アイヌコタンとカムイミンタラ(きち)

最近、ゴールデンカムイの最新巻(23巻が出た)を買って読んだ。
以前から読んでいたのではなく、ある時1巻から22巻まで大人買いした。
子供の時は漫画を買うのも、一気には買えなかったから、
やはりこういうのは大人書いというのだろうなと改めて思った。笑
一気に読んだら、ちょうど23巻がそろそろ発売という時だった。

ゴールデンカムイは昭和初期?の北海道などが舞台で、
日露戦争の帰還兵やアイヌの女の子などが
隠された金塊を求めて冒険する物語。
と、自分であらすじを書きながら思ったのは
如何に記憶が曖昧かということ。
また、説明する言葉の稚拙さ。笑
全然伝わっている気がしない。
でも、まあ、そういう面白い漫画だ。
(この言い方、なんでも「美味しい!」「美味い!」で済ませる、
テレビ番組のグルメリポートと変わりないな・・・苦笑)

さて、今回富良野で取った宿は
シャーレバーラップフラヌイというところ。
初めて聞いたが、どうやら以前別の名前だったらしい。
名前を変えて、リニューアルして数年前にオープンしたみたいだ。
北の峰というと分かる人もいるだろう。
そう、スキー場の近くだ。
かといって今回の目的はスキーではない。
どこに行くにも宿を取るのに、
確認する項目の一つが温泉(風呂)だ。
ここには珍しいトロン温泉というのがある。
旅に出ると、結構動き回る方なので、
宿は風呂と睡眠がメインとなる。
だから、風呂は大切な項目。
また、上手い具合にGO TOを使えて、結構安く泊まれた。

ホテルの名前にあるフラヌイは、アイヌ語で、
富良野の地名の元になった言葉。
においのする所、臭い所といった意味のようだ。
十勝なら、
オベリベリ→帯広
オトプケ→音更
メムオロ→芽室
など。
出身の江別も前に住んでいた札幌もアイヌ語から来ているはず。
以前はこういうことはあまり深く考えずに生きていた。
十勝に移り住んでからそういうことを結構気にするようになった。
というのも、十勝の人達は、自分達や地域の歴史を大切にしているからだろう。
それが会話の中で強く感じられる。
それで仏太も意識するようになった。

北海道にいれば、アイヌ民族、アイヌ語などとのつながりは
内地よりずっと深いし、切っても切れない間柄と言っても過言ではない。
そして、民族共生空間ウポポイがオープンしたことを考えると、
益々、良い関係性を考えていかなければならないと思う。
元々興味はあったのと、最近やっと本腰を入れて勉強し始めたので、
今後もっと理解を深めたいと考えている。

チェックアウトした後、カンパーナ六花亭に行った。
元々十勝帯広が本家本元だから、
わざわざ旅先で行かなくても、とも思うのだが、
やはりそこは商売が上手い、カンパーナ限定というのもあるのだ。笑
また、カムイミンタラという名の小美術館もあり、
昨日に引き続き、芸術に触れて、教養を高めた。笑
20年9月26日の日記「バウムクーヘンはロールキャベツか?(笑楽亭)」参照。)
お土産を買って、お腹が空いたので、そろそろランチ。
隣の白樺でジンギスカンを食べたくなったが、
その匂いの誘惑をなんとか振り切り、
当初の予定を初志貫徹することとした。

外観
きちでスープカレーを食したかったのだ。
きちは土曜定休なので、土日の旅なら日曜しか行けない。
今回もそうだった。
だから、本日の昼はここに決めたら、
他の誘惑は強い意志を持って断ち切らなければならない。笑
並んだのでどうかと思っていたが、運良く1巡目で入ることができた。
そのくらいシャッターを狙って並んでいる人がいた。

チャイ
オーダーしてゆるりと待つ。
1巡目の最後だったので、当然待ち時間は一番長い。
可能だったらということで、食前にチャイをいただいた。
飲み物は食後に飲むことが多いが、
今回は珍しく食前にお願いした。
それは、チャイを飲むなら、食後だと待っている人に
席を空けるのが遅くなってしまうからだ。
今回はなんとなくチャイを飲みたい衝動に駆られたのだ。
ああ、ほっとすると安堵の気持ちでスープカレーを待った。
好きなところが混むのは嬉しいなと思いながら。

スープカレー1
ふらのやさいポークに色々トッピングした。
ライスは普通。
ああ、いい匂い。
やはり富良野に来たらここきちは外せない。

スープカレー2
辛さは抑えて、8番の天国
仏太的にはもっと辛くても良かったのだが、
なんとメニューを見間違えていた!
11以上の辛さもあったのに、
メニュー上は10までと思い込んでしまった。笑
トッピングしたのは、オクラきくらげ玉子なのだが、
実は前にも全く同じ組み合わせのトッピングをしていた。
19年6月9日の日記「記憶の鍵 〜偶然で久しぶりの再会(きち)」参照。)
それを忘れていても、全く同じトッピングをするのが凄い。
それだけ好みが変わらないってことなんだろうな。

スープカレー3
トッピングした玉子は程よく半熟目玉焼き
玉子の向こうにオクラが見えている。
が、写真ではわかりにくい。
そのオクラもトッピング。

スープカレー4
もう一つきくらげもトッピング。
きくらげも好き。
コリコリ食感がたまらない。
きくらげの下(右)にオクラが僅かに見えている。
水菜の影に隠れるようにして。笑

ライス
ターメリックライスはふつう(盛り)で、
アチャールミニトマトはデフォルトでついてくる。
このアチャール(酢漬け)で、前に色々と思い出したのだった。
19年6月9日の日記「記憶の鍵 〜偶然で久しぶりの再会(きち)」参照。)
また、次回富良野に行くときは
きちに行って、色々と思い出すだろう。

しかし、タイトルのアイヌコタンがなぜ入っているのだろう、と疑問。
自分のメモにはなく、日記を見てもわからない。
まあ、何かアイヌ絡みのことを書こうとしたのだろうが、
全く思い出せないので、とりあえずそのままにしておく。笑
あ、なんとなく昨日と同じような理由だったような気がする。笑
20年9月26日の日記「バウムクーヘンはロールキャベツか?(笑楽亭)」参照。)

I went to Kichi, a very good curry shop in Furano, with my wife. We enjoyed soupcurries. I ate pork vegetable soupcurry and my wife vegetable one. They were so good. We were very satisfied. Thank you very much.

きち
富良野市幸町9-29
0167-56-7366
https://www.facebook.com/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%81%8D%E3%81%A1-121461318518834/
11:30-14:30, 17:00-19:30LO(月曜、金曜、日曜はランチライムのみ)
土曜、第1,3金曜定休

参考サイト
シャーレバーラップフラヌイ