漢字はそれを見ることで、ある程度意味がわかるのが面白くもある。
そして、日本語としての漢字は、一つの文字に読み方が複数あることが多い。
それで日本語が複雑で難しくなっている部分もある。
しかし、逆に奥深さを出して、日本語が素晴らしくなっているところでもある。
漢字の輸入元である中国では基本一つの漢字に読みが一つなんだそうだ。
それは教育をしやすいのだが、発音を難しくしている部分でもあるようだ。
例えば、母とか馬は「ま」と発音するらしいが、
これは日本語で表記したら一緒になるが、
実は抑揚などで違う発音になっていて、区別されているらしい。
仏太は卒業旅行に中国を選んだが、
このようなことが理由で、発音を覚えるのは断念して、
筆談という手に出た。
幸い日本人はある程度の漢字を義務教育の間に教わる。
とはいえ、日本の漢字と中国の漢字では違うものがあったり、
同じ漢字でも意味が違ったりすることもあり、注意が必要だった。
そういう文化の違いも旅行を楽しくさせてくれた。
主に中学生の時に、先輩同輩(後輩にも?)に
ちょっと(だいぶ?)怖い人達がいた。
その人達の漢字の使い方に非常に憧れた。
有名なところだと、
夜露死苦
愛羅武勇
などではないだろうか。
このあたりはまだ読めるし、
なんか自分でも似たような漢字を作れそうと思ったものだが、
魑魅魍魎みたいな物凄い漢字を駆使しているものもあり、
それは読めなかったし、その読みを聞く勇気もなかった。
ちなみに、魑魅魍魎は怖い人達が作った言葉ではなく、
じっさいにちみもうりょうと読む、国語的にある熟語だ。
(当然のように仏太は自分ではこの漢字は書けない。パソコン(ワープロ)の素晴らしさを実感。笑)
最近、こんな漢字はテレビのクイズ番組くらいでしか見たことがない。笑
さて、爺遊森゛にやってきた。
爺遊森゛と書いて、じゆうじんと読む。
計画性なくたどり着いたのは久しぶりのこと。
先日、札幌からの要人達を案内した時に、
白樺通から真っ直ぐ清水に抜けたことがある。
その時に途中に看板を見つけていて、そのうち行こうと思っていた。
今日、ランチで別のところに行こうと思っていて国道を西へ向かっていたら、
別の場所ではあるのだが、看板を見つけて、
あ!と思ったら、通り過ぎてしまった。笑
そこで、勇気を振り絞って、キキキキキーーーーー!っとUターン、いや、方向転換した。
看板のところを山の方(南)へ曲がり、ひたすら真っ直ぐ進んだ。
看板がところどころにあり、その通り進むと、
もう間もなく千年の森というところで、
右は千年の森、左は爺遊森゛となっていた。
さらに恐る恐る進んでいくと、まさに森の中に素敵な建物が現れた。
当然のようにカレーライス目当てだったのだ。
先客がいて、そのカップルは豚丼を楽しんでいた。
その匂いがとても良かったので、カレーを注文した後、
豚丼にすればよかったか?と迷ったが、
初志貫徹にして、我が規則に則った。
家庭的な甘めのカレーは心が休まる。
この素敵なシチュエーションもまたいいのだろう。
周囲の木々からα波とかマイナスイオンとか
よくわからないけど、健康に良さそうなものが出てきている気がする。
こういう精神的安静は大切だ。
夢中で食して、ふと気づくと、やはり豚丼ではなくカレーライスが良かったと思った。
あ、せっかくだから華麗飯ってメニュー名だったら面白かったな。笑
まあ、仏太が今回のテーマとして漢字を挙げているからという
完全に個人的な我侭による考えなのだが。笑
食後にコーヒーをいただいた。
あ、ここは喫茶なので、飲み物は数種類置いてくれている。
マグを好きなものを選べるのが面白い。
居酒屋でお猪口を選ぶことができるところは数軒行ったが、
マグを選べる喫茶店は初めてかもしれない。
黄色ということで選んだが、デザインされているキリンが
外側と内側につながって描かれていて面白かった。
そして、シフォンケーキが写真に見えているが、
なんとこれ注文したのではなく、コーヒーを頼むとついてくるものなのだ。
最初メニューを見た時に目を疑った。
そして、まあ小さいシフォンケーキがちょっと添えられてくるだけでしょ、と思っていた。
たまに喫茶店で、飲み物に小さいチョコがついてきたりするところもあるから。
ところが、すっとこどっこい、シフォンケーキは普通のサイズで出てきた。
いやあ、この太っ腹なサービスは、眠気を誘うくらい満腹にさせていただいた。
爺遊森゛はじゆうじんと読む。
自由人という言葉の意味も含め、
年配の方が楽しく過ごす御自身の隠れ家(森)
みたいな意味なんだろうな。
マスターがいたのだが、あえて聞かなかった。
遊び心がとても楽しい。
パズルのようで、行く前にこの漢字の読みを推測していて、
現地に行った時に、それが当たっていて嬉しかった。
ポイントは「゛」だろう。
森をもりと読むと「゛」をつけた意味がわからない。
しんと読むと「゛」をつければじんだ。
あとはそれに合う読みを探すとたどり着く。
言葉遊びも面白い。
ちなみに、同じ建物内にあるレストランは
シンホニーという名前なのだが、
やはり当て字がある。
まあ、ネットを調べると出てきちゃうけど、
そういうのを楽しむのも頭の体操で良いものだよ。
I drove a car to Shimizu town with my wife. On our way we found a billboard said CURRY! Oh, goodness! We changed our plan to Shimizu to to Haobi. In deep woods we reached at Jiyujin, a cafe. We ate lunch and took rests. We ate Curry Rice and after eating drank cups of coffee. We were so satisfied.
爺遊森゛
清水町字羽帯南12線103-12
090-8904-6044
11:00-15:00
水曜定休