カレーgo一緒,カレー修行(十勝)

ラジオで牡蠣の話をする予定。
(追記:2月11日に実際に牡蠣をテーマにしてラジオで話した。
第298回(2019年2月11日日曜日 建国記念の日)(仏太とRYOの食KING食QUEEN十勝 Blogページ)参照)

牡蠣は北海道だと厚岸や仙鳳趾、佐呂間などが有名。
全国的には広島とか宮城だろうか。

食べ方も色々あり、
生牡蠣、酢牡蠣、カキフライ、焼き牡蠣、鍋の具などなど。
仏太が衝撃を受けたのは、
生の牡蠣にウイスキー(ボウモア)を垂らしていただくというもの。
作家冒険家の椎名誠が紹介していて、それを真似てみた。

英語ではOyster。
オイスターソースなんてのもあるよね。
Rのつく月に食べる(つかない月には食べない)って
ことわざ(みたいなもの)がイギリスにはある。
すなわち食べられるのは、9月September〜4月Aprilくらいってこと。
意外と牡蠣が好きな人でも知らないことがある。
旬は冬って感じで覚えているからだろう。

そして、牡蠣Oysterで思い出す曲は
Frankie Goes To Hollywoodの
Welcome To The Pleasuredomeという曲だ。
歌詞というか台詞というか、曲の中に
The World Is My Oysterという節が出てくる。

外観
SANSARAに行った。
週末スペシャルを調べずに行った。
今年初のご挨拶という意味合いが強いのだが、
1月に行けなかったことが悔やまれる。笑
偶然知り合いに会った。
ちょっと前(去年)もその人とここで偶然会っている。
18年12月2日の日記「ゴア風を堪能(SANSARA)」参照。)

カレー1
メニューを見て、欲張った。
まあ、この写真を見てもらえばおわかりかと。笑

カレー2
牡蠣のシャクティ(ハーフ)をライス代わりに。笑
あ、いや、ライスもあるのだけど、それにカレーがかかっているというね。

カレー3
しっかりと牡蠣が入っていて、
このスパイス使いが牡蠣を引き立てていた。
シャクティはよく知っているのはチキン。
それを牡蠣で楽しませてくれるのは流石マスター。

カレー4
わかさぎのパコラ
インド風の天ぷらだ。
今回はこれも目指していた。
知り合いが食べて、とても良かったと絶賛していたとおりだった。

カレー5
今回の自分的メインはこれ。
牡蠣のスリランカ風スープカレーだ。
あっさりとしたスープに牡蠣などのいい出汁が出ていた。
しっかりとスパイスも感じる。

カレー6
水菜の影に牡蠣がたっぷり隠れていた。

カレー7
ミートボールはトッピングもできるし、追加もできる。

カレー8
しめじも。
欲張りなので、牡蠣メインとはいえ、
色々と入れて、楽しんでしまう。
そして、そのオーダーで楽しんでいるマスター。
ありがたや。

カレー9
さっきの写真で牡蠣がわかりにくかったので、
持ち上げて寄せてみた。

ゴトゥコラ茶
最後は若返り?のお茶、ゴトゥコラ茶だ。
これ結構好き。
カレー三昧、牡蠣三昧の後、一息ついて落ち着く。

牡蠣も色々な食べ方があるけど、
カレーと共にいただくのも乙なものだ。

I went to SANSARA to eat curries for lunch. Occasionarily I met a friend of mine. I ate Xakti Oyster and Sri Lankan style oyster soupcurry. Both were so good. I was so satisfied.

SANSARA
帯広市西20条南3丁目
0155-35-5799
https://www.facebook.com/Sansara.obihiro/
11:30-15:00, 17:00-21:00 (土日祝11:30-21:00) (LO30分前)
月曜定休

カレーgo一緒,カレー修行(十勝)

オードブル1
昨日ラジオで言っていたSANSARAのオードブル。
ラジオでクリスマス、年末年始の話題をしたのだった。
クリスマスはここ数年、SANSARAからオードブルを頼んでいる。
キリスト教徒ではないので、そういう宗教的な意味合いはない。
また、恋人との聖なる夜って感じでもない。
ただ、折角の機会なので、世間に便乗させてもらい、
美味しい特別な料理をいただくってことにしている。
見返してみると今年で3回目のようだ。
17年12月24日の日記「豪華な夕食(SANSARA)」
16年12月24日の日記「No1にならなくてもいい(SANSARA)」参照。)
こういう時、ブログとして記録していると楽に思い起こせる。

オードブル2
今年は去年までと違ってコンパクトにしてくれていた。
わかるものもあれば、初めてのものもあり、
マスターの遊び心と「挑戦」に心躍った。

オードブル3
いきなり、え?っていうものが目に入った。
大きくてゴロンとしている。
一見豚角煮だが。
ほんのりと酸味と甘味と・・・カレー?
ポークビンダルーにしてはポークでかいよな・・・?
マスターに聞いたら、ビンダルー角煮だという。
自信がなくてそのように言わなかった。
が、概ね合っていた。

オードブル4
じゃがいものポリヤルキャベツのサブジ
名前は間違っていたが、自分の中で内容は合っていた。
おそらく北インドと南インドの違いもあるだろう。
南インド・スリランカ料理なので、そのあたりは正確に。笑
安定の美味しさはSANSARAで食したことがあった。

オードブル5
ラムケバブミントチャツネをつけていただく。
これはSANSARAのパーティーメニューの定番の1つ。
大好き!
ラムもいいのだが、ミントチャツネが良い働きをする。

オードブル6
タンドリーチキン・・・タンドリーないよなあ・・・
結構な大きさがあり、降参した。
チキンティッカだという。
おお、この大きさは凄い!

オードブル7
最終的に今回の色々なものの中で、
仏太が一番気に入ったのはこれ。
初めて食すので違うとは思ったが、
プロウンマサラとワカサギだと思っていた。
が、大外れ。笑
合っているのはエビだけだった。
エビとイワシのピクルスなんだそうだ。
へえ、この酸味いいなあ。

オードブル8
コンパクトになったといっても
もう1つ別の桶があるので、
実際は去年までのものより多いのではないかと思った。
なんにしても美味しく素敵なオードブルをいただけるのは幸せだ。
そういう意味でクリスマス賛成。笑

オードブル9
可能だったらやる、とマスターが言っていた、
チキンビリヤニは実現された。
これは作るのが大変だそうで、
今までに数回しか食したことがない。
レアだが、お味もレア級の上等さ。

オードブル10
ライタというヨーグルトと一緒にいただくと
より一層インド感が増す。

オードブル11
チャナマサラが主役のカレーとして鎮座していた。
これはカレーの中でも好きな方。
(と言いながら、どのカレーも好きなんだけど。笑)

オードブル12
自宅の玉ねぎ入りなますが、アチャールのようで、
ビリヤニに乗っていたアチャールに追加する形で
色々と混ぜていただいた。
今年も大満足なオードブル。
マスター、乙カレー様でした!
本当にあざっす!あざっす!あざっす!
来年もよろしくお願いします!笑

I ate hors-d’oeuvere of SANSARA for today’s dinner with my wife. There were many kinds of Indian and Sli Rnakan foods. We enjoyed all of them. I was so happy and so lucky. Thanks so much, Master!

SANSARA
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https://www.facebook.com/Sansara.obihiro/
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参考サイト・ブログ
FM WING
仏太とRYOの食KING食QUEEN十勝 Blogページ

カレー修行(十勝)

インドには29の州があり、その1つにゴア州がある。
前にこのブログで話題にした。
16年10月30日の日記「フードバレーマラソン(SANSARA)」参照。)
その時はゴアのターリーってことで、
シャクティチキン、シャクティ牡蠣、ポークビンダルーだった。
ゴア地方は料理がとても美味しいことで有名らしいが、
日本ではまだあまり知られてないだろう。

外観
SANSARAに行ったらびっくり。笑
一角に知り合い3人が固まっていた。笑
そのうち一人はずっと会いたいと思っていて、
中々連絡できずにいた友達だった。
3人は別々に来てたまたま会ったと
凄い偶然だ。
ってことは仏太は4人目の偶然か。笑
仏太が注文して待っている間にみんな食し終わって帰っていった。
物凄く混んで満席だったのだが、仏太は遅めに行ったから
仏太の後にランチタイムはそれ以上来なくて、
徐々に静かになっていった。

カレー1
光が当たってとてもまぶしいくらいのカレー達。笑
窓から光が差し込んで当たる席についたのだ。

カレー2
新メニューでゴア地方の3種盛りプレートというのが出ていた。
これは北海道ではここだけだろう。
もしかしたら日本でここだけかもしれない。
こんなマニアックなカレーは!
日光が背中にあたって太陽の温かみとありがたみを感じる。
しかし、慣れない光に写真は気をつけないと。笑

カレー3
ゴア風フィッシュカレーは以前も食したことはあるが、
やはり食すたびに新鮮な気持ちになれる。
こういうタイプのカレーに慣れてないからだろう。
好きな味なので、もっと食したくなるのだが、
何せこのプレートも3種のカレーが乗っている。

カレー4
ポークビンダルーも以前にいただいている。
また他の修行場でも出すところがあり、
少しメジャーになりつつあるのかも、
と規模的観測込みで思ったりする。
これまた独特で素敵なお味なのだ。

カレー5
そして、今回の目玉というか、お初なカレーは
チキンカフレアルという。
チキンはわかるとして、カフレアルって初めて。
おお!これも独特な味わい!
ゴアのカレーは奥が深そう。
こういうのを次々と紹介してくれるマスターに感謝

カレー6
今回はプレートとは別に、黒板メニューも注文した。
アサリの南インド風カレーだ。
これまた流石という感じ。
貪るように食してしまった。
もう箸を使っているとまどろっこしいので、
手で持って汚れを気にせずガツガツといただいた。

ゴトゥコラ茶
食後にゴトゥコラ茶をいただいた。
若返りのお茶と言われているらしい。
ラストも眩しい感じにして、
太陽の恩恵を感じながら、
カレーや作ってくれたマスターに感謝した。

I went to SANSARA to eat good curry. I met three friends there. They gathered and ate curries. But they came there indicidually, they said.www Accidentally I met them. I was lucky. I ordered Goa curry plate and Southern Indian asari clam curry. They were all so good. There were three curries on a plate. Pork vindaloo, Goa style fish curry and Goa style chicken curry. They were so good and I was so happy to eat them. Thanks.

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カレー修行(十勝)

外観
久しぶりにSANSARAへ行った。
行きたい気持ちはあった。
色々な事情で自粛していた。
自粛という言葉が合っているかはわからないが。笑
2ヶ月も開いてしまったのは、そんなにあることではなく、
自分史の中ではある意味ビッグニュースであろう。
18年9月16日の日記「健康(SANSARA)」参照。)
また、修行場自体(SANSARA)ではなく、他の修行場(Jorro)で会うという、
嬉しいような複雑なような気持ちが交錯する場面もあったりした。笑
18年10月29日の日記「天竺(Jorro)」参照。)

カレー1
今回はスリランカプレート全部のせゴアフィッシュカレーをいただいた。

カレー2
スリランカプレートレモンライスに変更して、
ライスの上に乗っているルヌミリスを増量した。
増量分は別皿で来るのが親切だ。
増やしている分があるよ、と示してくれている。

カレー3
全部乗せのカレーは
定番のスリランカチキンカレー

カレー4
まだ日本では珍しいと思われるレンズ豆のカレー

カレー5
更に珍しいと思われるズッキーニのカレーだ。
これが今回一番好きかも。
グッジョブ!って親指を立てていたと思う、現地だったら。
中指はしっかりしまっている。笑

カレー6
ゴアフィッシュカレーは限定カレーとしてあったが、
今回は健康を考えてハーフにした。
いやいや、健康考えるなら、全部乗せだけにするとか、
レモンライスは止めるとか色々あるでしょ、という声は聞こえない。笑
今回の魚はイナダということで、あっさりめな感じがゴア風のカレーとマッチしていた。

オーガニックセイロンティー
修行後にオーガニックセイロンティーをいただいてゆったりしていた。
いや、紅茶も修行の一環だ。笑

定番のスリランカチキンカレーは安定の味でいい。
豆のカレー自体好きだが、レンズ豆もいいものだ。
以前にもいただいているが、時々こうして食すことができるのもいいものだ。
初めてズッキーニのカレーをいただいたが、今回のマイベスト。
副材それぞれも良かった。
揚げ茄子のスパイス和え(モージュ)、
青魚のゴラカ煮(アンブルティヤル)、
じゃがいものスパイス炒め(アラ・パドゥマ)、
ココナッツのふりかけ(ポル・サンボーラ)、
豆のせんべい(レモンライスに刺さっていたパパダム)、
玉ねぎの唐辛子あえ(増量もしたルヌミリス)、
それぞれもいいのだけど、やはりこのスリランカプレートは
混ぜ混ぜして、色々な味に変化していくのもいい
・・・と思い返していたら、横に人影が、
うわっ!びっくりした!
どこの美人さん!と思ったら、知り合いだった。

カウンター席に座ると、修行場内が背中側になるため、
簡単に振り向くことができない。
シャイな仏太はなおさらだ。
きっといつかはこういったところ(修行場)で会うだろうと思っていたら、
やっとお会いできたというか、声かけてくれて光栄。

本日は久しぶりに会うことができた素敵な人物と話ができて良かった。
マスターもお元気そうだし、美人さんは相変わらずの美しさ。
それだけに自分も元気でいて、それらの人達に顔を見せないとな、
などと柄にもなくしんみりと思ったりもした。

I went to SANSARA to have lunch. I ate Sli Rankan All Topping Plate and Goa Fish Curry. They were, of course, so good. I was so happy. I was happy to see a master. He was good, too. And after eating I enjoyed a cup of tea, a pretty lady came to me and talked. She is one of my wife’s good friends. She found me and talked. I was happy to see her, too. Thanks a lot.

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カレー修行(十勝)

第1章 御大に思いを馳せて

外観
社会人になり、帯広十勝に住むようになってから知った、カレー修行場の一つSANSARAに、1人で向かっていた仏太は、マスターが喜んでくれればいいなと心を踊らせながら、そのドアを開けた。いつものように、小さな鐘が鳴る。でも、マスターはこちらに気づかない。先客のカレーを作って夢中なのだろう。そのカレーに対する気持ちの強さと集中力の高さは群を抜く。先客の1人はテーブル席で文庫本を読んでいる。その様子からカレーを待っているのだろう。カウンター席にいる人はそろそろ食し終わるところだった。本を読んでいる人は、最近あまり見ない気がする。席につくと直ぐにスマホをいじる人が多いと思われる。だから、珍しく目立つのだが、そのセンスにちょっと引き込まれる気がした。ふと気づくとその人は知り合いだった。静寂を破るのに勇気が必要だったが、久し振りなので声をかけた。が、知人は本に夢中で全く顔を上げなかった。別人か、と弱気になったが、まあ後で気づくだろうとしつこく声をかけることはしなかった。厨房を覗き込むと予想通り、マスターが熱心に調理をしていた。いい匂いがする。こちらは声をかけると直ぐに気づいてくれた。

飲み物1
日差しが強いので喉が乾き、潤いを求めることになる。一通り注文した後に、あ、今日は車じゃないから飲めるんだ、と気づいた。マスターに追加で食前にお願いとオーダーしたのがビールだった。昼からアルコールを摂取するのは、ちょっとした背徳感と大いなる優越感にひたることができる。自分で注いだビールの泡立ちが、背景となった花瓶にささった花と和やかなハーモニーを奏でていた。確かにこれは優雅に小説を読みたくなる。と、不意に隣のテーブルで本を読んでいた知人がこちらに気づいた。挨拶をして近況を簡単に報告しあった。世間話にも花が咲く。明日釣りに行くと嬉しそうな知人は、長く続いた雨の影響や、仕事の忙しさで中々好きな釣りに行けてなかったと教えてくれた。尚更嬉しそうな様子が伝わってきた。

カレー1
注文したカレーが目の前に運ばれてきた時には、知人は彼のカレーを食し終わっていた。そして、食前に読んでいた本を再び手にしていた。その集中力から予想するとそうとう興味深い内容なのだろう。漫画を好み、活字をそれほどは読まないので、尊敬に値する部分だ。活字を読んでいるだけで、内容はわからなくとも教養があるように思ってしまう。

カレー2
しかし、その思いも直ぐにカレーの匂いでかき消された。スリランカラムカレーを単品で頼んだのだが、これはライスなしにした。複雑なスパイスの香りと一緒にラムの匂いも鼻を刺激して、今すぐにでも食したい気持ちにさせてくれた。しかし、写真を撮るという作業があるので、我慢我慢と言い聞かせた。

カレー3
ライスはこちらのプレートにあるので、ラムカレーにはライスをつけずに抜いてもらった。普通にラムカレーだけを頼んだら、基本ライスはついてくる。こちらはスリランカプレートの副菜増量バージョンだ。そのライスをレモンライスにグレードアップしている。レモンライスが好きだとグレードアップということになるのだが、それほどお好みでなければ、マストは白いライスだ。これは好みで構わないと思う。レモンライスの虜になった人は何人もいるのだが、値段もグレードアップするので財布と相談が必要な時は慎重にしなければならない。

カレー5
マスタードの刺激やレモンの酸味が楽しめるし、色々と混ぜることで味の変化を楽しめるので、ついついレモンライスにしてしまう。そして、レモンライスを頼んだり食べるときには必ずと言っていいほど、現在海外へ赴任している御大を思い出すのだ。御大もSANSARAが大好きで良く通っていた。そして、よくレモンライスにチェンジしていた。御大にはとてもお世話になったので、色々とお礼をしなければならないが、帰国まではまだ3年弱と聞いている。長いようで短い期間だが、ラグビーワールドカップも東京オリンピックも終わっているのだなあ、と考えると益々長いのか短いのかわからなくなってしまう。

カレー4
副菜増量は実に嬉しい。ちょっと悔しかったのはライスを大盛りにしなかったこと。注文するものを考えている時に、普段あまりすることのないライス大盛りは、直ぐに発想されないし、思いついても注文の時に忘れてしまっていることが多い。今回も例に漏れず大盛りと注文するのを忘れてしまった。これは後からちょっと後悔した。副菜だけでライスをたっぷり食べることができるからだ。しかし、そこはそれ。レモンライスだけでなく、カレーなどとも混ぜることで、その時だけの味が醸し出されるので、それを楽しむのもまた乙なものだ。更に、後から気づいたのは、ルヌミリス増量ができるのを忘れてしまったこと。分量的には増量しなくてちょうど良かったので良しとしたが、好きなものを欲張りたいという、煩悩だらけの気持ちがついつい前面に出てしまう。

カレー6
青魚のゴラカ煮と説明されているアンブルティヤルはここSANSARAで初めて知った。日本人が一般的にカレーと認識しているものとは違うのだが、スパイスが使われていることを考えると広義にはカレーと言えるのかもしれない。しかし、こういったものを知ると、インドには本来カレーという種類の食べ物がないという話があり、なるほどと思わせられる。魚もカレーと合うのだが、日本では一般的ではない。それはおそらくあのドロドロのルーカレーが考えの基礎にあるからなのではないだろうか。世界はまだまだ広く、カレーの世界もまた然りなのだ。

カレー7
日本ではあまり見ないカレーとして大根のカレーもあげられる。これはスープカレーではないが、ルーが緩く、考えようによってはスープカレーと取れなくもない。南インドやスリランカのカレーはルーが緩いものも結構ある。カレーに限らずスープ状の料理も種類がたくさんある。それもここSANSARAで学んだのだ。感謝に絶えない。魚介類のスープや鍋物などを考えると、スープ状のものと魚介類が合うというのはよくわかるだろう。それに異論を挟む人は、魚介類が嫌いな人くらいではないだろうか。スープと魚介が合うということは、そこにスパイスを投入するだけで、魚介のスープカレーとなる。乱暴な言い方を避けなければ、そう言っても過言ではない。そこから更に発展して、鍋やおでんには大根がよく合う。ってことは、大根もスープに合うということだから、そこにスパイスを投入すると、スープカレーとなり、よく合うという結論が導き出されるのは想像に難くない。理論的なところは省いても、一度試してみると大根カレーがありだと分かる人は相当数に上るだろう。

カレー8
肉のカレーはチキンを選んだ。今回のスリランカプレートは3種のカレーが乗るのだが、肉はチキンとラムからどちらかを選ぶことになる。最初に考えた時に、ラムカレーは食したい、だったのだが、すぐにチキンも欲しくなった。それはまるでジャイアニズムの台頭と言えるかもしれないということが頭によぎるが如くだった。しかし、このプレートではどちらか二者択一なのだ。3種類のカレーのうち2つは既に決まっているし、その2つも外したくないものだったのだ。先程語った大根カレーとこの後語る豆カレーだ。チキンとラムをどうするか。そこで思いついたのが、スリランカラムカレーを別皿でいただくという手段だった。実際にメニューに載っているので、一緒にプレートにすることにこだわらなければどちらも食すことができると気づいたのだ。

カレー9
そして、3種類目は豆のカレーだ。今回はひよこ豆だ。ガルバンゾーとも言われるが、それが英語じゃないと知ったのはここ数年以内のことだ。スペイン語だと知った時に、やはり御大を思い浮かべた。海外赴任が多い御大は、今回は別の国だが、以前はスペインで御活躍だった。その名はリーガ・エスパニョーラのスター選手ではないかと思うほどのものだったと聞いている。スペインと言えば御大を思い出すのも無理はないのだ。御大の好きなレモンライスと混ぜることでまた一つの味を形成し、それが混ざって胃の中へと落ちていく。しみじみと感じ入りながらのスリランカプレートとなっているのだった。

カレー10
モージュという揚げ茄子スパイス和えもまた独特なもので、ここSANSARAでしか味わえないと断言したくなるほどだ。実際に帯広ではSANSARAだけの可能性が高いし、北海道全土を見渡してもそうかもしれない。この広い北海道をしても、だ。希少価値を楽しめる喜び、幸せを噛み締めながら、モージュをいただき、また他のものと混ぜて、その混沌としたところに、世界情勢を見ながら、坩堝状態を楽しむのだ。カレーを楽しみながら、人生を考え、尊敬する人に思いを馳せる。スリランカプレートの醍醐味は、最終的に混ぜ混ぜしてマゼラン海峡というところだろう。そうわけがわからなくなるくらい色々と混ぜ合わせることで、新たな美味しさを発見するのだ。1人で色々なことを考えながら、カレーも考えもカオスな状態を流浪するのだ。

飲み物2
食後にいただいたのは、SANSARAでは初めて頼むものだった。マンゴージュースは甘くて、今年食べたどのマンゴーとも違う味わいだった。何故こんな時に初めての物を頼んだのか?やはり尊敬する御大の影響が大きいだろう。御大が現在出張中の国は台湾だ。台湾は暑いのでマンゴーなどフルーツが豊富だと御大からの連絡で知った。なので、メニューにマンゴー(ジュース)の文字を見た時に、直ぐに尊敬する御大に連想が及ぶのは当たり前中の当たり前だ。

第2章 5周年

外観
カレー修行場の一つSANSARAに、辿り着く前に一軒のスイーツ専門店に立ち寄った。家族連れが賑わい、じわりとにじむ汗を我慢しながら、ソフトクリームを楽しむ姿が散見された。ある人は有名なスイートポテトを買っている。地元にいると、いつでも食べられる安心感からか、積極的にいつも食べることは少ない。それでもたまに食べると美味しいということは経験済み。悩んだ末、結局別のものを買ったのは、ある意味ひねくれ者なのかもしれない。ドアを開けてSANSARAに入ると、マスターは一生懸命にカレーづくりに没頭していた。そして、5周年おめでとうと買ってきたアイスクリームを渡した。

飲み物1
最初にハートランドをいただきながら、自己満足にひたっていた。アイスクリームの詰め合わせはちょうどギフトボックスに6個入る大きさだったのだ。5周年のお祝いだから5個にしたかったのが、6個入るのにわざわざ一つ分空ける気持ちがしれないと自分でも思ってしまったのだ。また、アイスクリームは全部で7種類あり、全種類買おうと思ったら、入れ物を考慮しなければならなかったのだ。最終的に6個入りの箱に6種類一つずつを入れてもらった。まあ、こういうのは気持ちだ、とドライに考えようとするが、気になると中々止められない。5周年ということは6年目に入る(入った)ということだから、理由としてはそういうことにしようと自己満足に言い訳もフィットしていた。ふと我に返り、5周年おめでとうとビールを口にした。

カレー1
5周年を祝うのにちょうどよいプレートとカレーをオーダーした。一緒に写真に収めることで豪華さが増してお祝いムードが嫌でも高まるというものだ。

カレー2
スリランカラムカレーはやはりラム好きとしては外せないのだが、昔から神の生贄として供えられるものなので、やはりお祝いという意味では外せないだろう。

カレー3
スリランカプレートの副菜増量バージョンは増量というのが、いかにもお祝いという雰囲気を醸し出すし、レモンライスにグレードアップしているのも更に派手さを増している。実はそのレモンライスを取り囲むのが3つのカレー+2つで5種類ある。すなわち5周年と同じ数だ。

カレー5
レモンライスは普通に白いライスより彩りなどからお祝いしているなというイメージが強くなる。更に頭に月桂樹を乗せたように副菜が添えられるので尚更お祝い感が前面に出てくる。

カレー4
副菜の色が派手でお祝いを更に彩っている。

カレー6
青魚のゴラカ煮と説明されているアンブルティヤルは周りの5種類の1つだ。他では中々食すことができない逸品の一つだ。

カレー7
大根のカレーも他では中々見ることがなく、十勝帯広ではほぼSANSARAでしか食すことができないと思われる。やはりお祝いの席に、唯一的なものがあるのは喜ばしいものだ。

カレー8
ベジタリアンならば、野菜だけとか、その種類では魚や玉子はOKだったりするが、ベジタリアンではないので、肉のカレーも嬉しいところだ。チキンカレーを選んだ。今回のスリランカプレートは、肉はチキンとラムからどちらかを選ぶ。ラムカレーは別の皿でいただくことにしたので、このプレートにはチキンカレーを選択した。

カレー9
そして、3種類目のカレーは豆だ。ひよこ豆のカレーだ。ガルバンゾーで頑張るぞーという、封印されたような言葉をあえて言うことで、お祝い感をアップし、6年目に突入してもらうのだ。

カレー10
モージュ(揚げ茄子スパイス和え)はもう名前がお祝いという感じがする。十戒を彷彿させるその名前から、まるで海が真っ二つに割れて、そこを歩いて渡ってくるような荘厳なイメージで、これはもう5周年をお祝いする以外に考えられないのだ。それはモーゼでしょ、何言うてんねん、というお笑い芸人的な発言は全く聞こえてこないのは、やはりお祝いの日だからだろう。

飲み物2
マンゴージュースはSANSARAでは初めて頼むものだった。食後にせよ、食前にせよ、いずれにしても初めてだ。初ということはお祝いに華を添える感じがする。また、満足な5周年を略すと満5ということでマンゴーにつながる縁起物だ。更には5周年を過ぎて10周年へ向けてスタートしているということで10スとゴロ合わせられる。そう「満5、10ス」からマンゴージュースだ。何言うてんねん、無理やりこじつけやんかというお笑い芸人的な発言は全く聞こえてこないのは、やはりお祝いの日だからだろう。

<エピローグ=言い訳タイム>
当初構想していたものと様子が違ってきたが、
所詮文才というものはその程度と認識できたことが
今回の収穫ということになるだろう。
いつもと違い、改行せずに「風」でやってみようと試みたが、
普段のスタイル、文体に慣れているため、
かなりの困難を要したが、
そのあたり無理矢理修正するのではなく、
自然体でアップするのもらしいのではないかと。
決して推敲するのが面倒だとか、
疲れて見直したいとか、
そういうことでは断じてありえないのだ。
決して違う。

なんにしても、マスター5周年おめでとう!
これからも健康に気をつけて6周年、7周年・・・と歴史を刻んでいってください!
また美味しいカレーをお願いします!
あざっす!あざっす!あざっす!
(無理矢理、お祝いってことでまとめてしまった・・・笑)

I went to SANSARA which was 5th year anniversary. I ate special meals. There were chicken curry, bean curry and radish curry on it. I ordered lamb curry as another dish. They were all good. It was the 5th anniversary! Congratulations!

SANSARA
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