忠類ガッツリツアー後編(郷里ちゅうるい、このみ)
忠類ガッツリツアーの2日目。
(21年2月27日の日記「忠類(とよ雅)」参照。)
十勝内も小旅行というかツアーをするのに良いところだ。
逆に地元の人達はあまり知らないこともあるかもしれない。
地元感覚だと旅行とか観光という気持ちにならないだろうから。
仏太はまだ観光気分たっぷり。笑
2008年に移住してきたので、もう13年目だが、
やはり子供の頃から育ったわけではないので、
すっかり十勝っ子にはなりきれてない。
さて、ホテルarco236で朝目覚めたのは
普段よりも少々遅い6時頃。
ナウマン温泉に入った。
昨日と違う方だった。
男女が入れ替わっている。
露天風呂で外気の寒さと温泉の温かさを堪能した。
スッキリ目が覚めた。
(とはいえ、仏太はあまり寝ぼけないし、朝は強い。)
これでしっかり朝食を食べる準備も整った。
(そこかい!)笑
正直期待してなかった。
雰囲気的に、ないと思いこんでいた。
昨夜の食事の感じもそうだった。
昨夜は予約してあったコースだったのだが、
そうじゃない一般のメニューでカレーはあった。
が、それはランチメニュー、
特に温泉とのコンボメニューかと思っていた。
だから、朝食にもないと思いこんでいたので、
郷里ちゅうるいに入った時も、
頭の中には全くなかった。
席は部屋ごとに決められていて、
案内されたのは恐らく昨夜と同じテーブル席。
昨日のようにイルミネーションが見えるわけではなかった。
まあ、そうだ、朝なのだから。
テーブルには既に御膳が用意されていたが、
郷里ちゅうるいの案内の優しいお兄さんは
「バイキングでございます。手袋を使ってお好きにお取りください。」
みたいなことを言ってくれた。
あれ?テーブルにはお食事が・・・・
あ、そうか、ご飯(ライス)、味噌汁などは取ってくるのか。
「温かいものを今お届けします。」
みたいなことを言ってくれた。
あ、このみたいなことというのは、正確な言葉を覚えてないから。笑
じゃあ、ちょっと取りに行こうかなと思ったら、
ん?ああ!
あるじゃん、カレー!
思いがけぬ修行に心躍った。
まるでNobody Knowsのように。笑
ウキウキした足取りを見せないように、ソロリソロリと列に並んだ。
チョコプラのように。
それ目立つヤーン!
ご飯、味噌汁を取って、まずはテーブルへ。
次にお茶、牛乳を。
さて、本番!
カレーと書かれた札の前の寸胴を開けると
ああ、素晴らしい幸せの香りが漂う。
後ろの老夫婦が、あ、カレーもある、と言っている。
そうそう、あるんだよ!
私の後で取ってね!
と、お玉でカレーをすくいながら、心の中で叫んだ。
顔は恐らくニヤニヤしていた。
カレーは、カレーとだけ表記されていた。
具はすべて溶け込んでいて、確かにカレーだ。
楽しみは後に取っておくタイプなので、
先に他のおかずなどをいただいた。
まさにカレーだ。
具はほぼ溶け込んでいて、スープ代わりとしてもいい。
ご飯おかわりしてしまった。
おかわりは久し振りだな。
カレーは普通に美味しかった。
一番のスパイスは、ないと思っていたカレーがあったということだった。笑
本当はご飯にかけようとおもっていた、
生卵と納豆をカレーに入れた。
なんだか嬉しかったのだ。
そして、気づいたら、バクバク、ガツガツを食していた。
ああ、幸せだ。
ふと気づいて顔をあげると・・・。
あ、じいちゃん、手袋しようよ。
ってか、マスクもしてないしょ。
あらら。
義務ではないけど、入った時に、スタッフさんから
やってね、はあと!
って言われたよね?
正直なんだか緩んでいるなあ、十勝、って結構前から思っていたんだけど。
忘れちゃうことはあるかもしれないけど、
何人か同じような人がいて、
やはりスタッフさんもそこは注意すべき。
だが、人数がおそらくギリギリ。
うーん、難しい時代になったなあ。
たぶん、かなりの率で大丈夫なんだけど、
でも、万が一のことを考えるとねえ。
こんな話が笑い話になる世界が訪れてほしいな。
というか笑い話にもならない、安心の世界がいいよね。
そうなるために、今はそれぞれの努力が必要だと思う。
その後、部屋でPCをいじったり、テレビで仮面ライダーセイバーを見たり。
セイバーはオンタイムで見たのはこれが初めて。笑
今まではずっと録画して見ていた。
チェックアウト後、歩いてナウマン象記念館に行った。
今回の忠類ツアーの目的の一つ。
今まで行ったことがなく、是非行きたいと思っていたのだ。
忠類在住の画家さんの絵画展もやっていた。
経歴を見るとおそらく今の自分くらいの年で描き始めている。
凄いなあ。
ナウマン象のことを結構知った。
迫力ある実物大の模型。
当時の映像。
こういうのって、興味がないと見ないだろうが、
この大人になってから勉強って楽しいと思える。
そして、忠類の歴史的なことも。
なるほどなあという感じ。
でも、こういうのは興味深い。
とても勉強になった。
ランチはこのみという食堂。
昨日、前を何回が行き来した時に、
車が常に停まっているのを見ていたので、
きっと人気なんだろうなと思っていた。
明るい雰囲気で、まだ早い時間だったのに、結構人がいる。
そして、その後も人が入り、混んできた。
早めに入って正解だった。
水と一緒に牛乳大丈夫か聞かれて出してくださった。
昨日のとよ雅でも同じ経験をして、
(21年2月27日の日記「忠類(とよ雅)」参照。)
夕食、朝食の郷里ちゅうるいにもポスターが張ってあった。
JA忠類とよつ葉のコラボ。
素敵な試みだ。(調べると以前もやっていたようで)
そして、このグラスとても素敵。
水だとなんとなく模様かなと思って、のほほんと見過ごしただろう。
牛乳だと、ちょうど白で雪の世界を表現される。
そう、パオくんがスキーを滑っているイラストが描かれている。
まさに牛乳を入れることを想定したグラスだ。
これ面白い!
どろぶたと忠類産ゆり根のスープカレー
忠類産どろぶたのひき肉とゆり根、
定番のチキンレッグや野菜が入った
贅沢なスープカレー
とメニューに説明があった。
素敵な彩りに丁寧な調理がわかる。
箸袋も素敵なイラスト。
なんだか和む。
缶バッチやカレンダーも飾られていたが、
イラストはあの有名なチームヤムヤムだ。
茹でられた人参、玉子、
素揚げされたピーマン、ナス、
その下に隠れるように慎ましいチキンレッグ、
更には水菜もあって、本格的。
香ばしさはスパイスがしっかりしていることを物語る。
最初、チキンがよくわからなくて、
あ、そういえば、どろぶたと忠類産ゆり根のスープカレーだもんね。
と変に納得してしまったが、
メニューの説明にチキンレッグって書かれていたことを思い出し、
あ、あるよ!って思ったのだった。
茹玉子と隣に置かれているのは親子に配慮?笑
で、チキンレッグを食していると忘れがちだが、
実際の主役はどろぶた。
どろぶたとは
幕別町忠類にあるエルパソ豚牧場で、
木の実や天然の土に含まれるミネラルなどの
栄養分を食べて育った健康的な放牧豚です。
メニューに説明書きがあり、
この時初めて、ああ、どろぶたって忠類の牧場なんだ、と思った次第。
そのどろぶたの挽き肉がたっぷり入っていた。
挽き肉はスープカレーに上手く混ざり込むので、すくわないと見つけられない。
隠れ身の術が得意なんだよなあ。
そして、食していて、途中で、あれ?となった。
ゆり根をすっかり忘れていた。
忠類と言えばゆり根、ゆり根と言えば忠類、さゆりと言えば吉永か石川か。
そのくらいゆり根と忠類は切っても離せない間柄。
ホクホクのゆり根が沢山入っていた。
そうそうこれはどろぶたと忠類産ゆり根のスープカレーだもんね。
と、またしてもメニュー名を思い出すこととなった。笑
後半戦、びっくりなサブライズの驚愕が待っていた。
あれ?
もう一つお肉が・・・・
ええええ?!?!
メニューを見直した。
メニュー名、説明からは、チキンレッグとどろぶた挽き肉くらいしかわからない。
もう一つどろぶたが隠れていた!
なんと挽き肉だけでなく、どろぶた自体が隠れ身の術の名手だったか。笑
いやあ、コスパ良いね、これ。
ちなみに、隠れ身の術の名手は、ランチョ・エルパソのサイトで
CONCEPT(ランチョ・エルパソ)として、
説明がなされている。
が、そこには忠類の牧場って書いてない!
地域貢献としては、せっかくなので、忠類って名前を出すのが
良いのじゃないかと思うが、それは言いすぎだろうか?
ランチョ・エルパソはしばらく行っていないなあ。
と思っていたら、尊敬する御仁が修行しに行っていた。
(ランチョ・エルパソ@帯広/カツカレー行脚,再開。(山茶花六十郎が行く)参照。)
そのうちまた行きたいなあ。
その御仁から、素敵なカレー情報が入っていた。
You Tubeで面白い(興味深い)動画があげられていると。
【和楽器】カレーライスを食べてカレーライスを吹く【箏・三味線・尺八】
凄いなあ。
ちょっと笑った。
話がどんどん脱線。笑
満足なランチは、量もしっかりしていた。
隣のテーブルのカップルの食いっぷりが素晴らしく、
女性はデザートをガッツリ頼んでいて、
男性はご飯をおかわりしていた。
メニューにご飯おかわり1杯無料と書かれていて、
多分このみの大将、女将さんもご飯好きなんだろうなと思った。
おかわりで出てきたご飯がまさに山盛りで凄い量だった。
メニューに書かれているコンセプトがそのまま提供されている。
いつでも「ただいま」と、
わが家のように帰ってこれて、
おいしいものがお腹いっぱいに食べられる。
創業五十余年、忠類という小さな町の、
暮らしの中にある食堂です。
あ、ちょうどナウマン象の化石が発掘された頃にオープンしたんだな。
(ナウマン象の化石は1969年)
今回の忠類修行はここまでだったが、
忠類ガッツリツアーはまだ続く。
うらがみミートに行った。
お土産を買うのに狙っていた。
うらがみミートも今までは道の駅で買ったり、
人にプレゼントでもらったりしていた。(ソーセージなど)
が、店舗に入って、自分で選ぶのは初めて。
今回の忠類ツアーは本当に充実している。
お店のおじさんが誰かに似ている。
思い出せない。
なんとなく仕事関係のような気がするが・・・。笑
その後、少しドライブして、昨日通った道を進み、
更に海の方に行き、晩成温泉へ。
散々ナウマン温泉に入っていて、更に温泉。笑
旅の醍醐味なのだ。
流石にこれで忠類ガッツリツアーは終了。
(昨日のパン舎と今日の晩成温泉は忠類ではないが。笑)
満足して、自宅へ帰り着いた。
まだまだ十勝のことを知るためにも
こういう充実のツアーをしていこうと思う。
コロナ禍だからこそできることを。
郷里ちゅうるい
幕別町忠類白銀町384-1ナウマン温泉ホテルアルコ236 1F
01558-8-3236
https://hotel-arco.jp/restaurant/
11:30-14:30, 17:00-20:30 (LO30分前)
無休(年末年始休み)
食堂このみ
幕別町忠類錦町148
01558-8-2026
https://www.instagram.com/shokudou_konomi/
11:00-14:00, 16:00-20:00
月曜定休(祝日営業、翌日休み)
参考サイト
お知らせ 2020.04.02飲もうよ牛乳キャンペーン実施について(4/1~4/14)(忠類だより/HOTEL arco)
仮面ライダーセイバー
ヤムヤム旅新聞(チームヤムヤム)
山茶花六十郎が行く
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