にしん(和幸)
かつては、留萌、小樽など日本海側では、にしんがかなり捕れて、
その栄華を表すにしん御殿なるものがあることからも、かなり興隆をほこったことが偲ばれる。
学生の時に実習で訪れた釧路で、初めてにしんそばというものをご馳走になった。
仏太は魚は鮪やハマチが好きで、にしんはあまり好きな方ではなかった。
数の子は大好きで毎年正月を楽しみにしているくらいなんだけど。
あ、念のために、数の子はにしんのこっこだからね。
「それ仕事なん?」
関西弁で話しかけられて、え?と吃驚してしまった。
関西弁に吃驚したわけではない。
確かに十勝では関西人は、札幌ほどは見ない気がする。
(人数じゃなくて割合的に)
夜中に訪れるから、一瞬ラーメン屋かと錯覚するような幟。
しかし、ここは昭和を感じさせる居酒屋だ。
正確には居酒屋ではないのかな。う〜〜ん。(笑)
犬がお出迎えしてくれた。
和幸は「金つぶ・十勝焼」の自称。
しかし、それらは頼まなかった。
ここのマスターが関西人。
壁の貼り紙も、関西を思わせるものがいくつかあった。
車だったので、アルコールは飲めない。
ウーロン茶をお願いしたら、ビールジョッキに入れてくれた。
アルコールっぽい雰囲気を楽しみながら、カレーうどんを注文して待つ。
テーブルが大きいから、席が少ないだけで狭いわけではない。
たぶん、マスターが一人で切り盛り。
マスターは気さく。色々と話しかけてきてくれた。
ジムでバイクこぎながらテレビを見ていたときに、
関西人はすぐ人の話に首を突っ込むという話をしていたが、このマスターも関西人。
なるほど、でも、上手く会話してくれたなあ。
デカにしんカレーうどんを頼んだら、
沢山食せる?と聞かれた。
ダイエット中だから、と伝えると、マスターが気を使って、ハーフにしてくれた。
ハーフでも普通くらいあるよ。ってか大きいよ。
これ、ハーフじゃなかったらどうなるんだろう?(笑)
具は他に海藻、ねぎ、だし巻き玉子など。
だし巻き玉子がふわふわで美味しかった。
学生の時の関西出身の友達が、このだし巻き玉子にこだわりがあった。
以来、だし巻き玉子を見ると必ずそいつのことを思い出す。
たぶん、こういう随所のこだわりが、時間のかかる原因だったのだろう。
仏太的には待つのは問題なかった。
ゆったりする時間があるのはいいことだ。
しかし、貧乏性の仏太はぼーっとすることができない。
思いついたことなどをメモしていたら、「それ仕事なん?」と聞かれたのだった。
たぶん、取材と間違われたのだろう。時々ある。特に十勝に来てから。
取材申し込みしないでやってる人っているのかな?
ミシュランみたいだけど、ミシュランは必ずばれないようにするんだよな。
あ、でも、こちらが第1食行だから、仕事といえば仕事か?(笑)
麺は平麺で柔らかいけど、程々のいい硬さかも。
つゆは、カレーよりもうどん出汁が強く、薄味の関西風。
これ美味しい。山椒がいい感じだ。
ただ、カレーうどんとしてはインパクト弱いかも。一味で辛くした。
カレーも薄いので、出汁の方が印象が強い。
次回はハーフじゃなく、まともに食してみたいと思った。
I went to Wakou to eat deka nishin curry udon at midnight. A master of Wakou is a Kansai-jin. The curry udon was Kansai style. It was good.
和幸
帯広市西1条南8丁目
0155-29-3015
11:00-14:00, 18:30-31:30(土日祝はランチタイムなし)
無休
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