第2章 茶ノ助
第2章 茶ノ助
本日、最初に連れて行っていただいたのはお茶。
そう、台湾はお茶も名物というか銘産。
台湾茶という言葉があるくらいだ。
このビル・・・と何も知らなかったら通り過ぎるところに
りんごさんが入っていき我々が着いていった。
駐車場から少しだけ歩いたのだが、
その間に小学校や専門学校があり、
なんとなく台湾の街を歩いている実感。
日曜日なので閑散としているが、
おそらく平日は学生、児童が沢山で賑わっているのだろうな。
エレベーターの電気はついているが
ボタンを押しても動かない。
あれ?
最終的には動いたのだが、
吹き抜け状になっている建物の上に行くと
高所恐怖症の仏太にはちと辛かった。
が、それは直ぐに部屋に入ったので大事にはならなかった。笑
茶ノ助という予約制のお茶教室に特別に行かせていただいた。
今回は教室というより、気軽な講演会みたいな感じ。
いや、少人数グループワークというところか。
いや、グループワークと言うほど発言してないな。笑
先生がお茶を入れながら色々と説明してくださる。
日本語で。
りんごさんが時々お世話になっていると。
そこにお邪魔できるのは非常に光栄。
水はやはり台湾人も水道を使わずミネラルウォーター。
旅行時に、水道水は飲まない方がいい。
飲むならビール、と強く言われていた。
(あ、ちょっと嘘。売っている水と言われていた。笑)
見にくいこの写真はさっきのを横にした。
実はこの台、石を削って自分で手作りしたものだと。
そして、石全体が台湾の形で、先生の作業しているところが台中だと。
すげえ!
そういう向きで写真を撮らせてもらえば良かったのに。
回転すれば大丈夫だろうとたかをくくっていたら、
懸念通り見にくくなってしまった。笑
(地図と見比べてみて。笑)
お茶の葉がなんか違う。
普段家とかで入れている、日本で見るものと違う。
それこそ葉っぱが丸まっているように見える。
蓮華が温められていた。
これはなんとお茶の香りを感じる(聞く)のに使われた。
これで飲むのではなく、匂いを嗅ぐのだ。
しゃぶったり、鼻をつけてはいけない。笑
入れ終わったお茶の葉が広がった状態となり、
まさに形は積んだ後の生成されてない状態。(に見える)
お茶っ葉を形を崩さないで、味などを閉じ込めているのかな。
なるべく自然な形で、ということだろうか。
いずれにしても斬新で興味深い。
多分、このあたり先生が説明してくれているのだが、
膨大な知識量で、全部を覚えきれてない。
入れたお茶にこの蓮華を通して、
その蓮華を渡されたら匂いを楽しむ。
そう、お茶の世界には聞香(もんこう)という言葉がある。
蓮華を舐めたりしゃぶったりしてはいけない。(しつこい?)笑
烏龍茶が2種類出された。
こちらが2種類目。
最初は高山烏龍茶。
2000mあたりで積まれたお茶も味わい深かったが、
この高冷烏龍茶もまろやかで違う美味しさ。
今回4種類のお茶を色々な形で楽しんだ。
色もその一つ。
食と同じで、味以外のことも要素がたくさんある。
先生は若いがもの凄く知識豊か。
台湾人なのだが、日本語がペラペラ。
普通に喋っているだけだと、言われなければ日本人だと思ってしまう。
茶ノ助という名前も思いっきり日本だし。
先生の奥さんは日本人だと。
話を聞いている時は、とても楽しく、台湾にいることを忘れる。
そうして話を聞いていると、益々お茶への興味が深くなり、
いただいているお茶も美味しく愛着が湧く。
細長い状態になっている紅茶。
これは90度くらいのお湯で入れるのがいいとか、
冷え性に良いとか、
入れ方や効能も教えてもらえる。
白茶は80度くらいで入れるのが良いらしい。
微妙だがやはり最善の形で淹れる、飲むということも
お茶そのものや背景を楽しむやり方だろう。
白茶は寝る前に飲むとぐっすりと眠ることができるそうだ。
他にもお茶に含まれる亜鉛の効果で味覚が改善するとか、
子供に茶葉をあててアトピーが良くなったとか、
色々な効能を説明してくれた。
そろそろ終わりかなと思っていたら、
高冷烏龍茶の水出しも美味しいと
そこから先生が水出し茶を作り始めた。
後に山茶花さん曰く、
ええ?!これから?!と思って焦りましたよ。
予定では1時間くらいと聞いていたのに、2時間以上ですもの。
大幅に予定変更ですよ!
と。笑
そのくらい熱の入ったお茶談義というか講義。
プライベートでこれだけ深く教えてもらえるとは!
しかし、もっと熱の入った話があった。
茶ノ助さん、なんと今日この後、日本に飛ぶと。
静岡でお茶のイベントがあり、参加すると。
そして、ウニが大好きなので、函館に食べに行きたいと。
え?静岡から函館までかなり遠い・・・
でも、お茶のためにこれだけ熱く語り、
そのために自分で高所でお茶を作っているような人だ。
大好きなウニのためならどんなこともしそうだ・・・笑
我々のもっているウニ情報はそんなに多くはないが
できるだけ伝えた。(つもり)
我々の中でウニの助さんというあだ名になったことは言うまでもない。笑
海の幸が何でも好きなのかと思ったらそうでもなく、
ハタハタ(秋田で有名なあの魚ね)が苦手だと。
色々な人間味あふれるエピソードも聞いて
とても楽しく勉強になり、有意義だった。
ウニの助先生に感謝。
セッティングしてくださったりんごさんに大感謝。
一緒に連れてきてくださった山茶花さんに感謝。
(実は山茶花さんも初めてだったと)
教室を離れて、りんごさんから普段の教室の時のエピソードなども聞いて、
やはりどの世界もカレーと同じで奥深いものだな、と改めて感心した。
あざっす!あざっす!あざっす!
<追記>
聞香(もんこう)は香木の香りを楽しむ(学ぶ)香道の言葉のようで、
仏太はお茶の世界、茶道とごっちゃにしていた。
なので、本来、香りを楽しむとかそういう表現なのだが、
今回は専門家ではない、テキトー人間の一部の間違いということで。笑
聞香って言葉は、もんこうからは直ぐに変換されない。
一般的ではないのだな。
参考サイト・ブログ
山茶花五十郎が行く
茶ノ助
茶ノ助(facebookページ)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません