陸別ツアーでいい話（正己秦食堂）
御年輩の方の話には、経験に富む素敵な話が多い。
それは若い時分、うるさい話としてとらえていたこともあった。
自分に関係なさそうな話や、くどい話は特に煙たく感じたものだ。
しかし、最近、そういう話の中に
色々なことが隠されているような気がしてならなくなってきている。
素直に聞くことができるようになり、
その話の中に自分が生きていく上でのヒントをもらったり、
今していることに自信を持つことができたりするのだ。
もちろん、それは御年輩の方だけでなく、
年がそんなに離れてない先輩や、
時には後輩からも刺激を受けることがあるのだ。
すっぱい刺激やおっぱいの刺激も素敵なのだが・・・。(笑）
久しぶりに陸別に行った。
そば粉の銀行というおもしろいのがある。
その隣にあるのが正己秦食堂。
ここのそば、仏太は結構好き。
前に食したときに、衝撃を受けたカレーそば。
（08年11月1日の日記参照。）
麺のコシが強く、持ち上げたときに切れなかったし、
カレーの味とマッチしていて美味しかったので、
前回来たときに衝撃を受けたのだった。
が、今回は残念ながらぶちぶち切れてしまった。
それでもそば自体の味は美味しい。
ということで、これまた前回と同様に、もりそばを頼んでしまった。（笑）
そして、最後はそば湯でゆったりとする。
うん、満足。
何せ、昼間で仕事して、
それからドライブして出てきてるからお腹ぺこぺこ。
奥の席に座ったのだが、そこから入口を見ると
なにやらポスターが貼ってある。
じっくり見てみると、あら、陸別町にもラワン蕗があるんだ！！！
足寄のものだと思っていた。
実は今日はそばを食べたら、
足寄を回ってラワン蕗を見てこようと思っていたのだ。
これはいかたこ（＝いかねば、たこねば）だ！
お会計の時に聞いたら、すぐそこだよ、と笑顔で教えてくれた。
しかも、電話でそこの人に連絡を取ってくれた。
うん、田舎の人の温かさって本当にいいよなあ。
恐縮してしまうくらいありがたかった。
道を教えてもらったら、自分だけで行こうと思っていたが、
その蕗を育てている方が案内してくださった。
国道からの入り口がちょっとわかりにくい。
これは案内してもらって良かった。
そして、こんな風にショベルカーでゲートを作っている。
その方はここで仕事をずっと続けている。
陸別では知らない人はいないのではないかと思う。
炭を作ってらっしゃるのだ。
なんだか凄い人を紹介していただいた気がしてきた。
ぐお！蕗が沢山ある！
しかし、これでもある程度取ったあとなんだそうだ。
コロポックルになった気分！
ちなみに、仏太は身長169cm。
見学して写真を撮れたらそれで満足だった。
が、持ってきな！と気前よく数本をくださった！
え？いいんですか？お金払います！
いや、いいよ！あげる！
あざっす！あざっす！あざっす！
ルバーブって知ってるかい？
へえ、よく知ってるね！
これを刻んで煮詰めたらジャムになるんだよ。
水は使わないんだよ。
砂糖を入れて煮込んだらジャムになるから。
ルバーブは知ってるんだね、じゃ、ハマボウズは？
ん？知らない？
ハマボウズは天ぷらにしたりして食べるんだよ。
持ってきな。
本当に気前のいいじいちゃんって感じだった。
気さくなその方は、使い古したバスを基地にしていた。
鍵を開けて、お茶でも飲んで行きなさい、と進めてくださった。
うだるような暑さの中でいただく、とても冷えたお茶は格別だった。
そして、人生経験の一部、ごく一部を話してくださり、
本当に温かい人柄に触れさせていただいた。
本当にありがとうございます。
また、行きますので、よろしくお願いいたします。
I went to Rikubetsu. I ate curry soba for lunch at Masami Hata Shokudo. Next I went to Rawan butterbur field near Masami Hata Shokudo to see Rawan butterburs. A kind old man invited me so much. I was very glad. It was a very happy time.
正己秦食堂
陸別町陸別原野分線5-7
0156-27-2048
11:00-19:00
日曜定休