カレーgo一緒,カレー修行(十勝)

文句たれと寝ションベンたれと焼肉のタレならどれがいい?
って3択を出されたら、なんと答えるだろう?笑
ほとんどの人は焼肉のタレだろう。
文句たれも寝ションベンたれも経験があるので、
どちらも同情の余地がある、仏太には。
人によっては同情の余地もないだろう。

文句はどんな時に出てくるのだろう。
相手に対して不満がある時。
よくそれは自分を写す鏡だという。
が、よくわからない。
自分の思い通りにできない時。
単なるわがままかもしれない。

仕事で不満が多々あり、影で文句を言った。
怒りそうになった(いや、実際には怒っていた)が、こらえて声を出さなかった。
自分で注意喚起を促したローカルルールを平気で破る。
用意して準備できたら呼んでと言っていたが、
いざその仕事をしようとなった時に、用意が中途半端で、
当然のように仕事も中途半端になってしまうことがあった。
休憩中にインターネットを見て、いつも遅いなあと思ったりもした。
そして、楽しく仕事生活をしたいのに、
今日は本当に文句が多く、自覚した状態だ。

本来文句は良くないと思う。
ただ、良い方向へ向かうための発言として捉えられるなら、
それは成長の一過程と考えることができる。
ただ、それは天才とバカのような紙一重のような気もする。笑
ただの愚痴だったり、暴言だったりは
良くない文句となるんだろうな。

上に対する批判は、良かれと思ってする場合と
単に好き嫌いの問題で発する場合とではかなり違う。
上の者からしてみれば、ただの文句としか捉えられない場合もあれば、
なるほどと気づいて、考え直すってことがあるかもしれない。
これは上にいる人の素質・性質・性格にもよるだろう。

逆に上から下への文句もある。
成長を期待する小言もあれば、
怒りにまかせた単なる悪口の場合もあるだろう。

いずれにしても、今日の仏太は
良い意味でも悪い意味でも文句たれだった。
反省・・・

チキンカレー1
そんな不機嫌を吹き飛ばしてくれるランチが
職員食堂で出た。笑

チキンカレー2
チキンカレーは控えめの盛り。
あ、ライスが控えめで、カレーをその分欲張ろうとした。
途中で、ハッと気づいて普通盛りで止めた。
つもり・・・笑

I ate chicken curry at our worksite restaurant. It was so good. Expecially today. Many things damaged me so much, so good curry let me happy. Thanks.

カレーgo一緒,カレー修行(十勝),カレー修行(道東),カレー修行(麺類),そば

釧路と帯広は同じ道東地区に区分けされるが、
全然違う性質を持っていると思う。
それはそこに住む人、出身の人の気質にも表れているだろう。
街並みとか、政治経済でも同様だろうと思う。
それが良いとか悪いとかではなく、
同じ地域と扱われても、実際は120kmも離れているので、
違って当たり前なんだよってことだ。
その違いを認めるかどうかだったり、
お互いを尊重するかどうかなのではないかな、と思う。

仏太は出身がそのどちらでもないので、
外側から道東だったり、
釧路、帯広をある程度客観的に見たりする時がある。
また、十勝に住んで10年を超えたので、
帯広を住民として見るってこともあり、
そういう目で釧路を眺めることもある。
(十勝住民としてってことね)
どんなところにも良い面、悪い面があるものだ。
それぞれの個性なので、それぞれが良い方向に伸びていき、
お互いに切磋琢磨するのが理想なんだろうなあ。

チキンカレー1
なんてことはこれを書いている時点で思っても、
実際に釧路にいる時は考えもしなかった。笑
そんな釧路最終日の朝食は昨日と同じ、
ホテルパコにある萄々花
昨日は窓際の席で、高所恐怖症の仏太にはやばいのではないかと思ったが、
意外と「下」を感じることなく、川と河岸の景色を楽しみながらの朝食だった。
本日の席は窓際ではなく、殆どど真ん中で、
景色は殆ど見ずに食に千年女王、いや、専念した。

チキンカレー2
さっきの写真を見ておわかりかと思うが、
今回もカレーがあった。
しかも昨日とは違うカレーだ。
チキンカレーだった。
たまたまよそったら、昨日より具がはっきりと分かる感じになった。
昨日と同じように玉子も入れたのだが、
写真を忘れて、玉子の崩して混ぜた後に気づいた。笑
すなわち親子カレーとしたのだった。
満足。

以前のツアーなら、更に本日も色々と回って、
状況によっては夕方に帰るってこともあるのだが、
今回は食後、少しお風呂に入り、そのまま帰路につくことになった。

高速を使って、釧路も楽になったなあ、と思いながら、
楽しかった思い出を反芻していた。
帯広に着いた時、ちょうど昼時だった。
程よくお腹も空いてきたので、江戸東に行くこととした。
系列としては釧路の東家という有名な蕎麦屋で、
釧路つながり的なところで。
中の壁には、釧路の蕎麦屋さんが列挙されたポスターが貼ってあった。

注文した蕎麦を待っている時に、トイレに行ったのだが、
他の席から声をかけられた。
うわ!知り合いだ!
嬉しいなあ。

カレー南蛮1
カレー南蛮をいただくこととした。
ああ、いい匂いがする。
満席の人達の中に、仏太とは別にカレー南蛮を頼んでいる人もいた。

カレー南蛮2
既に運ばれてきた時に見えていたが、
この緑の麺が特徴的。
一瞬、え?これ蕎麦?ってなることがなくなり、
かなり慣れたんだな、と自分で思った。
別皿のネギを入れたが、この後一味も入れた。
甘いネギと歯ごたえのあるかしわと一緒に
程よいコシで、絡んだカレーと共に楽しんだ。

これで今回の釧路ツアーは終了。
荷物整理などをして、その後休んだ。
釧路も時々行きたいものだ。
(今回は1年半以上空いてしまった。)

I ate chicken curry and so on at Totoka a same restaurant as yesterday. We took a bath after eating in a hotel. Then we went back to Obihiro on a highway. For lunch at Edoazuma I ate curry nanban, my wife Gomoku soba. It was so a good tour to Kushiro. Thanks so much.

萄々花
釧路市末広2丁目ホテルパコ釧路12F
0154-23-8585
http://www.paco.co.jp/kushiro/restaurant.html
6:30-9:30(宿泊者のみ?)
無休

江戸東
帯広市西24条南2丁目1-8
0155-37-3450
11:00-14:30, 17:00-19:30
水曜定休(平日は昼のみの営業)

カレーgo一緒,カレー修行(十勝)

朝食1
本日の朝食は、要人2人と一緒にいただいた。
昨日と違って、会話があっていい。
単に、昨日は仏太はおじさんパワーで朝早く、
本日は夜更かしのために少々遅くなったってことだ。笑
会場は昨日と同じハレルだ。

朝食2
本日もスープカレーを期待していたが、残念ながらなく、
そのかわりルーカレーだった。
ビーフカレーは鉄板だよねえ。
でも、スープカレーもルーカレーも日替わりで出しているって凄いことだ。
今後も続けて欲しい!

朝食3
ご飯を納豆ネギTKGとした。
NN-TKGってことかな。笑
結局、沢山食べてしまうというのは変わりないのだが、
以前はもっとたくさん取って、更におかわりもしていた。笑

さて、本日はご案内最終日。
ということはホテルもチェックアウト。

外観
友達からの情報をゲットして、藤丸へ行った。
札幌からの要人に、道東唯一のデパートに行こうと
巧みに誘いをかけてオーケーをもらった。笑
友人の情報通り広場に車があった。
車体に描かれているが、カレーコミュニケーションという修行場だ。
鹿が物欲しげにこちらを眺めている。
いつものことだが、今回は尚更。笑

ビーフカレー1
ビーフカレーのみのメニューだったが、それをゲット。
先程の車体を見直してもらうとわかるが、
日本地図が描かれている。
このカレーコミュニケーションのお二人は
この移動販売で、日本中を巡る予定なんだそうだ。
なんと今月に北海道に入ったばかりで、
まだ旅は始まったばかりとのこと。

ビーフカレー2
ビーフカレー自体は甘さとコクがあり、
洋食屋のカレーというところか。
ライスにウズラの玉子が乗っていてあれ?と思った。
すると、彼らの出身地豊橋の名産がウズラだという。
なるほど。

ビーフカレー3
自分の車の中が、地下の駐車所で、
ちょっと暗い状態なので、ライトをつけて写真を撮った。
丁寧なカレーだとわかる。
しっかり煮込まれていて、キメが細かい。
彼らはこの移動販売車を駆使して、日本中を旅しながら、
カレーを売って、その地域の人達と交流を深めていく
とのこと。
カレーコミュニケーションという名前も、なるほどと思うのだ。
壮大な夢の初期に彼らに出会えたのはとても嬉しく、
今後の旅を追っていけると楽しくなった。
そう考えると、更にカレーの深みが増した。

札幌からの要人がいなければ、沢山話をしたかったのだが、
流石に待たせ過ぎる訳にはいかない。
簡単に自己紹介、挨拶をして、カレーをゲットした。
そして、要人達に苦笑いされながら、
自分の車に戻ったのだった。笑
要人達も仏太のカレー好きはよく知っている。

色々と観光して、さあ、食事。笑
今回は観光はとばす。(ブログとしては)

外観
美味しいカレーを食べさせて、という要人達のご要望。
いくつも候補があるのだが、
今の状況でベストを選んだ。
普段平日に動くことは殆ど無いので、
だいたい行くのは土曜日なのだが、
チャンスは逃さずに来ることができた。
ELEPHANT IN THE ROOMだ。

チキンカレー1
メニューは選びやすい。
チキンカレー一択なのだが、
要人達が選んだカレーは辛さが一番辛くないもの。
カレーは好きだが、辛いのは苦手だと。

チキンカレー2
仏太はカレーが好きというのは同じだが、辛いのが大好き。笑
今回は辛さ10にした。
確かに色が違う。笑

チキンカレー3
粗いザラッとしたスパイス感が心地よいカレーに
玉子をトッピングした。
ネラの玉子というブランド物だ。
要人達はお腹がきついということでトッピングなし。
仏太はここに来た時は常にフルトッピングなので、
トッピング無しの、シンプルバージョンは初めて見た。笑

チキンカレー4
パクチーも大好き。
要人達は、お腹いっぱいという理由ではなく、
パクチーが苦手という理由でトッピングしてなかった。

本日は、3修行となったのだが、
これは要人達の要望ではない。
単に偶然が重なったのだ。(え?)笑
朝食でたまたまカレーがあったし。
(期待していたくせに)
移動販売の情報が入ったし。
(無理矢理要人を連れて行ったくせに)
要人達の要望もあったし。
(これはその通りだ。笑)

まあ、なんにしても要人達にも喜んでもらえて、とても素敵な休日となった。
今度はこちらから要人達を訪ねて札幌に行かないとな。
あざっす!あざっす!あざっす!

I ate three curries today. First at a hotel, for breakfast, I ate beef curry with some good foods. I went to Fujimaru with guests to get curry. There was a food truck Curry Communication from Toyohashi, Aichi. Nice guys sold beef curry with Uzura eggs on it. Of course it was good, too. Then we went to Naitai Highland and so on on a car. At last we got to ELEPHANT IN THE ROOM. We ate chicken curried there. They said it was good. But thier stomach were so full.www It was so happy time to spend. Thanks so much for my daughters and I appriciated my wife to get this time.

ハレル
帯広市西1条南11丁目PREMIER HOTEL CABIN OBIHIRO 13F
0155-66-4205(代)
https://cabin.premierhotel-group.com/obihiro/dining/restaurant85/
6:30-10:00
無休

ELEPHANT IN THE ROOM
帯広市西2条南1丁目18
0155-29-2463
http://elephant-in-the-room.shop/
11:00-17:00 (土-20:00)
日曜定休+不定休

参考サイト
カレーコミュニケーション

カレーgo一緒,カレー修行(十勝)

昨夜、職場が停電で、色々とストップしたらしい。
なんでも、イントラネットというのか、
内部のパソコン・ネットワークが駄目になったようだ。
全部ではなく一部で、それでも軒並み仕事にならない部署が出てしまった。
他の部署に間借りしたりして、なんとか乗り切っているみたいだ。

幸い仏太は自分の仕事をするのに、大きな支障はなく、
自分がメインとする仕事場のパソコンは動いている。
しかし、一部の仕事は制限された状態で、
サクサクと進むわけではなかった。
普段のテキパキとした能率の良い仕事を
発揮できなくて、とてつもなく残念だ。

チキンカレー1
そんな今日のランチは職員食堂チキンカレー
ゆるいルーでこれは欲張ってはいけないとすぐわかる。

チキンカレー2
チキンカレーのこのルーがゆるいからだろうか、
チキンがいつもより大きく切り分けられているのだろうか、
なんとなくチキンがはっきりわかる感じだった。
煮込まれて柔らかく食しやすいチキンや野菜。
ああ、やはりカレーはいいな。

職場でのトラブルもカレーを食している時はすっかり忘れていた。
しかし、以前にこのトラブルと似たような想定はされていて、
それが今回に活きていると思う。
やはりどんなことも準備というのは大切だな。
日本の諺に、備えあれば憂いなしというではないか。

I ate chicken curry for lunch at our worksite restaurant. It was loosen so I should be careful to put it on a plate.www The loosen chicken curry was so good.

カレー修行(十勝)

第1章 御大に思いを馳せて

外観
社会人になり、帯広十勝に住むようになってから知った、カレー修行場の一つSANSARAに、1人で向かっていた仏太は、マスターが喜んでくれればいいなと心を踊らせながら、そのドアを開けた。いつものように、小さな鐘が鳴る。でも、マスターはこちらに気づかない。先客のカレーを作って夢中なのだろう。そのカレーに対する気持ちの強さと集中力の高さは群を抜く。先客の1人はテーブル席で文庫本を読んでいる。その様子からカレーを待っているのだろう。カウンター席にいる人はそろそろ食し終わるところだった。本を読んでいる人は、最近あまり見ない気がする。席につくと直ぐにスマホをいじる人が多いと思われる。だから、珍しく目立つのだが、そのセンスにちょっと引き込まれる気がした。ふと気づくとその人は知り合いだった。静寂を破るのに勇気が必要だったが、久し振りなので声をかけた。が、知人は本に夢中で全く顔を上げなかった。別人か、と弱気になったが、まあ後で気づくだろうとしつこく声をかけることはしなかった。厨房を覗き込むと予想通り、マスターが熱心に調理をしていた。いい匂いがする。こちらは声をかけると直ぐに気づいてくれた。

飲み物1
日差しが強いので喉が乾き、潤いを求めることになる。一通り注文した後に、あ、今日は車じゃないから飲めるんだ、と気づいた。マスターに追加で食前にお願いとオーダーしたのがビールだった。昼からアルコールを摂取するのは、ちょっとした背徳感と大いなる優越感にひたることができる。自分で注いだビールの泡立ちが、背景となった花瓶にささった花と和やかなハーモニーを奏でていた。確かにこれは優雅に小説を読みたくなる。と、不意に隣のテーブルで本を読んでいた知人がこちらに気づいた。挨拶をして近況を簡単に報告しあった。世間話にも花が咲く。明日釣りに行くと嬉しそうな知人は、長く続いた雨の影響や、仕事の忙しさで中々好きな釣りに行けてなかったと教えてくれた。尚更嬉しそうな様子が伝わってきた。

カレー1
注文したカレーが目の前に運ばれてきた時には、知人は彼のカレーを食し終わっていた。そして、食前に読んでいた本を再び手にしていた。その集中力から予想するとそうとう興味深い内容なのだろう。漫画を好み、活字をそれほどは読まないので、尊敬に値する部分だ。活字を読んでいるだけで、内容はわからなくとも教養があるように思ってしまう。

カレー2
しかし、その思いも直ぐにカレーの匂いでかき消された。スリランカラムカレーを単品で頼んだのだが、これはライスなしにした。複雑なスパイスの香りと一緒にラムの匂いも鼻を刺激して、今すぐにでも食したい気持ちにさせてくれた。しかし、写真を撮るという作業があるので、我慢我慢と言い聞かせた。

カレー3
ライスはこちらのプレートにあるので、ラムカレーにはライスをつけずに抜いてもらった。普通にラムカレーだけを頼んだら、基本ライスはついてくる。こちらはスリランカプレートの副菜増量バージョンだ。そのライスをレモンライスにグレードアップしている。レモンライスが好きだとグレードアップということになるのだが、それほどお好みでなければ、マストは白いライスだ。これは好みで構わないと思う。レモンライスの虜になった人は何人もいるのだが、値段もグレードアップするので財布と相談が必要な時は慎重にしなければならない。

カレー5
マスタードの刺激やレモンの酸味が楽しめるし、色々と混ぜることで味の変化を楽しめるので、ついついレモンライスにしてしまう。そして、レモンライスを頼んだり食べるときには必ずと言っていいほど、現在海外へ赴任している御大を思い出すのだ。御大もSANSARAが大好きで良く通っていた。そして、よくレモンライスにチェンジしていた。御大にはとてもお世話になったので、色々とお礼をしなければならないが、帰国まではまだ3年弱と聞いている。長いようで短い期間だが、ラグビーワールドカップも東京オリンピックも終わっているのだなあ、と考えると益々長いのか短いのかわからなくなってしまう。

カレー4
副菜増量は実に嬉しい。ちょっと悔しかったのはライスを大盛りにしなかったこと。注文するものを考えている時に、普段あまりすることのないライス大盛りは、直ぐに発想されないし、思いついても注文の時に忘れてしまっていることが多い。今回も例に漏れず大盛りと注文するのを忘れてしまった。これは後からちょっと後悔した。副菜だけでライスをたっぷり食べることができるからだ。しかし、そこはそれ。レモンライスだけでなく、カレーなどとも混ぜることで、その時だけの味が醸し出されるので、それを楽しむのもまた乙なものだ。更に、後から気づいたのは、ルヌミリス増量ができるのを忘れてしまったこと。分量的には増量しなくてちょうど良かったので良しとしたが、好きなものを欲張りたいという、煩悩だらけの気持ちがついつい前面に出てしまう。

カレー6
青魚のゴラカ煮と説明されているアンブルティヤルはここSANSARAで初めて知った。日本人が一般的にカレーと認識しているものとは違うのだが、スパイスが使われていることを考えると広義にはカレーと言えるのかもしれない。しかし、こういったものを知ると、インドには本来カレーという種類の食べ物がないという話があり、なるほどと思わせられる。魚もカレーと合うのだが、日本では一般的ではない。それはおそらくあのドロドロのルーカレーが考えの基礎にあるからなのではないだろうか。世界はまだまだ広く、カレーの世界もまた然りなのだ。

カレー7
日本ではあまり見ないカレーとして大根のカレーもあげられる。これはスープカレーではないが、ルーが緩く、考えようによってはスープカレーと取れなくもない。南インドやスリランカのカレーはルーが緩いものも結構ある。カレーに限らずスープ状の料理も種類がたくさんある。それもここSANSARAで学んだのだ。感謝に絶えない。魚介類のスープや鍋物などを考えると、スープ状のものと魚介類が合うというのはよくわかるだろう。それに異論を挟む人は、魚介類が嫌いな人くらいではないだろうか。スープと魚介が合うということは、そこにスパイスを投入するだけで、魚介のスープカレーとなる。乱暴な言い方を避けなければ、そう言っても過言ではない。そこから更に発展して、鍋やおでんには大根がよく合う。ってことは、大根もスープに合うということだから、そこにスパイスを投入すると、スープカレーとなり、よく合うという結論が導き出されるのは想像に難くない。理論的なところは省いても、一度試してみると大根カレーがありだと分かる人は相当数に上るだろう。

カレー8
肉のカレーはチキンを選んだ。今回のスリランカプレートは3種のカレーが乗るのだが、肉はチキンとラムからどちらかを選ぶことになる。最初に考えた時に、ラムカレーは食したい、だったのだが、すぐにチキンも欲しくなった。それはまるでジャイアニズムの台頭と言えるかもしれないということが頭によぎるが如くだった。しかし、このプレートではどちらか二者択一なのだ。3種類のカレーのうち2つは既に決まっているし、その2つも外したくないものだったのだ。先程語った大根カレーとこの後語る豆カレーだ。チキンとラムをどうするか。そこで思いついたのが、スリランカラムカレーを別皿でいただくという手段だった。実際にメニューに載っているので、一緒にプレートにすることにこだわらなければどちらも食すことができると気づいたのだ。

カレー9
そして、3種類目は豆のカレーだ。今回はひよこ豆だ。ガルバンゾーとも言われるが、それが英語じゃないと知ったのはここ数年以内のことだ。スペイン語だと知った時に、やはり御大を思い浮かべた。海外赴任が多い御大は、今回は別の国だが、以前はスペインで御活躍だった。その名はリーガ・エスパニョーラのスター選手ではないかと思うほどのものだったと聞いている。スペインと言えば御大を思い出すのも無理はないのだ。御大の好きなレモンライスと混ぜることでまた一つの味を形成し、それが混ざって胃の中へと落ちていく。しみじみと感じ入りながらのスリランカプレートとなっているのだった。

カレー10
モージュという揚げ茄子スパイス和えもまた独特なもので、ここSANSARAでしか味わえないと断言したくなるほどだ。実際に帯広ではSANSARAだけの可能性が高いし、北海道全土を見渡してもそうかもしれない。この広い北海道をしても、だ。希少価値を楽しめる喜び、幸せを噛み締めながら、モージュをいただき、また他のものと混ぜて、その混沌としたところに、世界情勢を見ながら、坩堝状態を楽しむのだ。カレーを楽しみながら、人生を考え、尊敬する人に思いを馳せる。スリランカプレートの醍醐味は、最終的に混ぜ混ぜしてマゼラン海峡というところだろう。そうわけがわからなくなるくらい色々と混ぜ合わせることで、新たな美味しさを発見するのだ。1人で色々なことを考えながら、カレーも考えもカオスな状態を流浪するのだ。

飲み物2
食後にいただいたのは、SANSARAでは初めて頼むものだった。マンゴージュースは甘くて、今年食べたどのマンゴーとも違う味わいだった。何故こんな時に初めての物を頼んだのか?やはり尊敬する御大の影響が大きいだろう。御大が現在出張中の国は台湾だ。台湾は暑いのでマンゴーなどフルーツが豊富だと御大からの連絡で知った。なので、メニューにマンゴー(ジュース)の文字を見た時に、直ぐに尊敬する御大に連想が及ぶのは当たり前中の当たり前だ。

第2章 5周年

外観
カレー修行場の一つSANSARAに、辿り着く前に一軒のスイーツ専門店に立ち寄った。家族連れが賑わい、じわりとにじむ汗を我慢しながら、ソフトクリームを楽しむ姿が散見された。ある人は有名なスイートポテトを買っている。地元にいると、いつでも食べられる安心感からか、積極的にいつも食べることは少ない。それでもたまに食べると美味しいということは経験済み。悩んだ末、結局別のものを買ったのは、ある意味ひねくれ者なのかもしれない。ドアを開けてSANSARAに入ると、マスターは一生懸命にカレーづくりに没頭していた。そして、5周年おめでとうと買ってきたアイスクリームを渡した。

飲み物1
最初にハートランドをいただきながら、自己満足にひたっていた。アイスクリームの詰め合わせはちょうどギフトボックスに6個入る大きさだったのだ。5周年のお祝いだから5個にしたかったのが、6個入るのにわざわざ一つ分空ける気持ちがしれないと自分でも思ってしまったのだ。また、アイスクリームは全部で7種類あり、全種類買おうと思ったら、入れ物を考慮しなければならなかったのだ。最終的に6個入りの箱に6種類一つずつを入れてもらった。まあ、こういうのは気持ちだ、とドライに考えようとするが、気になると中々止められない。5周年ということは6年目に入る(入った)ということだから、理由としてはそういうことにしようと自己満足に言い訳もフィットしていた。ふと我に返り、5周年おめでとうとビールを口にした。

カレー1
5周年を祝うのにちょうどよいプレートとカレーをオーダーした。一緒に写真に収めることで豪華さが増してお祝いムードが嫌でも高まるというものだ。

カレー2
スリランカラムカレーはやはりラム好きとしては外せないのだが、昔から神の生贄として供えられるものなので、やはりお祝いという意味では外せないだろう。

カレー3
スリランカプレートの副菜増量バージョンは増量というのが、いかにもお祝いという雰囲気を醸し出すし、レモンライスにグレードアップしているのも更に派手さを増している。実はそのレモンライスを取り囲むのが3つのカレー+2つで5種類ある。すなわち5周年と同じ数だ。

カレー5
レモンライスは普通に白いライスより彩りなどからお祝いしているなというイメージが強くなる。更に頭に月桂樹を乗せたように副菜が添えられるので尚更お祝い感が前面に出てくる。

カレー4
副菜の色が派手でお祝いを更に彩っている。

カレー6
青魚のゴラカ煮と説明されているアンブルティヤルは周りの5種類の1つだ。他では中々食すことができない逸品の一つだ。

カレー7
大根のカレーも他では中々見ることがなく、十勝帯広ではほぼSANSARAでしか食すことができないと思われる。やはりお祝いの席に、唯一的なものがあるのは喜ばしいものだ。

カレー8
ベジタリアンならば、野菜だけとか、その種類では魚や玉子はOKだったりするが、ベジタリアンではないので、肉のカレーも嬉しいところだ。チキンカレーを選んだ。今回のスリランカプレートは、肉はチキンとラムからどちらかを選ぶ。ラムカレーは別の皿でいただくことにしたので、このプレートにはチキンカレーを選択した。

カレー9
そして、3種類目のカレーは豆だ。ひよこ豆のカレーだ。ガルバンゾーで頑張るぞーという、封印されたような言葉をあえて言うことで、お祝い感をアップし、6年目に突入してもらうのだ。

カレー10
モージュ(揚げ茄子スパイス和え)はもう名前がお祝いという感じがする。十戒を彷彿させるその名前から、まるで海が真っ二つに割れて、そこを歩いて渡ってくるような荘厳なイメージで、これはもう5周年をお祝いする以外に考えられないのだ。それはモーゼでしょ、何言うてんねん、というお笑い芸人的な発言は全く聞こえてこないのは、やはりお祝いの日だからだろう。

飲み物2
マンゴージュースはSANSARAでは初めて頼むものだった。食後にせよ、食前にせよ、いずれにしても初めてだ。初ということはお祝いに華を添える感じがする。また、満足な5周年を略すと満5ということでマンゴーにつながる縁起物だ。更には5周年を過ぎて10周年へ向けてスタートしているということで10スとゴロ合わせられる。そう「満5、10ス」からマンゴージュースだ。何言うてんねん、無理やりこじつけやんかというお笑い芸人的な発言は全く聞こえてこないのは、やはりお祝いの日だからだろう。

<エピローグ=言い訳タイム>
当初構想していたものと様子が違ってきたが、
所詮文才というものはその程度と認識できたことが
今回の収穫ということになるだろう。
いつもと違い、改行せずに「風」でやってみようと試みたが、
普段のスタイル、文体に慣れているため、
かなりの困難を要したが、
そのあたり無理矢理修正するのではなく、
自然体でアップするのもらしいのではないかと。
決して推敲するのが面倒だとか、
疲れて見直したいとか、
そういうことでは断じてありえないのだ。
決して違う。

なんにしても、マスター5周年おめでとう!
これからも健康に気をつけて6周年、7周年・・・と歴史を刻んでいってください!
また美味しいカレーをお願いします!
あざっす!あざっす!あざっす!
(無理矢理、お祝いってことでまとめてしまった・・・笑)

I went to SANSARA which was 5th year anniversary. I ate special meals. There were chicken curry, bean curry and radish curry on it. I ordered lamb curry as another dish. They were all good. It was the 5th anniversary! Congratulations!

SANSARA
帯広市西20条南3丁目
0155-35-5799
https://www.facebook.com/Sansara.obihiro/
11:30-15:00, 17:00-22:00 (土日祝11:30-22:00) (LO30分前)
月曜定休