福原(えんじゅ)
かつて一世を風靡した(?)漫画の一つに
ボクの地球をまもって、というのがある。
仏太も好きで単行本を持っている。
登場人物は、前世が月に派遣された宇宙人で、
それぞれの名前が、植物の名前(日本語)に発音が似ている、
という設定になっている。
基本少女漫画で恋愛も絡んでくるのだが、
少年漫画的な要素もあり、現在の日本と、前世の月と派遣前の星と
大きく分けると2つの場面が並行するような形で話が進む。
その登場人物の一人にえんじゅという名前の人がいた。
主役ではなく、脇役ではあるのだが、重要なキャラクターの一人だ。
えんじゅは漢字で書くと槐だ。
大学時代のクラブの後輩に福原という苗字の人がいた。
今は全然連絡を取ってなく、仏太のことを知らないだろうし、
このサイトを見ていないだろうが、ちょっと名前を出させてもらった。
結構(かなり?)豪快で、イメージとしては粗い人間だったのだが、
面白く、楽しく、ある意味人間的に素敵なヤツだった。
意味を悪く取らないで欲しいのだが、彼に関する逸話は多い。
その中の一つに、
残り物に福原
という言葉がある。
一般的なことわざは、残り物に福あり、だが、
残り物に福原、という言葉は、全く逆の意味で、
残っているものは最低だ、くらいの意味で使われていた。
今となってはいい思い出だ。
きっと彼もいい社会人になっているだろう。(これはマジで。)
鹿追町に行った。
出張なのだが、空いた時間は少し自由がきく。
鹿追を走る国道は274号線。
道の駅鹿追もこの国道沿いにある。
道の駅から少し北に行くと同じ側(右手)に
ここ福原記念館がある。
正門のちょっと北に通用門的なところがあり、
そこから、福原記念館に入ってるカフェえんじゅに直接入ることができる。
広い芝生の庭を通って中へ入っていく。
福原記念館という名前から、個人名だろうから、
結構な資産家が建てたものなのだろう、でも、何故鹿追?と思っていた。
すると、十勝では有名なチェーンのスーパー・フクハラの創設者が
コレクションとしていたものを公開するために作った記念館だということがわかった。
やはり資産家だった。
すげえなあ。
そんな美術館(記念館)に併設されたカフェは、美術館に入らなくても、行ける。
もちろん、前後で美術品を鑑賞して楽しむのも一つだ。
今回は、仏太は事情があり、美術館を見ることはできなかった。
そのうち行ってみたい。
カフェえんじゅの中にも少し絵などが飾られている。
ゆったりとしたクラシック音楽と柔らかな陽の光。
窓は大きくほとんど壁前面がガラス張りとなっている。
見える景色は芝生の緑がとても映えていた。
カレーを頼むと最初にサラダが出てくる。
丁寧に盛りつけられていて見た目も素敵だ。
2種類あるカレーのうちビーフカレーを選んだ。
カレーポットとライスが分かれていて、久しぶりにこのタイプを見た気がした。
ライスの皿はおしゃれな感じでなんとなく美術館っぽいなあ、と変に感心したりする。
カレーは、なんと沢山牛すじが入っていた。
ブロックだと思っていたら、牛すじだったのだ。
こんなに豊富に入っているの初めてだ。
最後は、アイスとコーヒーがデザートでつく。
お上品な感じで、優雅な気分にさせてくれる。
うん、こういう穏やかな感じは美術館ならではだな。
修行が終わった後に、じんわりとかいた汗を乾かすために、庭をさんぽした。
すると綺麗な芝生の庭の周囲に並ぶのは、えんじゅだった。
しっかりと根を張り、緑豊かに茂っている。
そんなえんじゅを眺めながら、芝生で寝ころびたい気分にかられたが、
今の状況だと風邪をひくに決まっている。
急に現実に引き戻されて、そこを後にした。
I went to Enju in Shikaoi. It was a cafe in Fukuhara Memorial Hall. I ate beef curry. It was good.
コーヒーサロン えんじゅ
鹿追町泉町1丁目21アートコレクション福原記念館内
0156-66-1010(代)
http://art-fukuhara.jp/salon/index.html
10:00-17:00
月曜定休
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