第4章 鹿港(ルーガン)
最近、薄暗くなると、眼が遠くなる。
普段はなんともないのだが、
暗くなると見ているもの(本だったり携帯だったり)を
離さないと見にくくなってきた。
ああ、遂に、と思うことがある。
認めたくない自分と現実に晒される自分。笑
さて、次に連れて行ってくれたのは鹿港。
ルーガンと発音するそうだ。
なんとなく鹿追を思い出すのは、
単に鹿という字が入っているだけだろう。笑
しかし、鹿追に海はない。
鹿港は海の近くで港がある。
まあ、だから鹿港って名前なんだろうけど。
当初、ローガンだと思いこんでいて、
冒頭の枕となったのだが、
りんごさんの御指導により訂正。
しかし、枕はそのままにするという。笑
駐車場のおじさんが強い日差しの中、大声を上げていた。
どこにいるんだろうと思ったら、駐車場の奥の方で
台に登って、なんと日傘をさしながら、入ってくる車に、
あっちへ行け、こっちへ来いと指示を出していた。
日傘と言うより、雨傘を日傘にしている感じにも見える。
不限時 一次 50元と看板に書いてあった。
多分、時間無制限1回50元ってことだろう。
(ちなみに、今回仏太が行った時は
1NTD=3.4〜3.5円くらいで、
NTDってのはnew taiwan dollarの略で、
元、圓と同じ。)
山茶花さんもりんごさんも鹿港には来たことがあるそうで、
でも、前に来た時はバスだったりで、
御自分で運転してくるのは今回が初めてと。
それでもそういうところに連れてきてくださるのがとても嬉しい。
きっとそれは楽しいところ、素敵なところって意味だろうから。
後からネットで調べると鹿港は台中では有名なところの一つだった。
自分で簡単にざっくりと調べた時には出てこなかった。
ってかそれだけ、仏太が山茶花さん、りんごさんに頼りっきりで
ほぼ何もしてないってことがよくわかる。笑
(胸を張って言うな!笑)
街中は、老街というちょっとした市場というか縁日的なものを形成していた。
お年を召された方々が長々と会社に居座って、
組織に悪影響を与えるというあれではない。
それは老害。
まあ、日本語的に読むと老街はろうがいだろう。
多分中国語ではラオジェかな。
(あ、嘘かもしれないので、本気で知りたい人は調べてね。笑)
賑わって人が沢山いる。
生活する時の人混みは嫌いだが、
旅行での人の多さはなんとなく楽しい。
スリなどには注意しないとならないが。
山茶花さんの視線が釘付けなのを見逃さなかった。
ってか釘付けなのは誰でもわかるよね。笑
牡蠣フライ?発祥の地(店)らしい。
気になっているのなら、入りましょう!!!
と提案したのだが、いやまた今度と。
何故なら、お腹がチャプチャプだからだ。
お茶とアイスで水分たっぷり。
しかし、じんわりと汗をかく気温と
程々に動くことを考えると、
この水分摂取というのはとても大切だ。
結局、今回はここはパスすることとなった。
おそらく山茶花さん的には万全の体調で行きたいところだろう。
また、山茶花旅行公社としては、遅れた日程を取り戻す計算を
頭の中でフル回転でしているところだろうし。笑
寺院の雰囲気もいい。
全然わかってないけど、こういうのがいいと思うのは
以前はなかったことなので、年を取ったのだろうか?笑
でも、本当に落ち着くんだよなあ。
(後に調べると龍山寺のようだ。)
装飾品も凄いというのもその一因なのかもしれない。
絵や書、詩などもあり、文化的にも面白い。
ただ、元々興味が深い分野ではないので、
さらっと流し見的になってしまうのは否めない。
(正直者。笑)
沢山拝んでいる人を見ているのも楽しい。
自分も厳かな気持ちでいどまなければ、
と心を引き締めたりもした。
ただ、どんな偉人が奉納されているのかは知らない。
龍と三賢人が飾られていた。
おそらくこの人達がここに奉られているのだろう。
こういう彫刻を美術品として鑑賞するのもまたよし。
人の出が最も激しく、細い通りにあるカフェで休んだ。
(後から調べたら、阿舍茶楼という有名所のようだった。)
奥には王様?的な衣装が飾られていたり、
アイドルのような可愛い女の子の写真があったり、
ここで体験できる細工物のポスターがあったりした。
杏仁茶?だったっけ?その胡麻をいただいた。
注文する時に日本語は通じない。
りんごさんのスーパー中国語も
わかってもらえているようだが、
スタッフさんの言葉が方言が強すぎて聞き取れないようだ。
勿論、仏太はその言葉がどう違っているのかわからなかったし、
聞き取れるのか聞き取れないのかさえわからない状態だが。笑
英語は?って聞かれた時に、English?と言っていたのさえ
仏太には「いんうぉ?」と聞こえ、
インウォ=日語だったっけ?あ、日本語?
日本語OKなら楽って、都合のいいように速攻脳内変換。笑
最終的に、りんごさんが英語ねと言ってくださり、
注文は指を指して、上手くいった。
ふー、作戦通りだぜ。
(おい、何もしてねえだろうが!)
結局また水分に手を出す我々。笑
でも、これもまた台湾の名物だ。
おお、これ飲みやすい。
日本での杏仁豆腐の甘いイメージでいたが違う!
最も混んでいると思われる通りを歩き、
お祭り的な雰囲気を楽しんだ。
すると大きな広場に出て、ステージがあったので、
どうやらイベントをやっていたようだということがわかった。
大腸包小腸というのを時々見たが、
大腸、小腸ってそのまんまじゃんと思い、
そうかホルモンも漢字(中国語)表現するとこうなるのか、
と改めてわかって、感心した。
が、そうやって書かれると、なんとなくいらないと思ってしまう。笑
こういう文化の違いって本当に面白い。
そして、少しずつ色々とわかっていくのも楽しい。
ふと気づくと山茶花さんは重要任務についていた。
そのことは知っていはいたが、初めて実際の現場を見ることとなった。
なるほど名人はやり方が違うな、やっぱり。
それを見ているだけで楽しかった。
そして、最初の予定が狂わなかったら、
山茶花旅行公社はこの鹿港老街で他にどうしようと思っていたのだろう。
それはまた別の機会(多分来年以降)に答えがわかるかもしれない。笑
参考サイト・ブログ
山茶花五十郎が行く
歴史が香るノスタルジックな街「鹿港(ルーガン)」に行ってきました!(たびこふれ)
【台中】鹿港は老街の街歩きが楽しい!名物の「阿振肉包」も忘れずに。(こだまこまのロバの耳ブログ)
鹿港老街(彰化県)(TAIPEI navi)
第5章 老堯師肉包
19年11月3日「台中深淵〜台湾旅行3日目」
台湾旅行 大目次