第2章 瑞芳
出会いがあれば別れがある。
しかし、永遠の別れというのはそうそうあるものではない。
今回大変お世話になった山茶花五十郎さんとりんごさんとの別れも近づいてきた。
朝食後に感慨にふけりながら、荷物の準備をした。
本日は台中から台北に移動する。
多分なんだけど、台湾旅行で、日本人が一番行くのは
台北じゃないかと思われる。
台北は台湾の首都だし、観光地も沢山ありそう。
ガイドブックも台北だけってのが売っていたし。
だから、仏太のように、最初の台湾旅行で
いきなり台中からスタートってのは
結構レアな存在ではないかと
ちょっと鼻が高くなったりする。
それもこれも全て山茶花さんとりんごさんのお陰だ。
しつこいくらいに感謝を述べて、
読者さんはそろそろ嫌気がさしているかもしれないが、
これでも感謝の気持ちは足りないくらいなのだ。笑
更に、本日はホテルから台中駅まで送ってくださるという。
お迎えからお見送りまでといういたれりつくせり。
カリグラフィーはイタリックで作りますって感じだ。意味不明
最後の最後までお世話になりっぱなし。
台湾の新幹線は高鐵という。
高速鉄道の略かな。
(またしても調べずにテキトーに書きまくる。笑)
ちなみに新幹線じゃない一般の鉄道は台鐵という。
台湾鉄道の略かな。
鐵という字は鉄の繁体字(台湾で使われる漢字)だ。
今日はそのどちらにも乗る。
まずは台中から台北の移動に新幹線を使う。
台湾は交通費は無茶苦茶安く感じた。
日本の鉄道は高く感じていたので尚更。
切符売り場には行かず自動発券機。
以前中国本土を旅行した時はこんな立派な自動販売機がなく、
中国で並んで買ったのを思い出して、頑張って買わないとと思っていた。
が、あっさりと、しかもカードも使えて、かなり楽だった。
高鐵も自由席にしたので尚更。
台北行きの高鐵は頻繁に出ている。
時刻を確認して自分の乗る高鐵を決めた。
山茶花さん、りんごさんにご挨拶。
本当にありがとうございます!!!!!
改札を抜けて月台(プラットホーム)に上がる。
エスカレーターから振り返るとお二人が手を降ってくださった。
また台湾でお会いできることを願って手を降った。
月台で待っている間に写真を撮る。
高鐵が速すぎて写真まともに撮れてない。笑
形が結構かっこいいので写真に収めておきたかったが、
これは次回の課題として残した。
高鐵内は快適だった。
運良く席に座ることができた。
1時間かからないくらいで台北へ。
途中、板橋(バンキオ?→バンチャオ;りんごさん御指導)というところに停まったくらいだ。
そう台湾にも板橋という地名がある。
台北に着いて、ちょっと迷いかけたが、
人に聞くことなく動くことができた。
やはり漢字は強い。笑
着いたところはかなり地下奥深くだった(多分地下3Fか4F)が、
徐々に上に上がりつつ、目的とする方向へ進んだ。
ホテルに荷物を置いてそれから移動しようと思ったのだ。
ホテルは台北駅から直ぐというのは調べてあった。
すると地下街に天成飯店とホテルの名前が大きく案内されていた。
そう出口の名前になっていたのだ。
そこから地上に上がると本当にちょっとでホテルに着いた。
まだ時間は早い。
ポーターの人が寄ってきてくれた。
おお!可愛らしい女性だ!
吃驚したのは可愛いからだけでなく、
なんと芽室の中華料理屋桃酔のママさんに似ていたからだ。
中国語で最初話しかけられたが、英語で返すと
そのお姉さんも英語で話してくれた。
チェックイン可能だと。
手続きをして、トイレを借りた。
お土産屋のおばちゃんが、流暢な日本語で話しかけてきた。
きっとここは日本人が沢山使うのだろう。
パイナップルケーキはうちのが最高、
両替するならホテルよりずっとレートがいい、
などとホテル内のお店なのに大声で宣伝してきた。笑
面白い。
でも、味見だけして断った。
お土産にパイナップルケーキを買うつもりは全然なかった。
(実際に最後まで買わなかった。)
両替も別のところでするつもりだった。
ってことで話だけ聞いて、外に出た。
台北駅で郵便局に行った。
情報でここは手数料を取られないと聞いていた。
そして、念の為にT/Cを替えられるか聞いてみた。
やはり???って顔をされた。
今はもう扱ってないんだな。
諦めて、普通に現金を両替した。
これで当面の費用はなんとかなる。
それから台鐵の時刻を実際の時刻表で確認。
ネットで調べていた通りの時刻が書かれていて安心した。
さて、高鐵ではない台鉄を体験。
元々バックパッカーだったので、こういう旅も好き。
調べて、公共の交通機関で動く。
山茶花さん、りんごさんには時刻が正確じゃないかもしれないと
アドバイスを受けていたのだが、まあずれたらそれはそれ。
旅にはつきもののハプニングで、ネタになる。笑
が、今回の旅で、時間(時刻)がずれたということは
その後も一度もなく、快適に移動できたのだった。
台鐵に乗って、台北から瑞芳(ルイファン)を目指す。
幸い座ることができた。
のんびりと構える。
今日の予定を反復して、頭の中で楽しんだ。
瑞芳に着いたら、結構な人が降りた。
終着駅ではない。
日本人が多い。
ああ、みんな同じ観光客か。
おそらく行き先は一緒。
そして、ここの乗り換えは約1時間間があく。
で、ちょうど良い時間なので、ここでランチを楽しむのも一つの手だ。
ってなわけで、駅前を探索。
が、ネット情報とちょっと違う雰囲気を感じた。
瑞芳駅前は結構グルメな街とのことだった。
が、そんなに沢山という感じではない。
まあ、でも、なんとなく雰囲気で入ってみることにしよう。
実はこのあたりもあまりしっかり調べてなかった。笑
たまにはいきあたりばったりもいいものだ。
で、入ったのは金午餃という麺屋さん。
なんか雰囲気があっていいなあ。
こういうところ好き。
台中で経験したのと同様、
メニュー一覧が書かれた紙があり、
それに記入してオーダーする。
メニューは写真入りのものが別にあった。
そこにワントンメンとカタカナが書かれていた。
それにした。
まあ、予想通りワンタン麺だった。
これコスパが凄くいい。
だって、だいたい50元前後だから、
1元=4円としても200円ってことだからね。
値段だけではなく、味もいい。
チープな感じの中に台湾テイストを感じた。
スープは、沖縄の沖縄そばを思い出すお味だった。
そう魚系の出汁がよく効いていて
透き通ったあっさりスープが好みだった。
麺も感触もよく、直ぐに完食してしまった。
ワンタンも程よく満足した。
仏太が入った時は他のお客さんはいなかったが、
徐々に地元の人が入ってきて、
ああ、地元の人にも人気なら間違いないな、と思った。
テキトーに入ったが正解だった。
さて、時間が近づいて、平渓線の瑞芳(ルイファン)駅構内。
既に行燈が!
といっても天井の飾りだが。
おそらく多くの人が十分に行くのに
この駅を経由する。
そう、今回はまず十分を目指す。
そこは多くの人が訪れる観光地なのだ。
瑞芳から十分は台鉄の中でも平溪線と言われる路線の一部。
のどかな景色を眺めながらのローカル線だ。
結構混んでいて座れたのがラッキー。
本日はここまで全て座れていてラッキー。
しかも、この平溪線は結構混んでいて立っている人もいた。
正面に座った女の子3人組は明らかに日本人だとわかった。
会話が聞こえてきたからだ。
一人がリーダー格でこれからの予定とかを話していた。
他の二人は、お任せという頷き方、答え方をしている。
グループがあると自然とそういう流れになる気がする。
全員がリーダー格とか、全員がおまかせ状態というのはあまり見ない。
また、向こう側の車両には、
乃木坂46のメンバーの一人に似た女の子がいた。
その場で名前は思い出せないのだが、
48とか46のことにはあまり詳しくない仏太でも
顔がわかるくらい有名な人だ。
(日本に帰ってから調べたら齋藤飛鳥だった。)
勿論、本人ではなく、激似ってだけ。笑
日本人が沢山いる海外旅行もまあ悪くはないかな。笑
本日の鉄道移動前半は無事に終了。
色々な旅の仕方があり、それぞれ面白い。
参考サイト・ブログ
山茶花五十郎が行く
交通部臺灣鐵路管理局(台鐵)
鉄道の旅 – 台湾観光局
乃木坂46公式サイト
齋藤飛鳥(乃木坂46メンバー紹介)
次章 第3章 十分
19年11月4日「典型的観光〜台湾旅行4日目」
台湾旅行 大目次