1人の贅沢(初音)

鹿追に到着する時は、たいてい仕事が終わってからなので、
結構な時間になっていることが多い。
それで居酒屋などやっているところをセレクトして食事に行く。
飲みに行くのではない。
食事に行くのだ。

疲れを取るためにアルコール消毒します!
そう宣言して向かった先は初音だ。
鹿追に行くと、美味しいものをいただきたくて。
(鹿追に限らないが。笑)
そう、食事だ。笑

外観
雨の中、傘をさして、結構な寒さの中、
初音にたどり着いた。
疲れを感じていたのは、
寒さとか、歩行とかそういうのではない。
いずれにしても疲れを取るために、
しっかりとお食事を摂るのは大切だ。
ビールで乾杯!
と言いたいのだが、たった一人だ。
連れがいないというだけでなく、
マスター以外、他の人もいない、貸し切りだった。
なので、マスターと乾杯!

食べ物1
だからだろうか、お通しが今までで一番のサービス状態。笑
奥の山菜、手前の(左から)マリネ、ポテサラ、アスパラ。
山菜はさっき来ていたお客さんが持ってきてくれたとのこと。
ヨブスマソウとタラの芽胡麻和えだ。
マリネはサバ、ポテサラは鹿追産のメイクイーン、アスパラにはわさびマヨ。

食べ物2
ヨブスマソウは初めて聞いた。
湯がいて出してくださったのだが、
マスターも2,3年前に知ったとのこと。
山菜の中の山菜と言われ、知る人ぞ知るものだ(そうだ)。
山菜好きな人でも知らない人もいるらしい。
凄く貴重なものをいただいた。
ウドとフキを足して2で割ったような味、という触れ込みだが、
このあたりは感じ方かなあ。
ただ、やや苦味があり、でもそれがしつこくないので、
飲むためのおつまみとしてもいいな、と思った。
あ、いや、今回はお食事。笑

食べ物3
お通しだけで終わったわけではない。笑
「いつもの?」
とマスターが指摘したうちの一つ枝豆
これは飲む時はだいたい頼む。
あ、いや、今回はお食事。笑

食べ物4
「それから冷奴かな?」
こちらはハズレ。笑
今日の寒さは冷奴よりも温奴がいい。
そう、温奴がメニューに有るのが嬉しい。

食べ物5
そして、1人だからできる贅沢を味わう。
マスターに恐る恐る(笑)お尋ねする。
スープ餃子(メニューに有る)をカレー味にできますか?
うちは材料があるものでできることはするよ、という心強いOK。
それがこれ。
スープカレー餃子(仮)。笑

食べ物6
元々スープ餃子はあるので、
餃子はスープ用にとても皮がしっかりしている。
この餃子、このカレースープとよく合う!
正解!

食べ物7
アスパラが入るとは予想外。
シンプルにスープ+餃子だと思っていたので。

食べ物8
更にはネギごま玉ねぎもあって、風味も食感もいい。
その下には豚バラも隠れていて、
もう普通にスープカレー。笑
マスターは隠し事をしないタイプのさっぱりしたお方で、
簡単にスープについて教えてくださった。
レシピを教えても同じ味にはならないからね。
ラーメンスープにラード、カレー粉、数種類のスパイス等を使用したと。
初音は実はラーメンも人気。
高校生が学校帰りにラーメンをすすっているという姿も見たことがある。
そのラーメンのスープを基本として、
スープカレー餃子(仮)のスープカレーを作ってくださった。
ありがたいことだ。
これはね、レギュラーメニューにして欲しい
カレー修行者の心の声。笑

マスターと談笑したり、映像を見て裏話を聞いたり、
1人修行者だからこその贅沢を味わった。

疲れた心と冷えた体とが
どちらも癒やされて、
帰りのドアを開けて、
外気温の低さで現実に戻るまで忘れていた。
こういう癒やしもいいものだ。

I went to Hatsune right after getting to Shikaoi. This time other customers were out. I was alone to drink and eat. I drank glasses of beer and ate good foods. There were some edible wild plants I ate first. Then I ate edamame, hot tofu with beer. At last I asked a master I could eat soupcurry gyoza. There was soup gyoza on menu. So I was sure he made it. Yes, he did. He could made it with his good skill. It was so good. Thanks so much.

初音
鹿追町仲町2丁目
0156-66-2260
18:00-24:00
火曜不定休