ちょっとした進展があり、急に仕事がはかどった。
が、相手のある仕事なので、自分のペースだけでは難しい。
職場内外の調整も必要で、でも、はかどるのは嬉しい。
今、はかどると書いていて、
予測変換で「捗る」って出てきた。
そうか漢字ではこうやって書くのか。
進捗(しんちょく)状況の捗だよね。
そうか、進み具合、捗り具合ってことか。
やっと意味がわかった。笑(調べろよ、おい!)
その昔の苦い思い出を思い出した。
札幌時代の話だ。
とある機関が職場に調査に入ることになった。
そのために対策、準備が必要だった。
調査は数ヶ月後(数年後だったか?)で
そういう期間を考えても結構大掛かりということがわかるだろう。
職場全体の問題なので、各部署から代表者が選ばれ、
対策会議(委員会)が結成された。
その中にメンバーに仏太が選ばれたのだ。
部署長の直々の御指名だった。
名誉ある配役に吃驚するとともに
頑張らねば、と奮起したものだった。
委員会のトップが途中で変わった。
これはトップの定年退職によるものでしょうがない。
(記憶に間違いがなければ)
あれ?転勤だったか?
(笑。既に記憶怪しいじゃん。ま、そこは重要ではない。)
で、委員長が変わってもやることは同じ。
だったのだが、途中から会議への参加権が閉じられてしまった。
本来の仕事が忙しく参加できない時があったのだが、
おそらくそれ以来、会議の連絡が来なくなった。
また、議事録も届かなくなった。
どうやら、前委員長の優しさと違い、Y新委員長は厳格なようだった。
やる気が失せた。
が、だいたいの準備は終わっていて、
あとは部署で周知したりすることがメインだった。
また、細かいことを詰めていく段階だった。
なので、調査当日は、部署長の期待に応える自信はあった。
が、実際の調査の現場(といっても、会議室で口頭試問がメイン)には呼ばれなかった。
代わりに調査に参加したのは、仏太が所属する部署のナンバー2であるSさん。
役職が大好きな委員長のセレクトだった。
仏太は当日、自分の仕事をすることになった。
頑張ってきたことを取り上げられて完遂できないのは心残りだが、
正直慣れないお偉いさんを相手にかしこまった状態で
受け答えするのは嫌だったので、ああ良かったという気持ちもあった。笑
なので、後者の気持ちで、喜んで自分本来の仕事に勤しんだ。
あ、いそしんだってこういう漢字なのか。
今日は漢字を勉強できる日だな。
覚えてられるかな。笑
自分の仕事に勤しんでいた時、その全集中を途切れさせる事が起こった。
(ってか、当時は全集中ってまだないから!笑)
「仏太、Sさんが呼んでいる!」
え?
呼び出し?
Sさんって、調査に立ち会っているはずの。
でも、自分の仕事しているよ。
うーん。
一緒に仕事をしていた上司が、
調査の方が大事だから、ここは俺に任せて、行って来い。
とかっこいいセリフで送り出してくれた。
こうなると頑張ってきたことを完遂して部署長に認められたいという
承認欲求と言うか、手柄を上げたい気持ちを奮い立たせた。
が、それが全てではなく、Yに対する嫌な気持ちも併存していた。
会議室に入ると、既に調査は始まっていた。
委員会のメンバーはおそらく皆いた。
そして、Sさんの姿が見え、Yの顔も見えた。
Yがこちらを向いたのだ。
「チッ」というような渋い顔をしたのがハッキリと見えた。
10年以上経った今でも覚えているくらいだ。
あ〜、なんだ、単純に嫌われているのか、と妙に納得。
するとSさんが仏太に気づいて、助かったという顔をした。
Sさんは会議には参加してなかったので、書面上だけの知識しかなく、
調査団の質問には答えられないということだったようで、
それで仏太を呼べ、ということになったらしい。
Sさんは、こっちこいと手招きしてくれたが、
席がみっちり詰まっていて、入る余地がない。
(今と違って、密とかそういう概念はなかった。笑)
ここでいいです、と後ろで慎ましくしていようと思ったら、
Sさんは部下に指示して席を一つ作ってくださった。
Yはますます嫌な顔をした。
が、仏太にとっての直の上司はSさんなので、
そちらの指示、命令が優先される。
この調査は仏太も初体験だったし、途中参戦だったので、
どういう流れでどうなっているかよくわからなかったが、
どうやら対策委員会で話していた順番で進んでいるようだった。
仏太に関係する質問に次々に答えることで、
Sさんや部署長(調査に参加していた)の期待に応えることができた。
顔には出さなかったが、Yには、そらみろ!という優越感的な気持ちがあった。
(今考えると、若いな、自分、って感じ。笑)
調査はゆうに半日かかった。
結果は後日ということだったが、後日無事に大丈夫だったと結果を聞いた。
良かった。
最終的に組織が認められたのが嬉しかった。
調査が終わった後、部署長とSさんに、助かったよ、ありがとうと言われたことも嬉しかった。
Yとは話してない。笑(←子供)
対策委員会の会議の中で、Yが委員長として議長をしていたのだが、
その時、各部署に話を振る時のお決まりのセリフが、
「進捗状況は?」だった。
仏太は、日本語が不自由だったのか、
その言葉を初めて聞いて、
え?なんって言ったの?え?どういう意味?
とあたふたしたことを思い出す。
周囲の状況を見て、ああ、意味は進み具合ってことかと思った。
また、会議(委員会)の資料で、進捗状況って書いてあるのを見て、漢字も覚えた。
天下り的に転勤してきたYが使いそうな言葉だなあ、とか思ったのを憶えている。笑
捗るという漢字を説明するのに、こんなに長くなってしまった。
仏太の言葉に対する熱心さがわかるというもの。
(おいおい、単にYに対する、恨みつらみだろうに。笑)
そんなわけで(どんなわけで?)本日は捗った。
まあ、結論として、本日の仕事の進捗状況は?
と聞かれたら、
目標の40%ほど進んでいて、予定通りと言えます!
と力強く答えることだろう。
そう、聞かれないから答える機会がない。笑
いや、いいのだ、勝手な考えと自己満足なのだから。笑
でも、やはり行き詰まって苦しむよりも、
少しでも進んで先が見えるのが嬉しい。
そういう意味では、今の新型コロナ絡みも
早く先の光が見えてほしいものだと思う。
ってなわけで、気持ちよくランチタイムとなる。
職員食堂だ。
あ、普段は殆ど職員食堂に来ない可愛い女性職員が2人いる!
他の職員との会話(マスクしたまま)が聞こえてきた。
「スープカレーの時だけは食堂に来るんだ!」
なるほど、それは正しい。笑
が、半分くらいだ。
スープカレーじゃないカレーも美味しい。
あ、他のメニューも美味しい。
ただ、その可愛い女性達の素晴らしいのは
スープカレーを認めているってこと。笑
さて、先に食していた後輩が話しかけてきた。(マスク付きで)
「いやあ、美味いですね。レベル高い!」
愛知県から来た、その後輩は、最近やたらと修行していると聞いた。
今朝も、仕事の話ではなく、昨日あそこに行ってきた、ということだった。笑
あ、マスクを強調するように、わざわざカッコ書きで記しているのは、
うちの職場の食堂は基本、食事中の会話を控えることになっている。
話す必要がある時はマスクをするように、とも。
(まあ、このブログでは断らなくてもいいことかもしれないが。笑)
さて、人気のスープカレーはチキン野菜スープカレーだ。
このパターンは概ね変わらない。
プリッとしたチキンが弾力があっていい歯ごたえ。
また、今回の野菜はかぼちゃ、オクラ、ナス、ヤングコーンだった。
修行場で食すのに比べたら、確かに少ないが、
何よりもコスパが良い。
それは味に関してもそうだ。
それからターメリックライスの黄色が、
惜しげもなくターメリックを使っていることを示している。
おそらくこれだけでもコストギリだろうに、
更にサラダとデザートまで付く。
コストパフォーマンス最&高!