ヨーロッパの言葉は系統があるが、似ていることが多い。
主に、ギリシャ語系とラテン語系に分かれるようだが、詳しいことは仏太は知らない。
同じ書き文字、似た書き文字でも、それぞれで発音が微妙に違う。
例えば、人の名前。Michaelはマイケルと読んだり、ミカエルと読んだり。
Elizabethはエリザベスだったり、エリザベートだったり。
![看板](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/board87.jpg)
ベル・エレーヌと読む。
ギリシャ神話に出てくる登場人物だそうだ。
ヘレナかな?
フランス語はHの発音がないから、ヘレーヌではなくエレーヌだ。
すなわちここはフレンチのお店。
もしかしたら、人生で始めてかもしれないフレンチのフルコース!!!
本当は、とある人達にお礼の意味でご馳走する予定だったのだけど、残念ながら事情があり、後日に延期になった。
それが当日朝に発覚したので、キャンセルしにくく、
また、フレンチフルコースをいただきたいという欲求もあり、結局行くことにした。
街中から外れた住宅街の中にあるお洒落な外装。(全体の写真を撮り忘れた!!!)
閑静な住宅街で落ち着いてお食事をする。いい感じだ。
![うに](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/appetise88.jpg)
最初に出てきた前菜は、雲丹の冷製仕立て。(勝手に名前をつけてる。)
ジュレっていうのかな。
その都度、奥さんが説明してくれるのだが、覚えてないし、メモしてない。
雲丹も下のクリームやゼリーも美味しかった。
いきなりこんなに上品なのでこられて、やられてしまった。
来る前までは、カレーに合いそうな料理があったら、チェック、とか思っていたくせに、
そんなこと考える余裕全然なかった。(笑)
![ワイン1](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/wine02.jpg)
最初に選んだのは、PANULというチリのワイン。
フレンチの店なのにチリのワイン。(笑)
甘みがあり、飲みやすい。
甘すぎず、こんな恋がしたいな、って感じ。(笑)
最初にビールを飲まず、優雅にワインでスタートするのはあまりない経験だ。
しかも、久しぶりのテイスティング。本格的だ!!!
緊張。普段着できちゃったよ!!!
十勝にスーツを持ってきてない。(笑)
っていうか、スーツじゃないと駄目って言われたら、帰るしかないし、
今までそういう風に言われたことないな。
![冷製ホタテ野菜](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/hotatevegitable91.jpg)
ホタテを野菜が取り囲んで、柔らかなホタテとシャキシャキした野菜の歯ごたえのコントラストがいい感じ。
優しいピクルスのような味わいの野菜で、ピクルスが好きな仏太としては、嬉しいものだった。
ホタテもスモークされて、こんな上品な形で味わえるのは、とても嬉しかった。
![ソーセージ](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/sausage94.jpg)
この皮が固くて、うまく切れなかった。確か海鮮物のソーセージ。
この時は箸を使いたくなったが、頑張ってナイフとフォークで切り分けて食べた。
ちょっと雑な使い方になり、恥ずかしかったが、
店の方は優しく奥にいてくださった。(笑)
![フォアグラ](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/forgula96.jpg)
世界三大スープは、フカヒレのスープ、トムヤムクン、コンソメスープ、らしい。
世界三大珍味は、トリュフ、キャビア、フォアグラ。
そのフォアグラが手前にあるもので、今回は厚めの輪切りをソテーして、
外はパリッとした感じ、中はとろっとした感じに仕立てられてる。
今まで食べたフォアグラの中で最も柔らかく美味しかった。
今回あった料理の中で仏太的には2番目に美味しかった。
![エビ](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/shrimp99.jpg)
エビは程よい火の通りで、美味しかった。
その上に載っていたのが、キノコのリゾット(確かそう言ってたと思う)を揚げたもので
煎餅状になっていて、思った以上にパリッとして、キノコをこういう風に食べる方法もあるのだな、と感心した。
![マンゴーアイス](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/mangoice04.jpg)
お口直しと出てきたのは、マンゴーアイス。
口に入れた瞬間に、南国が拡がるような、
それでいて、口の中を清涼の風が吹き抜けるような感覚。
まさに、お口直しだった。
![ワイン2](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/wine11.jpg)
今回は2本のワインを楽しみ、その2本目がこのChateau Lanessan。
あれ?詳細忘れた。
流石にフランスだったかな?(笑)
すっきりして美味しかった。
ここ十勝に来てから、職場の後輩の影響もあり、ワインを沢山飲んでる。
学生の時のように安ワインをがばがば飲んで記憶をなくすほど飲んだりするわけではなく、
美味しいワインをかぱっと飲んで程々に気持ちよくなる、っていう感じだ。(笑)
味を楽しんだり、匂いを楽しんだり、ちょっと通ぶってみたり。(笑)
全然通じゃないので、サマにならないけど。
![ラム肉1](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/lamb09.jpg)
仏太のラム肉好きは相変わらずで、そのくせして今回のコースにラム肉をお願いしたのを忘れていた。
予約を入れたときに、キノコが駄目な人がいるということを伝え、
肉の希望はないかと聞かれ、仏太の好みでラムをお願いしたのだった。
それをすっかり忘れていた。
最初見たときに、ビーフかな、と思ってしまったくらいだから。(苦笑)
![ラム肉2](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/lamb10.jpg)
左手にフォーク、右手にナイフを持ち、切ると、弾力性があり、でも、すーっと切れた。
一口サイズにして、口に入れると、おお!!!ラムだ!!!
速攻でナイステイストが口の中に攻めてくる。
それで、そういえば、ラムをお願いしたんだったと思い出した。(笑)
こうやってアップで写真撮ると、ますます美味しそうでしょ!?
うん、無茶苦茶美味しかったんだ!!!
でも、さっきの写真でおわかりのように、大きな器に入ってくるので、
料理がこぢんまりと見えて、とても上品な感じになる。
実際の量はそれなりにあって、だんだんお腹いっぱいになってきて、程よくまんぷくへ向かっていた。
![デザート](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/desert13.jpg)
最後はデザート。
仏太は甘いものは凄い好きなわけではないが、あればいただく。
程々に好きなのだ。(笑。最初から好きだって言え!)
おお、ドラゴンフルーツ!!!と、心の中で思っていたら、
「パッションフルーツです。」と教えていただき、声に出さなくてよかった、と思った。(笑)
![絵](http://curry-butta.com/diary/photo-bellehelene/080729/picture21.jpg)
最後にコーヒーを飲みながら、店内をゆっくり見渡した。
主にA. Mitaのサインが入った素敵な絵が飾られていたが、
仏太が気に入ったのは、サーカスかな、と思わせるこの絵。
サーカスのように次々と出てくる素敵な料理に、この絵を重ね合わせて幸せな気分に浸っていた。
ヨーロッパとかでは、こういう時にシェフを呼んで、料理の感想を述べるということをすると
何かの本で読んだ覚えがある。漫画だったかな?
と、その時、シェフがテーブルに来てくださった。
ダンディで、もう20年もここでやってるとは思えない若さに見えた。
仏太的には、ラムとフォアグラが印象に残るほど美味しかったことを伝えた。
素敵な夜だった。
I went to Belle Helene to eat French full course dinner. It was very good one. And I enjoyed two bottles of wine. They were good, too.