しほろ・式見貴光シェフ
10年6月潮華・早坂信美マスター
11年2月ナマステー・木幡夫妻
11年12月カレーリーフ・相馬鎮徹オーナー

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