時間過ぎてもありがとう(NIRVANA)
約束の中に、時間が含まれることは結構ある。
日本人はそういうあたりはしっかりしているように、
国際的には思われているかもしれない。
が、南の島(国内)に行ったときに、島時間という概念があり、
まあ、悪く言うと遅刻の言い訳?をしているようにも聞こえるが、
遅れて当たり前、という世界がある。
また、アフリカ(のどこかの国)では、
待ち合わせをしても何日も遅れてくることもあるそうで、
それは待つ方も待たせる方も当たり前と思っているから、
全然喧嘩にはなるわけではないそうだ。
時間に対する概念や考え方が、その国や地域によって違うが、
それに生活を縛られるのは、逆に貧しい生活なのかも、と思うこともある。
ミヒャエルエンデのモモはそういう時間をテーマにしたファンタジーで
時間のことを考えたときに思い出すことがある。
さて、本日はバイオリニスト川畠成道のコンサート。
開場には時間ギリギリに到着。(笑)
流石に、慣れないコンサートなので、遅れて慌ててしまい
目立つのは避けたかったのだが、仕事の都合でギリギリとなった。
帯広市民会館の小ホールに入ると知り合いが沢山いる。
主催者団体に所属しているAさんがチケットを売ってくれたのだが、
たぶん、我々が楽しく集まっている派手地蔵会のメンバーに配ったのだろう。
派手地蔵会のメンバーがたくさんいた。
久しぶりに会う人もいる。
バイオリンは、まるでそのものが歌っているかのようで、
とても綺麗な音を奏でていた。
クラシックをそれほど知らない仏太でも楽しめた。
聞いたことある曲が半分くらい。
知らない曲でも、気に入ったものもあった。
そういう新たな好みが出てくるのも素敵なことだ。
あっという間の時間で、まさに時間を忘れるとはこういうことだろう。
気がつくと2時間を簡単にこしていた。
夕食を食べてないので、当然のように我に返るとお腹が空いている。
さて、どうしようか。
ニルヴァーナはオープンの日に行ったっきりで、
(09年6月7日の日記参照。)
その後行けてないから行ってみようと思った。
が、時間大丈夫だろうか?
営業時間を覚えてなかったので、
調べずにとりあえず行くだけ行ってみることとした。(笑)
ダメなら、他を当たることにしようと思っていた。
お、まだ電気ついているから開いている!
インド人(ネパール人)と思われる人が出てきて渋い顔してる。
あ、これもう閉店ってことだな。
「もう、終わりですか?」
はっきりした答えが返ってこなくて、奥の方に助けを求めている印象。
もしかして、日本語がはっきりわからないのか?
すると、日本人女性が中から出てきた。
そして、いいですよ、と席を勧めてくれた。
が、実際は既に時間が終わっていたようだった。
でも、快く席を案内してくれた。
なんだか、申し訳ないのと、嬉しいのと。
「もう終わってるなら、いいですよ。帰ります。」
と言ったのだが、食べていって、という様なことを言われたのだ。
うん、なんだか嬉しい。
時間ぴったりで断られても仕方がないと思っているし、
それは修行場のルールだから、当然のことだ。
色々な修行場に行ったが、やはりそれぞれのやり方がある。
だけど、ちょっとくらいの時間なら、許してしまう、というのは
修行者としては有り難いし、また行くときにストレスが少ない。
前回はランチだったので、今回はメニューが少し違う。
スープカレーもあるのだが、この前食したので、
違うのも試したくなり、パラクマトンにした。
パラクはほうれん草、マトンは羊の肉。
以前は緑のカレーなんて全然信じられなかったが、
慣れたものでむしろ美味しいと思うのだ。
最初食したときは、こんな緑色が美味しいのだろうか?と疑問だったが、
食してみていきなりがつんとやられた感じで、美味しいカレーなのだ。
ライスかナンが選べるのだが、せっかくのインド(ネパール)カレーだから、ナンにした。
ただし、ナンはインド、ネパールで一般に沢山食べられているわけではない。
他のチャパティなどの方が一般的だ。
久しぶりのナンは片手で食すのには何とかなったが、
相変わらずカレーを一緒に食すのが下手くそだな。
なんだか、申し訳なかったけど、空腹感を満たしてくれて、
とても満足でき、また時間を気にせず快く迎えてくれたことに感謝。
とても心が洗われた一日だった。
I went to Obihiro Culture Center to listen to Kawabata Narimichi’s violin concert. It seemed that the violin was like singing. After then I went to Nirvana to eat curry. They washed my soul.
B&T NIRVANA
帯広市西4条南18丁目20-3
0155-24-6966
11:00-21:00
参考サイト
川畠成道オフィシャルサイト
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません