エレベーターの中の哀愁(愛臭?)

元々ギリギリの設定だった。
大丈夫なことが多かったので、
お仲間にその時間集合でOKと伝えてあった。
が、夕方になって、仕事が入った。
外せない、人に任せられない仕事だ。
しかもいつ終わるか見当がつかない。
今日の仲間に連絡を入れた。

幸い、かなりラッキーなことに、
その仕事は17時ちょっと前に終えることができた。
ただ、目論んでいた5時ピタは難しい。
しかし、慌てず迅速に行動することで、
当初の予定に近い時間で進むことができた。

帯広街中のホテルにチェックイン。
部屋で荷物を整理して、仲間に連絡。
ギリギリ間に合うかも。

エレベーターに乗り込んだ。
オジサンばかり、仏太が5人目。
ん?
あ!
カレーの匂い
仏太は食してない。
ってことは残り4人の誰かがさっき食したんだな。
しかも、この匂い、スパイス感はインドカレー系
短い時間だが、カレーを堪能した。
おっさんだらけの個室内は
加齢臭ならぬ、華麗匂。笑

寒くなった帯広の街中を歩きながら、
今日はカレーはないはずだから、
〆カレーをするかどうかだけど、
今は決めつけず臨機応変に行こう。
と、緩く考えていた。
それよりも約束の約束の時間が大切
LINEが入った。
「中に入ってます」
寒いのでどうぞどうぞ。
約束した二人には、仏太が間に合わない可能性を考えて、
先に始めていて、と伝えておいた。

が、なんと間に合った。
ホッとした。
まあ、遅刻しても許してくれるのだが、
やはり間に合うならそれに越したことはない。
そして、やはりお二人共、尊敬すべき人達だから。

外観
食堂O-SAKA-YAはいなり小路のやや国道寄りにある。
O-SAKA-YAは、以前美人さんに誘われたことがあるのだが、
都合が合わなくて、行けてなかった。
美人さんをお断りする仏太が一番イケてないのだが。苦笑
今回は別の美人さんからのお誘い。
ちょうど携帯を構えた時、向こうからちょうどその美人さんがやってきた。
ハル隊長だ。
合流して、一緒に暖簾をくぐる。

中
中には、ビリケンさんと一緒に、
既に山茶花さんが泰然としていた。
折茂武彦に似た大将が明るい笑顔と声で迎えてくださった。
諸説あるが(笑)大将は藤木直人似という人も。
まあ、折茂武彦と藤木直人を足して、もっといい男にしたら大将ってことで。笑
これだけ美男美女に囲まれると、仏太もいい男になるかも。

食べ物1
お通しが豪華過ぎた。
これだけでお腹いっぱいになるのではないかという噂が。笑
胡麻豆腐(本わさび添え)
ポテトサラダ(ぶぶあられトッピング)
鴨ロース(カラシ添え)
小松菜お浸し
丸十レモン漬け
海老のうま煮
トマトの甘酢漬け
ガビーン!
憤死するかと思った。笑
それぞれで日本酒が飲めるくらい美味かった。
7杯も既に飲んだ気分。
実際はビールで乾杯だったけど。

飲み物1
百春という日本酒。
初めて飲む。
ああ、いいねえ、きくねえ。
ビール瓶が向こうに見えているが、
最初の乾杯はそれだった。
その写真を撮り忘れていた。笑

食べ物2
生京麩の田楽:生麩は向かって左から餅・胡麻・粟・蓬
うーむ、流石関西って感じ。
かなり前に山本寛斎の服を来ていたら、
偽物じゃないの?と言われたことがあり、
関西って聞くと、時々思い出す。笑
そのくらい、生麩は素敵だ。<意味不明

飲み物2
六歓
神経痛になるくらい美味い!
日本酒も厳選されていて、
お料理と合うし。

食べ物3
百合根ばくだん揚げ
大将のこだわりは至るところにあるが、
この百合根もそのようだ。
百合根は帯広のお隣幕別町が有名。
十勝に住んでいるので、
つい我が事のように自慢気に言ってしまうが。笑
以前は忠類村だったが、平成の大合併で、
幕別町と一緒になり、新しい幕別町となった。
で、実はその百合根は圧倒的に内地、
特に関西に出ていると聞いたことがある。
地元でも頂けるのだが、もっと広まって欲しい。
しょっちゅう食べるわけではないが、結構好き。
今回もホクホクして優しいお味がまた良かった。
なんとこの百合根どうやら占冠産とのこと。
そう、厳選素材は大将のお料理に合うものなのだ。
ああ、酒が進む。
ヤバい。

食べ物4
胡麻豆腐揚げ出汁
お通しにも胡麻豆腐があった。
食べ方が変わると当然味や食感も変わる。
食感神経痛になるくらい変わる。<意味不明
これも美味い!
唸るほど美味い!
と思っていたら、隣で山茶花さんが唸っていた。笑

飲み物3
廣戸川
当然お酒が進むのだが、
黒板を見た時に、
あ、これ、全部行っちゃうな、
撃沈しないようにしないと、と思っていた。
和らぎ水をしっかりといただく。

食べ物5
するめの天ぷらはする天と略されていた。
するってえと八っつぁんそれは・・・・
ではなく、する天だ。
存在は知っていた。
が、初めて食べる。
うわ、こんな食べ方があるんだ!
素敵。

飲み物4
小左衛門を飲みながら、
まだドザエモンにはなってないなと確認した。笑
和らぎ水おかわり!笑

食べ物6
おでん(玉子、大根、京うすあげ)
やっぱ、決め手は出汁だし!
おでんといえば、玉子と大根は外せない。(大根は別の皿に)
その二大巨塔ぶりは、今回ご一緒した、
二大巨匠くらいなイメージ。
うーん、わかりにくい!笑

食べ物7
大阪といえば、串カツでしょ。
紅生姜、鹿肉、レンコン、種を厳選する。
目はいやしく、全部オーダーしたい気分だったが、
やはりお腹の具合も考えないと。
二度漬け禁止が帯広で楽しめるとは。
口づけはどうなんだろう?
質問はしなかった。<当たり前 笑

食べ物8
〆のかすうどんは具がたっぷりで、
うどん自体が見えにくい。
うどんというとうどん県を思い出すが、
関西自体うどん文化。
ああ、このお出汁も素敵。
全部飲めそう。
だけど、お腹いっぱい。
ってかその前にしっかり3人でシェア。笑
大将と昨日?お誕生日だったバイトさん、
そして、一緒に楽しんでくださった、隣席のイケメン美女にも
感謝感激雨あられで、お礼を伝えた。
コーディネートしてくれたハル隊長
同席してくださった山茶花さんにも感謝。
あざっす!あざっす!あざっす!

おそらく自分一人だと行かなかったと思う。
カレーがないから。笑
そして、なんと11月いっぱいで閉めちゃうとのこと。
マスターは次の夢に向かって突き進むそうだ!
ガンバです!
でも、せっかく美味しいところ、勿体なく残念。

外観
二次会は北こぶしに行った。
暖簾に描かれたのはコブシだよね?

酒
伯楽星を飲む。
メニューに見た時に、ああ、久し振りと思って、
速攻で頼んでいる自分がいた。笑

料理1
水菜サラダはシャキシャキして、
スッキリしていてとても食べやすい。
大将が、我々の状況を推し量って、
適度に用意してくださった。

料理2
ししゃもも高くなったよねえ、
なんて話をしながら、
美味しいものを頂けるのは幸せ。

料理3
カスベのほっぺ
味が染み込んで素敵だった。
お酒をちびりちびりといただきながら、
美味しいものを食べて、
色々な話題に花が咲く。

料理4
あん肝キターーー!
しかも丁寧な盛り付け。
酔っ払っている場合じゃない。
姿勢を正さないと。
さっきもそうだったが、気がついたら、
ハル隊長がグイグイいっていて、流石だと改めて尊敬。
そして、山茶花さんの重厚感にも、
絶対真似のできない素晴らしい領域を垣間見て、
最上級の尊敬をした。
それとともに、お二人とご一緒させていただくことが
奇跡に近い、もの凄く素晴らしいことだと改めて感謝した。
あざっす!あざっす!あざっす!

そう、即ち今日はカレー修行がなかったのだ。
2つのお店の共通項。
カレーがない。<まずそこ?笑
主義主張が一貫していてぶれない。
職人気質な仕事ぶり。
要するに美味しいのだ。
ハズレは一つもなし。
日本酒に合う料理が素晴らしい。
カウンター数席のみ。
カウンター越しに会話をしてくださる。
などなど。

写真撮影はどちらもOK。
ネットへ載せることに関しては、
意見が分かれていたが、ブログに書くのは許可をもらえた。

正直に言うと、普段はブログに書くことを確認しない。
今回はハル隊長が積極的に聞いてくださった。
以前もそうだったので、それが当たり前なのだろう。
仏太はブログを書いていることなどはあまり表明しない。
カレー関係の修行場は知っている人が多いのでなおさら。
が、しかし、本来ならハル隊長のように、
尋ねたり、お断りするのが礼儀だろう。

かつては(今も?)写真撮影ですら賛否両論だった。
今でこそ当たり前になっているが、
携帯(スマホ)の普及が、大きく関わっていると思われる。
以前はデジカメや普通のカメラ(フィルムの)などだったが、
それらを持ち歩く人は少なく、
そのため料理の写真を撮る人は少なかった。

また、修行場(お店)サイドの主張として、
温かいうちに(美味しいうちに)食して欲しいという、
修行者への思いやりもあることを聞いたことがある。
これも実は賛否両論。
どちらもありだと思う。
仏太は猫舌なので、修行場やお店の人達が
推奨する温かさは、難しい時がある。
写真を撮っていると、修行場(お店)サイドが考える、
最適温度は逃すのかもしれないが、
食す(食べる)側としての最適温度というのもあるのだ。

お店によっては、写真撮影禁止にしているところも
数少ないがある。
仏太はそれを知らずに注意されたこともある。笑
それはそのお店のルールに従うべきだが、
言い分としては、これだけ写真撮影が当たり前になっていて、
写真撮影禁止はレアケースなので、
それを明記するのと、できたら理由も掲げて欲しい。
まあ、それを知らなかったり、見ずに、
写真を撮ってしまって、注意されたら、
それは謝って、撮影は止める。

理由によっては釈然・判然としないこともあり、
状況によっては、多くの人から、
不満の声が上がることもあるだろう。
ネット社会の怖いところだ。

どちらが正しいということではなく、
どちらにとっても、できるだけ気持ちがいい状態で、
過ごすことができるのがいいのだろうと思うのだ。
飲食店は本来、飲食を楽しむところ。
その一つとして、写真撮影を楽しむ人が結構いるってこと。
素敵な景色を写真に収めておきたいのと同じように、
美味しいものは記録しておきたいという気持ちがある。
しかし、お店側の言い分もあるので、
それはある程度、お互いの譲歩が必要だろうと思っている。

仏太は過去に仏太は過去に3度嫌な思いをしている。
一つは、スパイ扱いされたこと。笑
2つ目は、写真撮影禁止の貼り紙を指さされたこと。
3つ目は、さんざん他の人も写真を撮っているのに、仏太だけ注意されたこと。
どれも今はネタだが、仏太としては不満もある。
まあ、それは良しとする。
どの店(修行場)も行かなければいいだけの話。

また、噂でも、いくつか聞いたことがある。
それらは仏太が自分で体験したり、確認したわけではないので、割愛。笑
ネットで、かつて、提供された食べ物は、
店のものか、客のものかという議論がされたこともある。
店の主張としては、作ったのだから、となるし、
客としては、金を払うのだから、となる。
権利を主張しだすと止まらない。

写真撮影に関してだけではなく、
SNS、YouTube
個人のブログ、サイト
食べログ、ぐるなびなどの評価サイト
などなど、ネット環境への記載も
本来はお互いに気持ちよくすべきなのだろうと思う。

今回のハル隊長堂々とした発言、交渉など
店主さん達はっきりとした主義主張で、
改めてそんなことを考えさせられた。
あざっす!あざっす!あざっす!

酔っ払って、お腹いっぱいで、とても満足で、
二人と分かれて、一人になり、ホテルに戻った。
エレベーターは一人だった。
カレーの匂いはしなかった。笑

食堂 O-SAKA-YA
帯広市大通南8丁目9-2いなり小路
090-1205-0038
https://www.instagram.com/shokudou_osakaya/
19:00-last(予約ある場合は17:00-)
日曜定休

北こぶし
帯広市東1条南9丁目11栄マーケット チロリン村
080-2568-1449
https://www.instagram.com/kitakobushi_obihiro/
17:30-23:00(LO22:30)
日曜、祝日定休

参考サイト
プレミアムホテルCABIN帯広
でぶっちょハルのレストランガイド(食べログ、ハル隊長)
山茶花六十郎が行く
new open! O-SAKA-YA(「今日の楽しい」「今日の美味しい」)
いなり小路で大阪の味を楽しめます♪(食べログ、ハル隊長)
食堂O-SAKA-YA(オオサカヤ)@帯広/巨匠と共に極上の料理と日本酒を(山茶花六十郎が行く)