告白(夜のスープカレー屋さん)

初恋は小学3年生の時。
同じクラスの活発な女の子だった。
ある日異性として意識すると、
それからスカートめくりができなくなった。

当時、人見知りが激しく、
また異性として意識していたので、
全く声をかけることができなかった。

しかし、ある時、放課後に
一緒に遊ぼうって声をかけられた。
社会の良いも悪いも知る今の大人なら、
可愛い女の子に、遊ぼうって声をかけられると、
あんなことやこんなことを想像したり、
何か裏があるんじゃないかと深く考えたりするところだが、
当時は純粋な小学生だった。
素直に喜んで、お呼ばれしたその子のうちに遊びに行った。

その子の家に行くと、
別の男友達(同級生)がいて、
3人で遊ぶこととなった。
子供ながらに、
あれ?なんか違う・・・と思っていた。
二人でラブラブな・・・(おいおい純粋な小学生!笑)
夢に描いていた楽しい時間は
複雑なモヤモヤしたものに変わった。

大丈夫、安心して。
ドロドロした昼ドラのような三角関係だったり、
ちょっと前まで流行っていたボーイズラブとかではないので。笑
(だから、純粋な小学生!笑)

そのうち好きな女の子と男友達が
楽しそうに遊んでいるのを
冷めた目で見る自分に気づいた。
あ、なんか自分の好きな女の子はきっとその男のことが好きなんだ。
そう思い、やるせなくなった子供仏太は
そろそろ帰るね、と勇気を出して言葉を発した。

告白ということをする勇気も当然なく、
学年末が近づいた。
3年生から4年生はクラス替えがないはず。
だから、また同じクラスだと安心していた。
が、きっとアイツのことが好きなんだろうなあ。
ぼんやりと考えつつ、好きな気持ちは止められない
という面倒なジレンマに陥っていた。

小学4年生になる時、予想外の事件が起こった。
児童の数が膨れ上がり、
学校が分かれることになった
仏太は新しい学校へ行く学区へと変わった。
好きな女の子は元々の学校に残る学区だった。
別れたのだ。
あ、この言葉は正しくない。
付き合ってないので「別れた」はおかしい。笑
分かれたのだ。
これが正しい。笑
3年→4年はクラス替えなしという淡い夢は儚く散った。

その子には告白することなく終わった。
新しい小学校に行くと、しっかり別の女の子を好きになり、
色々な経験をしていくのだが、
大人の恋愛をするのはまだまだ何年も後のことだった。

外観
さて、時はかなり経ち、現在の仏太。
後輩の送別会の後、
〆カレーをするために
夜のスープカレー屋さんへ行った。
程よく酔っ払い気分がいい。

チキンときのこ1
チキンときのこにした。
オリジナルスープ辛さ7番
ライス小。

チキンときのこ2
カリカリ皮のチキンがいい。
酔っ払いながらも
やっぱりスープカレーはいいと思いながら、
いいこと、そうでもないことを思い出していた。
去る後輩は頑張っていた。
いや、正確には頑張っている部分もあった。
しかし、あまりにテキトーすぎるところもあった。
私生活は知らないし、そこまで踏み込むつもりはない。
仕事やこちらに関わることは言わせてもらう。
他の同僚も同じようなことを思っていたのか、
送別会の席では、後輩はサンドバッグ状態だった。
でも、みんな彼の将来を考えての助言だった。(はず)笑

チキンときのこ3
野菜もたっぷりでスープが見えにくい。
それはいいことでもあり、そうでもないかもしれない。
去る後輩とは別に、残る後輩もいる。
そう色々と入れ替わりが激しい。
残る後輩が、実は仏太のことを
以前から知っていたと告白してきた。
え?
当然吃驚する。
どうやら、カレー仲間のSNSをフォローしていて、
そこで見たことがあると気づいて、
見直したら仏太がいたというのだ。
うわ、それスゴ!
いいことなのか戸惑ったが、
そうやって告白してくれるってことは
いいことと捉えておこう。笑
(色々な人間関係を経験すると、
素直な喜びと、懐疑心のある警戒が混在してしまう。)

ちなみに、そのカレー仲間
以前、一緒に潮華に行き、
その時乗ったタクシーで、
運転手さんが仏太のことを知っていたということがあった。
初めて会う運転手さんだったが、
仏太のブログを見ていてくれたとのこと。
降りる時にそう告白してくれた。
16年1月10日の日記「カレー集団会(潮華)」参照。)

可愛い女の子からの告白は凄く嬉しいが、
こういう類の告白も嬉しい。
恋愛感情以外にも嬉しい気持ちは当然ある。笑

さて、思春期を迎えた仏太は中学生になると、
数校の小学校の学区が一緒になって
一つの中学校の学区が形成された。
仏太が小学3年生まで通っていたところと、
小学4年生から新しく移ったところの
学区が合わさった形となった。
初恋のあの子もいた。
相変わらず、可愛かった。
が、仏太には別の恋が待っていた。
それはそのうち機会があれば。笑

高校になると(おいおいまだ続くのか?笑)
田舎から札幌に進学した。
すると、初恋のあの子も、なんと同じ高校に入っていた。
うわ、知らなかった。笑

以前に比べると人見知りもそんなになくなり、
男女を意識することなく話ができるようになっていた。
昔話的に、小学生の時好きだったんだよなあ、と
一種の告白をした。
といっても、新たに恋愛をしたいという意味ではない。
単に、思い出話の一貫だ。
すると、吃驚したことに、その女の子は
告白してくれればよかったのに
と言ったのだ。
で、あのエピソードを伝え、
正直に、嫉妬して諦めたことを告白した。
笑って、そんなことあったんだ、と
まあ、6〜7年経って、忘れていたようだった。
というか、仏太の中ではとても衝撃だったが、
その子の中では軽いエピソードだったということだ。
告白していたら、どう変わっていたのだろう?

いい思い出だ。

I went to Yoru no Soupcurry-yasan after a farewell party for an inferior. I ate chicken and mushroom soupcurry. It was good. I remembered my first love when I was an elementary school student. It was a good memory.www

夜のスープカレー屋さん
帯広市西1条南12丁目2-7
0155-67-6673
17:00-28:00
火曜定休